要約 デジタルカメラ画像を用いて作物群落の形態的特徴(葉面積指数・地上部乾物重)の季節変化を把握できる植生指数を考案し、デジタルカメラを活用した作物生育モニタリング手法を開発しました。 背景・ねらい ...
土壌群別の作物生産、肥培管理と作土中の可給態養分量をまとめたデータベース
要約 土壌の種類別に作付された作目とその肥培管理実態に加え、土壌中の可給態の肥料成分の量を実態調査から求め、データベースにとりまとめました。このデータベースは土壌情報の一つとして環境影響評価のための...
要約 マツモトコナカイガラムシのフェロモンは、他のコナカイガラムシ類のフェロモン(モノテルペン)とは全く異なるヘミテルペン系化合物であることを明らかにしました。この物質は簡単に合成できるため、本種の...
温暖化研究のために、農耕地を代表するアメダス気象観測点として「農耕地モニタリング地点」を選定
要約 農耕地率や都市化率などを指標として観測点周辺の土地利用を考慮することにより、全国のアメダス観測点の中から、例えば農耕地率が25~50%以上で周辺都市化率が5~15%のように、それら指標が各県の平均に...
要約
要約 若狭湾西部の水深40~100mに定点を設け、アカアマダイ浮遊期仔稚魚の出現・分布状況について調査した。その結果、浮遊期仔稚魚は8~11月に出現し、盛期は10月であった。採集個体の約8割は全長5mm未満であっ...
太平洋クロマグロ0歳魚加入豊度の早期把握を目的としたモニタリング手法の開発
要約 太平洋クロマグロ0歳魚の加入豊度の早期把握手法の開発のため、高知県において、曳き縄漁船による調査を実施した。曳き縄標本船から、0歳魚の漁況情報をリアルタイムに収集するシステムを構築した。このシス...
要約 光学技術を駆使し、鞭毛藻類の日周鉛直移動を自動観測するシステムを開発した。本システム用いて、有害赤潮藻シャットネラ(Chattonella antiqua)が微弱な青色光を感知してリズムを制御しているこ...
牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝子型に基づくデータベースの構築
要約 Multiple-locus variable-number tandem-repeat analysis (MLVA)およびパルスフィールドゲル電気泳動 (PFGE)プロファイルに基づくデータベースを用いることにより、流行型のモニタリングや新型菌の検出が可...
要約 伊豆諸島海域でのたもすくい網によるマサバ漁場は黒潮内側域に限定されると考えられてきたが、2010年漁期の中盤、黒潮本流域に入った三本を含む三宅島周辺海域でマサバ親魚が集群し、漁場が形成され続けた。...
要約 九州南方では水温前線が約20日の周期で繰り返し北上することが知られている。本研究では、漁場形成や卵・仔稚魚輸送過程に密接に関わるこの現象に伴う周辺海域の水温・流速場変動を三次元的・時間発展的に記...
要約 本県沿岸域における水温の長期的な変動と藻場の消長について検討した結果、秋から冬の水温上昇が長期的な水温の上昇に寄与していると考えられた。また、磯焼けは、黒潮大蛇行期のほか秋冬季の水温が高い時期...
要約 自動観測ブイを用いた沿岸漁場環境モニタリングによる温暖化影響評価手法の検討を行った。その結果、水温データおよび気象データを複合的に解析すること、沿岸水産生物の産卵期、成熟期の変動・変遷を調査、...
有明海・八代海赤潮情報システムの開発およびデータ公表について
要約 有明海・八代海におけるシャトネラ等赤潮の分布調査の結果を一元的に管理・公表することを目的に、関係機関と連携して取り組みを開始した。その特徴は調査した結果を直接入力することで、有害プランクトンの...
要約 水中でのイネの葉の光合成活性状況をクロロフィル蛍光から把握する技術を開発し、冠水耐性を示すイネの選抜の簡便化を可能にする。 キーワード イネ、冠水、クロロフィル蛍光、光合成、耐性評価 背景・ねら...
48年間の茶害虫データが示す明確な世代分割 ―長期害虫データを使って生態学上の命題に挑む―
要約 48年間のチャノコカクモンハマキ誘蛾灯捕殺データを統計解析し、季節性を示す年周期と世代の分割を示す世代周期を検出しました。世代周期が現れる主な要因として、幼虫期の競争と成虫の老化による短い生殖期...
全国土壌温度図の作成と公開 ‐詳細な土壌温度図が「土壌情報閲覧システム」で閲覧できます‐
要約 年平均土壌温度を高精度で地図化する手法を開発し、全国土壌温度図(解像度1km)を作成しました。土壌温度図は農環研が公開している「土壌情報閲覧システム」上で閲覧することができ、住所や緯度経度での検...
要約 [ポイント] 農耕地土壌とそこに栽培される作物の放射能汚染に関する日本における唯一の情報として長期モニタリングデータを公開。福島第一原発事故の際の土壌や作物汚染の対照データとして活用されました...
メタゲノム解析を利用したプランクトン新規モニタリング技術の開発
要約 海水中に出現する動植物プランクトン種の網羅的な把握と生物多様性の詳細な比較を目的として、ユニバーサルプライマーによるPCR増幅と次世代シーケンサーを用いたプランクトンメタゲノム解析の新技術の開発...
要約 亜熱帯沿岸域において水環境と低次生産生物の特性を明らかにするため調査を行った。その結果、栄養塩類やクロロフィルaは低濃度で季節的な変動もみられないが、主要な動物プランクトンであるカイア...