要約 熱水注入による土壌消毒は、土壌中のFusarium 属菌数を減少させ、ホウレンソウ萎凋病に対して高い防除効果が認められ、その効果は3作まで持続する。熱水注入処理後のホウレンソウの生育・収量は良好で、生...
要約 早生多収で、製粉適性に優れ、めんの食感は粘弾性に優れた低アミロース小麦「あやひかり」を準奨励品種に採用し、普及を図る。 背景・ねらい 本県では担い手不足、生産者の高齢化、麦価の低迷等により、麦類...
要約 沖縄県の、みかん、かんきつ類に発生している、カンキツグリーニング病を短時間で大量に検定するための、PCR大量検定システムを確立した。沖縄県農業試験場・病虫部・病理研究室 背景・ねらい 沖縄県内に発...
高度精製マシン油乳剤によるハウスミカンのミカンハダニの効率的防除法
要約 中期加温型ハウス栽培の温州ミカンにおいて高度精製マシン油乳剤の200倍を加温開始約1カ月前に散布し、さらに200倍または400倍を幼果期に散布することで、ミカンハダニを効率的に防除できる。長崎県果樹試験...
マメハモグリバエの土着寄生蜂Neochrysocharisokazakiiの大量増殖法
要約 マメハモグリバエの土着寄生蜂の一種であるNeochrysocharis okazakiiの発育零点は雄摂氏11.5度、雌摂氏11.3度、有効積算温度は雄157.2日度、雌169.2日度である。この結果を基に、既に確立しているマメハモグ...
要約 シロモンヤガ顆粒病ウイルスは、複数のヤガ科幼虫において核多角体病ウイルスの感染力を増強する作用を示す。感染力増強物質は、顆粒病ウイルスゲノム上の遺伝子にコードされる898アミノ酸からなるタンパク...
マメハモグリバエ天敵(ハモグリミドリヒメコバチ)の大量増殖システム
要約 マメハモグリバエの土着天敵の寄生蜂のなかで最も優占度が高く、増殖効率の高いハモグリミドリヒメコバチの大量増殖システムを確立した。沖縄県農業試験場病虫部害虫研究室 背景・ねらい マメハモグリバエは...
要約 パインアップルの更新時に古株砕断・敷草後、定植部分だけの耕起により、赤土流出が農家慣行の2%に軽減される。沖縄県農業試験場・化学部・土壌保全研究室 背景・ねらい パインアップルは初期生育が遅いため...
要約 インゲン初生葉を寄主植物として用いたマメハモグリバエの大量増殖体系確立した。本体系下で安定的に20,000頭/日の生産が見込まれ、1頭当たりの生産コストは0.26円である。 背景・ねらい 世界的な施設害虫で...
要約 施設建設費が安価で大規模化が可能なフェンロー型温室を温室メロン栽培用に改善(東西棟、散光ガラス、隔離床の平面配置等)し、自動かん水等の各種省力機器を組み合わせることで、従来の約1/2労働時間で、...
要約 麦あと湛直水稲栽培でのイチモンジセセリ(イネツトムシ)第2世代幼虫の発生量は同時期の移植水稲に比較して多く、6月上旬(大麦あと)より6月下旬(小麦あと)では更に多い。実測孵化日は、湛直栽培などの...
急傾斜かんきつ園におけるレインガンを用いた防除及び灌水技術 愛媛果試
要約 トラックにレインガンを搭載すると、2m幅の園内道を効率的に利用でき、急傾斜地園の防除の省力化や品種区画毎の灌水が可能である。愛媛県立果樹試験場南予分場 背景・ねらい 傾斜16度以上の急傾斜かんきつ...
要約 これまで、ネギコガは休眠性が無いと考えられており北日本での加害生態については不明であったが、ネギコガは休眠性を有し、岩手県においては成虫態で越冬している可能性が高いことが明らかとなった。 背景...
要約 ネギコガは休眠性を有し、岩手県では成虫態で越冬している可能性が高いことが明らかとなった。そのため既知の発育零点、有効積算温度による発生予察から適期防除が可能となり、ネギについては年間3~4回の農...
有機質資材と高設ベンチを利用したトマトの短期密植養液栽培システム
要約 ヤシ殻繊維またはもみ殻くん炭を培地とし、高設ベンチを利用するトマトの主枝3段、側枝1段摘心仕立ての短期密植栽培(462株/a)で1作当たり700~800kg/aの良果収量が得られる。 背景・ねらい トマトの管理作業...
要約 トリプシンインヒビター遺伝子をイネ(日本晴)に導入し、害虫ニカメイガに対する成長抑制効果を有するイネを作出した。 背景・ねらい 近年、作物が本来持っていない殺虫性、耐病虫性遺伝子を組換えた遺伝子...
要約 うめの黒星病防除にスプリンクラーを用いた場合、薬剤散布量を10a当たり600㍑とすることで、慣行の手散布と同様の防除効果が得られ、高い能率で防除作業が可能となる。 背景・ねらい うめの高品質安定生...
要約 頭部前面及び胸腹部の色彩斑紋等により、イチモンジセセリの幼虫齢期を判別できる。 背景・ねらい 現在の稲作生産では、病害虫防除を高精度な発生予察法に基づき的確に実施することが低コスト稲作の重要な要...
黄色蛍光灯によるカーネーションのタバコガ・ヨトウムシ類の被害軽減
要約 黄色蛍光灯をカーネーション施設内に設置、点灯し、1ルクス以上の明るさを確保することでタバコガ・ヨトウムシ類の被害を大幅に軽減する。 背景・ねらい タバコガ・ヨトウムシ類は多種の作物に寄生し、夏...
要約 ミズナ,ミブナ等の雨よけ栽培において、0.6㎜目合いのネットでトンネル被覆を行うことにより、アブラナ科野菜の害虫であるキスジノミハムシ成虫の侵入が阻止され、被害を顕著に軽減できる。 背景・ねらい ...