要約 「べにまさり」は、土壌診断により圃場を選定し、窒素施肥量0.1kg/a、カリ施肥量1~2kg/a、畝間90cm、株間25cm、5月中旬~6月中旬挿苗、4節植えを組合せて栽培することにより、丸品、曲がりやくびれ等の...
雪中貯蔵キャベツの結球内部黒変症状対策と雪中貯蔵による品質保持
要約 黒変症状発生履歴がある圃場での「冬駒」栽培では土壌pH矯正と硫酸カルシウム施肥が、著しい発生履歴がある圃場では「大学寒玉」の導入が有効である。雪中貯蔵により、収穫時の外観・内部品質ともに長期間維持...
品質分析データを活用した秋まき小麦子実タンパク含有率の変動解析と分布図
要約 秋まき小麦の集荷時検査における複数年の子実タンパク含有率データを圃場図GISと結合する等の解析手法により年次変動と空間変動の実態が明らかとなり、地域レベルでの品質変動対策に活用できる。 キーワード...
要約 有機質肥料の側条施肥では、化学肥料(速効性)に比べ水稲への施肥効率が向上する。有機質肥料の側条施肥技術による化学肥料5割削減栽培のコシヒカリにおいて、慣行栽培と同等の精玄米収量・品質を確保でき...
要約 極早生水稲品種「南国そだち」を育成し、奨励品種として採用した。「南国そだち」は「とさぴか」、「ナツヒカリ」の中間熟期で、「とさぴか」より耐冷性が優れ多収で、アミロース含有率が低く良食味である。...
要約 極早生温州「かごしま早生」の産地の葉中窒素の平均は約3%で基準値(2.7~3.2%)以上が全体の19%でみられ、やや高い傾向にある。 キーワード かごしま早生、葉中窒素含量 背景・ねらい 「かごしま早生」は9...
要約 良食味米生産困難な南空知地域における水田土地利用確立のための営農再編方向 は、集落における栽培技術向上に向けた作物別部会の組織化と作業の効率化・低コスト化 を進める作業受委託体制整備、さらに生産...
要約 高温年における背白粒の発生程度は施肥条件によって異なり、多肥栽培で背白粒の発生が少なくなる。特に穂肥の窒素施肥量を増加すると背白粒の発生を抑え品質を向上させることができる。 キーワード イネ、背...
要約 富栄養化している霞ヶ浦の湖沼水を積極的に水田の潅漑用水として用いる無肥料での有用作物(イネ)栽培は,湖沼からの窒素の回収,その作物への変換及び水質浄化への貢献を目指す新たな発想でのシステムであ...
近赤外透過式葉身窒素計による良食味米生産のための穂肥施用判定
要約 コシヒカリとヒノヒカリについて、米の食味と関連の高い玄米タンパク質含有率は幼穂形成期の葉身窒素濃度及び穂肥量との関係があり、幼穂形成期の近赤外透過式葉身窒素計の葉身窒素推定値から玄米タンパク質...
要約 収量、品質面からみた砂質浅耕土地帯におけるコシヒカリ条播栽培での適正着粒数は27,000~27,500粒/㎡である。また、この適正着粒数を得るための幼穂形成期における草丈×茎数×葉色値は140,000程度である。 ...
「はえぬき」の登熟中期の葉色による産米の食味(玄米タンパク質含有率)別仕分け法
要約 出穂後15~20日頃の止葉の葉色を測定することによって、収穫時の産米を玄米タンパク質含有率で仕分けすることが可能であった。 背景・ねらい 庄内地域では共乾施設利用面積の占める割合が約6割に達しようと...
要約 食味・白度の高位安定化のためには、白米蛋白含有率の低下、登熟温度の確保、整粒歩合の向上が必要である。そのためには、初期生育・根活性・乾物生産能力の向上が重要で、具体的技術としては、(1)防風、(2)...
要約 光ファイバーを装備した分光放射計を使用し、穂ばらみ期から穂揃い期の水稲群落の直上60㎝以上で計測した相対反射スペクトルの微分データから、水稲窒素含量および乾物重が推定でき、籾数及び玄米窒素濃度を...
要約 コシヒカリの出穂30~35日前に4~6kgN/10a量の被覆尿素肥料(LP70)を1回追肥することで、慣行の2回追肥法とほぼ同等の玄米収量・品質を得られ、より省力的に栽培ができる。食味は向上する傾向がある。 背景・...
良食味安定生産のための水稲品種「めんこいな」の目標生育量と幼穂形成期の生育・栄養診断値の策定
要約 水稲品種「めんこいな」の良食味安定生産のために、10a当たり収量660㎏を想定した幼穂形成期の目標生育量である生育診断値(3.9x104)、栄養診断値(1.5x106)を策定した。診断に基づく追肥により、良食味...
パソコンを用いた水田土壌養分状態の診断および地図表示システム
要約 パソコンを使って、水田土壌の理化学性測定値から養分状態を診断し、土づくり対策処方箋を作成するシステムである。土壌養分状態、施肥量および収量・品質項目の分布を地図表示でき、地域の総合的な土づくり...
米でんぷんの構造を制御する遺伝子座とアルカリ崩壊性遺伝子座の連鎖
要約 主にジャポニカ品種とインディカ品種間にみられる米でんぷんのアミロペクチン構造の違いは、一つの主働遺伝子によって制御されている。その染色体上の位置は、米でんぷんの糊化特性に関わるとされるアルカリ...
要約 播種溝条施方式の水稲不耕起直播栽培では、「コシヒカリ」はLP70、LP100及びLPS80を3:2:5、また、「あいちのかおり」・「葵の風」はLP140とLPSS100を4:6に配合した被覆尿素肥料を用いることにより、移植栽培...
要約 水稲品種「つがるロマン」の生育と倒伏程度の関係から、草丈×茎数×葉色値(cm・本 /m2・SPAD‐502)を栄養診断の指標とすると、幼穂形成期で1.5× 106~2.1×106、減数分裂期で1.3×106~1.9× 106の指標値が倒伏程...