機動的禁漁区設定による底びき網漁業管理システム(e-MPA)の開発
要約 機動的禁漁区設定による底びき網漁業のe-MPAを開発し、漁業情報等を活用したシミュレーションを実施した。e-MPAの運用による水揚げへの影響は少なく...
いもち病に強く耐倒伏性に優れる多収良食味水稲新品種候補系統「奥羽424号」
要約 「奥羽424号」は、寒冷地中部では"やや早"熟期に属する粳種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"かなり強"である。耐倒伏性は強く、多収で、良食味である。 キーワード イネ、多収、い...
要約 シカの牧草食害防止に適した電気柵の種別、設置・管理労力を実地検証した。耐久性と経済性において高張力鋼線柵が優れ、高さは140cm以上を確保することで飛び越えを防止し、45cm高の張出し線で接触させ柵の...
要約 発生予察によって推計される病虫害の発生頻度と品種の違い等によって生じる被害強度の強さをマトリックスに組んだリスクマップ上で、被害額と防除コストについての費用便益分析を行うことで、費用対効果に基...
ブラインシュリンプ卵は天敵タイリクヒメハナカメムシの代替餌として利用できる
要約 捕食性天敵タイリクヒメハナカメムシの飼育・生産は、通常高価なスジコナマダラメイガ卵が用いられるためコストがかかる。安価な代替餌ブラインシュ...
要約 黒色防鳥糸を利用した飛来防止技術の開発を行った。熱センサー式カメラを用いてテグス区と黒色防鳥糸区、及び未設置区と黒色防鳥糸区における魚食性...
要約 研究所は、豊前海において漁獲が低迷しているアサリの資源回復を図るため、「かぐや装置」を考案し、稚貝の効率的な育成手法を検討した。当初、干潟...
放牧方式等を反映した肉用牛繁殖経営の評価モデル構築と経営成果の比較
要約 肉用牛繁殖経営の評価モデルを構築し、放牧方式別の経営成果を比較すると、妊娠牛の季節移動放牧による子牛生産のコスト低減効果は、周年舎飼の10%程...
キャッサバパルプはC. butyricumの1,3-プロパンジオール生産能を高める
要約 嫌気性細菌Clostridium butyricumを用いたグリセロールからの1,3-プロパンジオール(1,3-PD)生産において、培養時にキャッサバパルプを少量添加すると...
高糖分WCS用稲を微細断し高密度輸送・サイロ調製する収穫体系
要約 高糖分WCS用稲「たちすずか」などを長稈対応微細断収穫機(ワゴンタイプ)で収穫し、ダンプトラックで飼料基地や牧場まで高密度輸送し、バンカーサイロなどで調製する体系により、片道輸送時間20分~30分の近...
閉鎖循環型飼育システムを導入したカサゴ種苗生産における燃料コストの削減
要約 カサゴ種苗生産において、閉鎖循環型飼育システムを量産規模で導入し、生産コストや成長・生残率等について、従来の掛け流し式飼育と比較・検討を行った。その結果、成長・生残率については、有意な差が見ら...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
要約 ダイズ黒根腐病発生圃場において、播種時期を標準より2~3週間程度遅らせることで黒根腐病の発病を3割程度抑制でき、収量については同等かもしくは若干増加する。 キーワード ダイズ、黒根腐病、晩播 背景・...
要約 飼料用米破砕機とベルトコンベア等を組み合わせた調製作業体系により、二名体制で籾米サイレージを連続的に調製できる。破砕能率が現物重で0.7t/hの破砕機利用の場合、54 t以上処理することで調製コストは平...
要約 貯蔵により樹液の糖濃度が上昇するオイルパーム伐採木を簡便に特定するため、伐採幹の切断面にヨウ素溶液を噴霧する。噴霧した箇所の色の瞬時の変化で貯蔵により糖濃度が上昇するパーム幹を迅速に識別するこ...
要約 インドシナ一帯に広く分布するアメリカミズアブHermetia illucensは、高栄養な養魚餌料として有望なことから、周年採卵が可能な成虫飼育および採卵法を明らかにした。これにより効率的な幼虫生産が可能とな...
生分解性マルチの分解速度が畑によって違う理由には土壌微生物とそれらが生産する酵素が関わっている
要約 生分解性プラスチック(生プラ)製の農業用マルチフィルム(生プラマルチ)の分解が早い畑の土では、生プラ分解能を持つ微生物の分離率が高く、こうした土では、エステル分解酵素(エステラーゼ)の活性が高い...
放棄畑でのササやクズの繁茂状態は長期間続き、隣接畑へと侵入・拡大していく
要約 関東平野においてアズマネザサとクズが優占する耕作放棄畑では樹木の定着が進まず、少なくとも数十年間は繁茂状態が持続します。これらは隣接する畑に侵入・拡大することで、営農の妨げになるため、耕作放棄...
要約 支柱を用いてテグスを圃場上面1mの高さに1m間隔で平行に張り、側面は25cm間隔で4段のテグスで囲むことで、カラスの侵入を効果的に抑えられる。短時間で簡易に設置と撤去ができ、作付ごとに圃場を移す畑作物...
畜産農家とサトウキビ栽培農家の連携による地域バイオマスの利活用推進
要約 豚尿のメタン発酵処理や農業集落排水汚泥の堆肥化プロセスを地域バイオマスフローに導入し地域資源利用を促進することで、養豚農家では3.2~4.0千円/頭/年の排せつ物処理経費の軽減、サトウキビ農家では7.9...