非破壊選果機選別ミカン(品質保証果実)に対する消費者の食味評価
要約 品質保証がない果実の食味評価は「うまい」が約24%、「普通」が約65%であるのに対し、非破壊選果機選別ミカン(品質保証果実)では、「うまい」との評価が約67%と高い。また、自家用消費には外観より食味重...
要約 「かごしま早生」は極早生温州「徳森早生」の珠心胚実生である。樹勢は強く、樹姿はやや開張する。果形はやや腰高のへん球形で、果肉色は濃い。減酸が早く、糖度が高い。食味良好である。収穫適期は9月中旬...
要約 早生温州では樹別あるいは園地別に隔年交互結実栽培を実施することにより、収量が安定し、果実品質が向上するとともに主要管理の作業時間が短くなり省力化が図られる。佐賀県果樹試験場・常緑果樹研究室 背...
要約 高糖系ウンシュウミカンの交互結実栽培において、生産樹への夏肥増施は果実品質と収量を向上させる。遊休樹への夏肥増施と秋肥早期施用は、収量安定に有効である。 背景・ねらい 高糖系ウンシュウミカンの...
「黄金柑」より大きく、果皮の滑らかな、さわやか味のかんきつ新品種「湘南ゴールド」
要約 「湘南ゴールド」は「黄金柑」に「今村温州」を交配し、育成したもので、4月に成熟する晩生かんきつである。果実は「黄金柑」より大きく、果皮が滑らかで薄い。「黄金柑」と同様の香りを有し、さわやかでフ...
早熟で食味が良く食べやすいミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」
要約 ミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」は、「E- 647」に「宮川早生」を交雑して育成したミカンである。オレンジ様の風味があり良食味である。皮むきがし易く、じょうのう膜が薄く、種子が少なく食べやす...
要約 カンキツの選果場で稼働中の非破壊型選果機は、糖度の測定精度は高いが酸度については若干の問題がある。産地活性化のため、非破壊型選果機の特性を十分把握し、ばらつきの少ない果実販売と適正な栽培指導が...
要約 「岩崎早生」は粗摘果時期及び仕上げ摘果時期に,「原口早生」と「橋川温州」は仕上げ摘果時期に最も労力を必要とする。「久能温州」と中晩生カンキツ(「スイートスプリング」,「宮内伊予柑」,「吉田ポンカ...
温州ミカンのシートマルチ栽培によるチャノキイロアザミウマの効率的防除法
要約 温州ミカンを6月~11月まで光反射シートによりマルチ栽培すると、チャノキイロアザミウマの被害が軽減できる。なお、激発地帯ではマルチ処理と温州ミカンへの飛来源のイヌマキ防除を組み合わせると効果が高...
ウンシュウミカンの新栽培システムによる高品質果実生産と省力化
要約 ヒリュウ中間台、主幹形、畝立てマルチ栽培(無底)、マルチ開閉器、シェードタイベック、自在型スプリンクラー、防草シートの技術を総合的に組み合わせたウンシュウミカンの新栽培システムは、高品質果実生産...
水田転換園における大津4号成木の半樹別交互結実による高品質果実連年生産技術
要約 水田転換園における大津4号成木の連年生産には、樹冠を2分割して毎年交互に結実させる半樹別交互結実が有効である。この方法にシートマルチ被覆を組合わせることにより、高品質化と連年結果性は更に高まる...
要約 早生温州みかんでは樹別あるいは園地別に隔年交互結実栽培を実施することにより、園全体の収量が安定する。また、裏年においては大玉果や果形不良果が減少し、商品性が高まるとともに、果実品質が向上する。...
非破壊選果データによる温州ミカンのシートマルチ栽培果実の糖度向上効果の判定
要約 温州ミカンの糖度や品質の非破壊選果データと品種や栽培、園地等のデータのリンクとファイル化によって、シートマルチ栽培は露地栽培に比べ、果実の平均糖度が高く、高糖度、高品質の割合も高く、販売単価が...
島しょ部温州みかん産地におけるスピード・スプレーヤ(SS)導入の経済的効果
要約 島しょ部温州みかん産地におけるSS導入の経済的効果を、線形計画モデルにより試算し、慣行体系に比べ限界規模拡大(+21%)と10a当たり農業経営費低減(-18%)の効果、及び農業所得減少(-33%)となること...
要約 ハウスミカン栽培体系において、5月にせん定を行い、母枝を十分に硬化させ、被覆予定前の75~90日間主要根群域温度を15℃に冷却制御することにより安定した着花を得ることが出来る。これにより上野早生では10...
要約 増糖には夏季のエチクロゼートとエテホンの散布、通気性多孔質シートの樹冠下被覆が、減酸には夏秋季のリン酸散布及び反射シートの樹冠下被覆が効果的である。愛媛県立果樹試験場・栽培育種室 背景・ねらい ...
加温ハウス栽培されたカンキツ「不知火」における酸含量の減少の要因
要約 加温ハウス栽培「不知火」において、酸含量の減少が遅い園はハウス栽培の温州ミカンに高接ぎされた園で、有効土層は比較的浅く、細根重は小さく、ビニル被覆期間中のかん水量が少ない。鹿児島県果樹試験場・...
要約 ウンシュウミカンの収穫果実の園内での運搬には小型運搬車を、貨物自動車への積み降ろしにはパワーハンドを用いることにより、心拍数の増加割合からみた作業負担は20%程度軽減され、運搬作業が軽労働化され...
要約 夏秋季のエチクロゼート3回散布、冬季のジベレリン生合成阻害剤2回散布は、ともにウンシュウミカン及びポンカンの花芽形成を促進し、翌春の着花数を増加する。エチクロゼートとジベレリン生合成阻害剤の重...
要約 水田転換園における高畝栽培には防根シートによる根域制限が必要であり、品種としては樹勢の強いものが好ましい。樹形は双幹並列仕立てが、着果方法は半樹別結実が有効である。 背景・ねらい 水田転換園に...