要約 日本の代表的自然林を形成するブナへの気候温暖化の悪影響を軽減するための対策(適応策)を、温暖化に伴って変化する生育可能な地域(潜在生育域)と自然保護区の位置関係に基づき提案します。 背景・ねら...
要約 2013~2014年の福島県のイノシシ出現頻度は、避難指示と関係がない。しかし、出現時間帯には避難指示区域において人間活動の低下による変化が認められることから、被害リスクは徐々に増加している。 キーワ...
水銀灯を光源とする予察灯や気象データを用いたミナミアオカメムシ発生量の推定
要約 最寒月の平均気温と水銀灯を光源とする予察灯への7月までのミナミアオカメムシ誘殺数との間には高い相関が認められる。このことから、最寒月の平均気温を指標とすることにより、同一地域において翌夏に発生...
搾乳ロボットと飼料生産等の外部化による酪農収益性向上の可能性と条件
要約 ロボット等による搾乳および飼養管理の省力化と飼料生産等の外部化等により、夫婦1世代で経産牛約120頭の飼養と収益性の高い酪農が可能となる。ただし、高泌乳牛飼養となるため収益確保にはICT等を活用した...
水路の水に含まれているDNAから対象魚類の生息の有無を推定する方法
要約 個体採捕の代わりに水路の水に含まれているDNAを抽出し、希少種等の対象魚類のDNAを検出することにより、生息の有無を推定する方法である。生物調査や形態分類の知識・技能がなくても利用することができる。...
要約 帰還困難区域に立地し、集水域が林地で構成されるため池の、モニタリングによる放射性セシウム濃度の変動傾向である。強雨時を除いて流出水の放射性セシウム濃度は0.1~5.5Bq/kgであり夏季に高く、また、水...
遠隔観測による浮遊物質、全リン、放射性Cs濃度のモニタリング技術
要約 閉鎖性水域の水環境動態の把握や、原子力被災地における水中の放射性物質動態の調査で有用な水質水文遠隔観測技術である。浮遊物質および全リン、懸濁態放射性セシウム濃度の遠隔監視に活用でき、任意時間に...
広島湾海水における多環芳香族炭化水素類の濃度変動モデルの構築
要約 有害化学物質の予測環境中濃度の算出方法の高度化を図る一歩として、広島湾の海水から検出された多環芳香族炭化水素類の濃度変動を解析した、主たる変動要因は水温と浮遊物質で、水温は低いほど、浮遊物質濃...
要約 距離方向に高分解能という特徴を持つ広帯域魚探機を使用すれば、従来難しかった海底付近の魚類の体長測定の精度向上が期待できる。そこで、水産工学研究所の調査船たか丸(61トン)を用いて、広帯域音響デー...
要約 大量発生したアサリ稚貝を漁獲につなげる効果的な対策を実施するために、アサリ漁場として好適な場を予測するモデルを開発した。モデルを作成によって、様々な対策に応じてアサリ漁場環境を変えることで、そ...
太平洋クロマグロ0歳魚加入量の広域的なリアルタイムモニタリング体制の構築と加入量速報の公表
要約 クロマグロ0歳魚の加入豊度の早期把握を目的として、6県61隻の曳き縄モニタリング船から漁況情報をリアルタイムに収集するシステムを構築した。曳き縄モニタリング船の調査から取得した加入量指標を、加入か...
長崎県北部沿岸海域におけるKarenia mikimotoi 赤潮の早期検出
要約 長崎県総合水産試験場では、平成27年度に長崎県北部沿岸海域において、直読式多項目水質計による鉛直観測とPAM蛍光光度計による光合成活性測定の組み合わせ調査を行い、Karenia mikimotoi<...
要約 東京電力福島第一原子力発電所事故以降における放射性セシウムの広域拡散状況を把握した。表層海水においては黒潮続流より北側の海域において東方へ速やかに拡散したのに対し、亜表層では亜熱帯モード水に取...
鹿児島県海域におけるブリ類漁獲量の魚種組成とカンパチ類の資源動向
要約 鹿児島県におけるブリ類漁獲量の魚種組成はブリ69.6%、ヒラマサ3.7%、カンパチ類26.7%であった。また、低緯度の海域ほどカンパチ類の割合が高かった。カンパチ類資源量指標値及び稚魚来遊量指数は、周辺...
要約 A-lineモニタリング定線上でメソ動物プランクトンの群集構造の季節変動を種レベルで調べた。種組成をクラスター分析した結果、親潮と混合域群集に区分することが出来た。親潮では大型のカラヌス目のカイアシ...
要約 ヒラメの放射性セシウム濃度は、事故前生まれ群は事故後生まれ群よりも値が高く、個体差が大きかった。このことは、事故前生まれ群の一部が事故直後に漏出した放射性セシウム高濃度水により汚染されたためで...
北海道東部太平洋海域へ来遊したスルメイカの体サイズと発生時期の経年変化
要約 スルメイカの資源変動機構解明に資するため、道東太平洋海域に来遊するイカの体サイズと発生時期の長期的なモニタリング結果をとりまとめた。体サイズの変化は来遊資源量の長期的な変化と同期しており、その...
那珂川水系内への特定外来生物カワヒバリガイの新たな侵入を確認
要約 水利施設への障害や在来生態系への影響が懸念される特定外来生物カワヒバリガイが、那珂川水系に侵入していることを明らかにしました。現時点ではまだ侵入の初期段階と考えられますが、このまま放置すれば水...
要約 殺虫剤ピメトロジンに対する感受性は、微量局所施用法による次世代幼虫数抑制効果を指標として検定できる。この検定法によってイネウンカ類の半数効果薬量(ED50値)が算出可能になり、イネウンカ類の本殺虫剤...
流通未認可の遺伝子組換え作物を幅広く検出するリアルタイムPCRアレイ法
要約 開発したリアルタイムPCRアレイ法は、使用や流通が認められていない組換え農産物を幅広く検出することができる。さらに、必要に応じて標的配列の追加や削除が自由にできるため、検査法の更新が容易であり、...