わが国周辺の家畜のアルボウイルスの蔓延状況を八重山諸島で把握できる
要約 家畜のアルボウイルスは、毎年、夏期に海外から侵入し、異常産や熱性疾患の流行を起こす。わが国の南西端に位置する八重山諸島において、牛での抗体...
要約 ネオニコチノイド系殺虫剤に抵抗性を発達させたワタアブラムシには、その作用点であるニコチン性アセチルコリン受容体の遺伝子に点突然変異がある。...
要約 発生予察によって推計される病虫害の発生頻度と品種の違い等によって生じる被害強度の強さをマトリックスに組んだリスクマップ上で、被害額と防除コストについての費用便益分析を行うことで、費用対効果に基...
LAMP法を用いた「赤潮原因プランクトン検出キット」の開発と提供
要約 LAMP法を用いて有害赤潮原因プランクトンであるKarenia mikimotoiおよびChattonella属を高感度、かつ簡単、正確、迅速に検出するための「赤潮原因プランクトン検出キット」を(株)...
自然環境調和機能を有する寒冷地沿岸施設の維持・管理手法に関する研究
要約 港湾・漁港の自然調和型構造物における藻場創出機能の低下に対する対策を目的に、原因、対策の検討を行うとともに、実証試験を実施した。対象施設は...
デジカメ、ビデオカメラ、ネットワークカメラを用いた干潟域の観察モニタリング
要約 干潟域における二枚貝捕食生物の種類や来遊頻度およびウナギ等重要水産対象種の生息状況を把握するため、市販デジカメ、ウェアラブルカメラ、ネット...
要約 橘湾における有害シャットネラ赤潮出現動態を解明するために、長崎県と協力して調査・研究を行った。 現場調査から橘湾中央部に出現する赤潮は塩分が...
要約 愛知県河口域のノリ漁場でしばしば発生するバリカン症の原因を明らかにするため、西尾漁場及び野間漁場でバリカン症発生モニタリングを行った。その...
オホーツク海沿岸域での流氷後退時期が植物プランクトンブルームに及ぼす影響
要約 流氷期の北海道オホーツク海沿岸域の海洋環境の特徴と流氷後退時期の年変動の関係を明らかにするため、紋別周辺沿岸域の海洋環境モニタリングデータ...
2014年夏季北海道日本海沿岸における暖水性有害赤潮生物2種の初記録
要約 平日毎日の生鮮海水試料のモニタリングによって、近年西日本を中心に甚大な漁業被害をおよぼしている暖水性有害赤潮生物シャットネラ・マリナ(既報...
中小規模施設向けで汎用性が高いUECS規格の環境計測・制御システム
要約 UECS規格を用いた複合環境制御するための汎用性が高い計測・制御システムは、開発した製作マニュアルによって安価に自作が可能であり、中小規模の生産施設でも活用可能である。 キーワード 複合環境制御、IC...
要約 栽培管理や労務管理のために施設園芸で生産したトマトなどの収量、収穫作業時間を、収穫しながら自動で効率的に記録するシステムである。開発システ...
ストロビルリン系殺菌剤(QoI剤)耐性イネいもち病菌の対策マニュアル
要約 効果の高い耐性菌対策として、QoI 剤箱処理剤の使用面積割合および連用年数を10~30%および3~5年以内に制限、採種圃場の防除徹底などでの保菌率の低減化を推奨する。具体的な数値目標と対策のフローを提示...
要約 遠隔・自動制御が可能な給水バルブと落水口、通信基地局、サーバーソフトによって構成される圃場水管理システムは水稲作時の水管理状況のモニタリングやそれに応じた制御が可能となり、水管理労力を大幅に解...
太平洋クロマグロ0歳魚加入量の広域的なリアルタイムモニタリング体制の構築と加入量速報の公表
要約 クロマグロ0歳魚の加入豊度の早期把握を目的として、6県61隻の曳き縄モニタリング船から漁況情報をリアルタイムに収集するシステムを構築した。曳き縄モニタリング船の調査から取得した加入量指標を、加入か...
長崎県北部沿岸海域におけるKarenia mikimotoi 赤潮の早期検出
要約 長崎県総合水産試験場では、平成27年度に長崎県北部沿岸海域において、直読式多項目水質計による鉛直観測とPAM蛍光光度計による光合成活性測定の組み合わせ調査を行い、Karenia mikimotoi<...
要約 大量発生したアサリ稚貝を漁獲につなげる効果的な対策を実施するために、アサリ漁場として好適な場を予測するモデルを開発した。モデルを作成によって、様々な対策に応じてアサリ漁場環境を変えることで、そ...
要約 距離方向に高分解能という特徴を持つ広帯域魚探機を使用すれば、従来難しかった海底付近の魚類の体長測定の精度向上が期待できる。そこで、水産工学研究所の調査船たか丸(61トン)を用いて、広帯域音響デー...
広島湾海水における多環芳香族炭化水素類の濃度変動モデルの構築
要約 有害化学物質の予測環境中濃度の算出方法の高度化を図る一歩として、広島湾の海水から検出された多環芳香族炭化水素類の濃度変動を解析した、主たる変動要因は水温と浮遊物質で、水温は低いほど、浮遊物質濃...
果樹害虫チャバネアオカメムシの増殖地からの離脱と飛来を予察する簡易手法
要約 果樹害虫チャバネアオカメムシの増殖地であるヒノキ植林地などに、合成集合フェロモンと粘着シートから作るトラップを設置し、誘引・捕獲される幼虫数をモニタリングすると、本種新成虫の果樹園への飛来時期...