要約 高接ぎ木ピーマン栽培は、地際から約10cmの高い位置で接いだ苗を利用した青枯病防除技術で、慣行接ぎ木よりも高い発病抑制効果がある。また、慣行接ぎ木と収量、品質等も同等であり栽培上の問題はない。 キ...
要約 国内の畑地に発生するネグサレセンチュウとネコブセンチュウ計13種を検出できる技術である。本技術は、土壌から分離した線虫群集からDNAを抽出し、1回のPCRと電気泳動を行うだけで上記有害線虫のうち10種の...
要約 アップカットロータリを活用した播種機で、ロータリの整地板を外した状態で、ロータリ後方へ飛散する土の中に種子を散粒することにより、目的とする播種深度を保ちつつ全面播きを一工程で、畑状態の圃場に麦...
プラウ耕・グレーンドリル播種による稲-麦-大豆の2年3作輪作体系
要約 耕起にスタブルカルチ、播種にグレーンドリルを用いる本体系を仙台平野津波被災圃場で実証した平均収量は、水稲乾田直播533kg/10a、小麦403kg/10a、狭畦密植大豆226kg/10aであり、60kg当たり費用合計は東北...
要約 心材含水率が遺伝的に少ない「材質優良トドマツ品種」5品種を開発しました。これらの品種を生産・普及することで、将来の乾燥等のコスト削減と材の高付加価値化が期待できます。 背景・ねらい トドマツは、...
要約 ブナの種子生産が大きく年変動する現象(結実豊凶)の制限要因は窒素資源であることがわかりました。ツキノワグマなどブナの結実に依存する野生生物の保護管理手法の策定など、幅広い分野で応用が期待されま...
要約 ナラ林を伐採し、丸太を大量に集積しておとりとして、カシノナガキクイムシを誘引する防除法を開発しました。使用した丸太は、使用後チップとして利用して低コスト化につなげ、伐採したナラ林は多様な種から...
木質バイオマス発電事業はもうかるか 事業採算性評価ツールの開発
要約 固定価格買取制度(FIT)の下で、発電規模や燃料の種類を変更した場合に、木質バイオマス発電事業の経済性がどのように変化するかをシミュレートし、事業採算性を簡単に評価できるツールを開発しました。 背...
要約 木材共同販売組織の設立や強化が進む欧州の実態調査を通じて、小規模な所有者の森林から生産される木材を大規模な製材工場等へ安定的、効率的に販売する仕組みを築く際に重要となる3 つの鍵を明らかにしまし...
どのように伐れば収益が上がるのか-シミュレーションで探る最適な施業-
要約 人工林から得られる収益は、成長量(材価)や保育・伐採・搬出費によって決まります。開発したシステムではこの収益計算だけではなく、現在の人工林から将来高い収益を得るための施業方法を探索することがで...
要約 マット工法のマット長さを主として下流河床落差から決まる想定最大洗掘深、攪乱時水中安息角での斜面長以上にすれば、下流河床の低下が堰直下に及ぶのを抑止できる。 キーワード 取水堰、護床工、下流河床低...
サツマイモ品種「べにはるか」の容器苗移植栽培における収量向上といもの小型化
要約 容器苗移植栽培法をサツマイモ品種「べにはるか」に適用すると、親いも肥大は抑制され、挿苗栽培に比べて子いも収量が向上する。面積当たり子いも個数は挿苗栽培と比べて大幅に増加し、50g~200g の子いもの...
要約 保水性の高いパルプ培地を利用してかん水の低頻度化を図ることにより、人工光源を設置した多段棚での簡易な方式で、赤色系かいわれ大根、ダッタンソバスプラウト等を1週間程度で生産できる。 キーワード パ...
要約 本装置は、農業用パイプラインの支線施設の管内圧力変動を緩和させて、塩ビ管の疲労破壊による破裂事故を予防するための附帯施設である。本装置は、最大圧力上昇値を26%低減し、水撃圧発生から10秒~12後の...
色素用の高アントシアニンカンショ新品種候補系統「九州180号」
要約 カンショ系統「九州180号」は「アヤムラサキ」よりアントシアニン色素の含量および安定性が高く、いもの外観や線虫抵抗性に優れており、色素原料用として利用できる。 キーワード サツマイモ、アントシアニ...
周年親子放牧により子牛生産コストを半減する繁殖経営の生産管理と経営対応
要約 労働時間の7割低減と生産コスト半減を実現する肉用牛繁殖経営の要点は、放牧用地の団地化と定置方式による周年親子放牧、1日2回の集畜と個体管理、高い牧養力を維持する草地管理、コントラクターとの連携に...
搾乳ロボットと飼料生産等の外部化による酪農収益性向上の可能性と条件
要約 ロボット等による搾乳および飼養管理の省力化と飼料生産等の外部化等により、夫婦1世代で経産牛約120頭の飼養と収益性の高い酪農が可能となる。ただし、高泌乳牛飼養となるため収益確保にはICT等を活用した...
要約 餌となる害虫などの種特異的なDNA塩基配列(ミトコンドリアDNAなど)を利用したプライマーを作成し、PCR法を行うことにより捕食性天敵の圃場での捕食歴を調査することができる。捕食性天敵の評価や新しい天敵...
日本短角種2シーズン放牧における肥育中期の目標日増体量は0.6kg以上である
要約 日本短角種の肥育中期の日増体量は、2シーズン放牧の場合、0.6kg/日以上を目標とすることが望ましく、牧草が不足する時期には補助飼料の給与が必要である。また、2シーズン放牧牛の枝肉重量は小さくなるもの...
半連続培養によるリグノセルロース糖化酵素の長期安定生産システム
要約 新たなリグノセルロース糖化酵素生産システムでは、可溶性糖液原料の流加様式及び培養液量を適切に管理しつつ酵素生産糸状菌の半連続培養を行うことにより、組成を制御した糖化酵素の高効率・長期安定生産を...