要約 露地普通栽培に適した赤肉の大玉スイカ「あきた夏丸」を育成した。「あきた夏丸」の果肉は鮮明な濃赤色で空洞やうるみが発生しにくく、カット販売にも適している。また糖度が高く、肉質が硬めでシャリ感が強...
ニガウリのハウス半促成及びトンネル早熟栽培における養分吸収特性と吸収量
要約 ニガウリの養分吸収は、カリウムとカルシウムが多く、特にカリウム吸収量は窒素の約1.5~2倍である。また、窒素、リン酸、カリウム吸収量は、ハウス半促成栽培(収量880kg/a)では、それぞれ3.2、0.5、4.7kg...
要約 ヒリュウ台温州ミカン「大津四号」の1年生苗を、保水性の高い粒状培土により育苗すると、新梢が長くなって樹高も高くなり、早期に樹冠拡大が図れる。また、苗植え付け後に黒ポリフィルムでマルチ処理し、春...
南西諸島における無着果樹カンキツ「南香」、「天草」の台木別地上部、地下部の発生周期
要約 無着果樹「南香」、「天草」は、ヒリュウ、カラタチ、シイクワシャーの各台木とも新梢は春・夏を中心に年間3回程度発生し、12月上旬に停止する。根は春から発生するが、秋に多く発生し、冬期でも発根は続い...
要約 石灰質肥料の施用はボタンの根の発達と生長を促進し、良質苗の生産に効果がある。黒ボク土における好適値は概ねpHが6~7、交換性カルシウム含有量が3~4g kg -1 である。 背景・ねらい 島根県の八束町は...
モモの台木品種「オキナワ」を用いた休眠覚醒のための低温遭遇時間短縮
要約 台木に「オキナワ」を用いた「日川白鳳」及び「あかつき」は、摂氏7.2度以下の低温遭遇時間が600時間で共台より開花までの日数が早く開花率も高く、早期加温栽培が可能である。長崎県果樹試験場・落葉果樹科...
高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリの半促成栽培
要約 高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリの半促成栽培では、‘シャープ1’を使用し、育苗時摘心2本仕立て法で栽培することで、土耕に比べて増収し、初期の整枝や収穫等の軽作業化が図られる。 背...
要約 高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリの抑制栽培では、‘なおよし’を使用し、育苗期には山崎キュウリ処方準拠の0.4単位、本圃では1.0単位の培養液を用いて摘心仕立てで栽培することで、土耕に...
要約 「ありあけ」タンゴールへのカンキツ類を用いた中間台利用(二重接ぎ)は幼木時からの果実品質を向上させる。 背景・ねらい
「ありあけ」タンゴールは年内に出荷が可能なネーブルオレンジ様のみかんと...
背景・ねらい ウリ科野菜用の接ぎ木装置としては、台木及び穂木の供給と接ぎ木苗の育苗トレイ等への植え付けを人力で行う半自動の装置が既に市販化されているが、農業従事者の減少及び高齢化が深刻な地域において...
要約 M9ナガノを台木とした2年生苗木を用いる「ショートサイクル栽培技術」は、従来の方法より園地育成期間を一年間短縮でき、園地育成価を低減できる技術である。 背景・ねらい 本県では中間台方式のふじの普及...
要約 水気耕栽培は、ブドウの施設栽培における根圏管理を容易に行うことができる。土壌改良、施肥及びかん水等の管理を省力化できるとともに、土壌病害も回避できる省力栽培技術である。 背景・ねらい 島根ブド...
要約 メロンえそ斑点病の防除に有効なメロン台木はPerlita、PMR-5、ニューメロンである。接ぎ木作業性、つる割病抵抗性を考慮すれば、Perlitaが実用的である。 背景・ねらい メロンは園芸品目の中でも基幹品目と...
要約 カンキツ新品種「陽香」は,「清見」に「中野3号ポンカン」を交雑して育成したミカンである。糖度が比較的高く,ポンカンに似た芳香の強い食味良好な大果・無核品種である。適熟期が1~2月であることから...
要約 完熟出荷向き生食用トマト‘桃あかり’は高糖度,甘酸適度で食味が優れ,多収であり,萎ちょう病(レースJ1)と半身萎ちょう病に抵抗性を有する実用品種である. 背景・ねらい 現在,生食用トマトの夏秋...
ブルームレス台木利用キュウリの促成栽培における地中加温と整枝法が収量に及ぼす効果
要約 12月定植の促成栽培ブルームレス台キュウリは地中加温を行うことにより,良果収量が約20%増加する。また,地中加温をしたうえで,第6~9節の側枝を利用した主枝2本,主枝3本仕立てをすると主枝1本仕立てより...