好気環境でも使用できる初めてのリアルタイムBODバイオセンサー
要約 発電細菌を用いた新規センサーは、BOD(水の汚れを表す指標)をリアルタイムで検出できる。電極上にバイオフィルムを形成させることで曝気槽の様な好気...
放牧方式等を反映した肉用牛繁殖経営の評価モデル構築と経営成果の比較
要約 肉用牛繁殖経営の評価モデルを構築し、放牧方式別の経営成果を比較すると、妊娠牛の季節移動放牧による子牛生産のコスト低減効果は、周年舎飼の10%程...
要約 シカの牧草食害防止に適した電気柵の種別、設置・管理労力を実地検証した。耐久性と経済性において高張力鋼線柵が優れ、高さは140cm以上を確保することで飛び越えを防止し、45cm高の張出し線で接触させ柵の...
いもち病に強く耐倒伏性に優れる多収良食味水稲新品種候補系統「奥羽424号」
要約 「奥羽424号」は、寒冷地中部では"やや早"熟期に属する粳種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"かなり強"である。耐倒伏性は強く、多収で、良食味である。 キーワード イネ、多収、い...
要約 減塩味噌や出汁入り味噌の保存性向上と高品質化の目的で、連続通電加熱により、味噌中の耐熱性芽胞および味噌に含まれる酸性フォスファターゼを連続的に失活させることが可能である。 キーワード 連続通電加...
要約 遠隔・自動制御が可能な給水バルブと落水口、通信基地局、サーバーソフトによって構成される圃場水管理システムは水稲作時の水管理状況のモニタリングやそれに応じた制御が可能となり、水管理労力を大幅に解...
要約 多雪地域において、コンテナ苗を利用した伐採から地拵え、植栽までの一貫作業、各々の作業の省力化等により、地拵えから下刈りまでの初期育林コストを 50%程度削減できることを実証しました。 背景・ねらい...
中小規模木質バイオマス発電施設に対する燃料供給と熱電併給事業の採算性
要約 2,000kW 未満の木質バイオマス発電施設に対する燃料の安定供給のため、岩手県奥州市を対象に、地域の森林資源量の生産ポテンシャルと熱電併給事業の可能性を明らかにしました。 背景・ねらい 木質バイオマス...
要約 水田農業の将来の担い手である80~100ha規模の経営が業務用多収品種と水稲乾田直播を組み合わせた大規模水田輪作を導入すると、60kg当たり米生産費は15ha以上層の平均に比べ1~4割低くなり、小麦-大豆2毛作...
遠隔観測による浮遊物質、全リン、放射性Cs濃度のモニタリング技術
要約 閉鎖性水域の水環境動態の把握や、原子力被災地における水中の放射性物質動態の調査で有用な水質水文遠隔観測技術である。浮遊物質および全リン、懸濁態放射性セシウム濃度の遠隔監視に活用でき、任意時間に...
補修履歴データに基づく農業用揚排水機場のメンテナンスコスト予測手法
要約 農業用揚排水機場の機能保全計画を作成する際に、先に供用された機場の補修履歴の特性を用いてメンテナンスコストを簡易に予測する手法である。この手法により、機場の部位毎に対策費用を積み上げる作業に要...
周年親子放牧により子牛生産コストを半減する繁殖経営の生産管理と経営対応
要約 労働時間の7割低減と生産コスト半減を実現する肉用牛繁殖経営の要点は、放牧用地の団地化と定置方式による周年親子放牧、1日2回の集畜と個体管理、高い牧養力を維持する草地管理、コントラクターとの連携に...
木質バイオマス発電事業はもうかるか 事業採算性評価ツールの開発
要約 固定価格買取制度(FIT)の下で、発電規模や燃料の種類を変更した場合に、木質バイオマス発電事業の経済性がどのように変化するかをシミュレートし、事業採算性を簡単に評価できるツールを開発しました。 背...
搾乳ロボットと飼料生産等の外部化による酪農収益性向上の可能性と条件
要約 ロボット等による搾乳および飼養管理の省力化と飼料生産等の外部化等により、夫婦1世代で経産牛約120頭の飼養と収益性の高い酪農が可能となる。ただし、高泌乳牛飼養となるため収益確保にはICT等を活用した...
PCRのためのイネいもち病菌DNAの簡易調整法(Paper-Disc法)
要約 乾燥菌体培養ろ紙片を用い、PCRに利用可能な簡便なイネいもち病菌のDNA調整法を開発した。本法に使用する試薬はTEバッファーのみであり、DNA調整液は、本菌ゲノムにコードされる約1.5kbまでの断片が増幅可能...
農業的な林業にチャレンジ -バイオマス資源作物としてのヤナギの短伐期栽培-
要約 地理情報システムを利用して、エネルギー資源作物としてのヤナギ栽培適地を判定しました。また、広域に植栽するためには農業用マルチを用いた防草が有効であることがわかりました。これらから資源作物として...
要約 木材の約3割を占める未利用成分であるリグニンから炭素繊維等の高付加価値製品の原料を製造するために、画期的な低コストのリグニン改質方法を開発しました。 背景・ねらい 私たちは、燃料以外に有効利用さ...
要約 大径木から得られるスギ平角材を木造建築物の梁(はり)等に利用するため、効率的な乾燥技術を開発しました。それは、天日で木材を乾かす天然乾燥法と乾燥装置で乾かす人工乾燥法を組み合わせた省エネ乾燥シ...
傾斜放牧草地における省力化と省資源化を可能とする新たな施肥法
要約 傾斜放牧草地では牛の排ふん尿による養分還元が地形面毎で異なり、養分偏在が生じる。被覆尿素を用いて年1回、地形面毎に播き分けを行う施肥法は、年2回の全面施肥と比較して、同等の放牧実績と施肥コストの...
無人で任意時間の採水を可能とする濁度・水質水文遠隔監視システム
要約 水質水文データを監視しながら任意時間における採水が可能な遠隔監視による濁度・水質水文観測システムである。立入制限区域や遠隔地における水質水文調査や、低コストでの農業水利施設の管理等への活用が期...