要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
ヨーロッパからベトナムへ越境性伝播した豚インフルエンザウイルス
要約 2016年12月にベトナム南部で発見された豚インフルエンザウイルス(IAV-S)は、ヨーロッパで流行している鳥型H1N2亜型IAV-Sに由来する。国際的な豚の移動に伴って移動するウイルスは、新しい遺伝型のウイルスの...
初期成長期のブタの骨格筋における塩基性アミノ酸トランスポーターの発現量
要約 初期成長期のブタの骨格筋では、塩基性アミノ酸トランスポーター1(CAT-1)の発現量は1日齢から26日齢に減少し、CAT-2の発現量は成長に伴って増加する。またCAT-1の発現量は筋肉部位によって差がないが、CAT-2...
動く遺伝子ISApl1が関与する血清型別不能な豚胸膜肺炎菌変異体の分離
要約 血清型別不能の豚胸膜肺炎菌は、元々血清型15であったが動く遺伝子ISApl1の関与によって莢膜合成遺伝子が変異した株である。 キーワード 豚胸膜肺炎菌、型別不能、血清型15、変異、ISApl1 背景・ね...
ベトナムにおける豚インフルエンザウイルスの越境性伝播と種間伝播
要約 ベトナムの豚インフルエンザウイルスの出現には、海外からの豚の輸入に伴うウイルスの侵入や農場内でのヒトから豚への感染が繰り返し起こっているこ...
要約 小規模酒造業者は輸出拡大を目的に、新規顧客開拓がのぞめるワイン販売会社等の販社と取引する。ただ、それらの販社は清酒の理解度が低く、業者には販社の理解醸成を図る現地営業活動が負担になるため、これ...
要約 豚レンサ球菌全35血清型の莢膜多糖合成関連遺伝子群(cps gene cluster)の構造は多様であり、31血清型については、血清型特異的なcps遺伝子が認められる。 キーワード 豚レンサ球菌、...
コスト・環境負荷低減のための青果物のバルクコンテナ物流技術の開発
要約 新規バルクコンテナを青果物物流に導入した場合、段ボール箱による物流と比較して、包材コストを3割以上、物流に関わるCO2発生量を3~4割削減可能である。ダイコン、キャベツ、タマネギなどでは...
要約 濃厚洗米排水の遠心濃縮飼料化は排水処理して放流する場合と比較して、温室効果ガス排出量およびエネルギー消費量を低減する。また加熱濃縮飼料化は排水処理して放流する場合と比較して、温室効果ガス排出量...
カンショ残さ添加低リジン飼料を用いた筋肉内脂肪含量が高い豚肉生産
要約 カンショ残さを添加し、リジン要求量に対しリジンが不足する低リジン飼料を肥育の前後期(体重30~120kg)給与すると、ロース芯中における筋肉内脂肪含量と背脂肪内層中のオレイン酸含量が多い豚肉を生産でき...
牛伝染性鼻気管炎の現行ワクチン株と野外株を識別できるPCR法
要約 PCR法によって牛伝染性鼻気管炎を疑う事例でしばしば分離されるウイルスがワクチン株であるか野生株であるかが迅速に鑑別でき、本病の診断と防疫対応に応用できる。 キーワード 牛伝染性鼻気管炎、PCR 背...
カンショ残さ添加低リジン飼料を用いた筋肉内脂肪含量の高い豚肉生産
要約 リジン要求量に対しリジンが不足する低リジン飼料を肥育の前後期(体重30~120kg)給与すると、ロース芯中における筋肉内脂肪含量が、リジン適量の飼料を給与した場合に比較して多い豚肉を生産できる。カン...
要約 食品残さのリキッド飼料化は残さを焼却廃棄する場合と比較して、温室効果ガス排出量およびエネルギー消費量を大きく低減する。また、リキッド飼料化・乾燥飼料化ともに、焼却廃棄と比較して水の消費量を大き...
要約 肥育期(30~110kg)の飼料に、乾燥パン屑と乾燥豆腐粕を各10%づつ代替して給与することで、発育、肉質・脂質及び食味に影響なく、飼料費の低減が図れる。 キーワード 低コスト、リサイクル、食品製造副産...
要約 代理母(受胚豚)の子宮頚管を経由してブタ胚を子宮角内へ移植するためのカテーテルを考案した。このカテーテルを用いて体外生産胚または体内発育胚を受胚豚に移植すると産子を得ることができる。 キーワ...
要約 ステンレス製の小さな金網に、豚受精卵および凍結媒液を付着させて直接液体窒素中に浸漬してガラス化する方法(MMV法)を開発した。この方法は、従来法と比較して、特別な器具を要さず、かつ、簡単に受精...
要約 米飯、パンなどデンプンの多い食品残さを主体として発酵リキッド飼料を調製する際、α-アミラーゼを添加しておくことで加熱処理時のデンプンの糊化を防ぎ、パイプラインによる輸送、給餌が可能な粘性の低い発...
要約 豚ぷんペレット堆肥と化学肥料を組合せた施肥によるトウモロコシ栽培は、化学肥料のみの栽培と同等の収量と養分総量が得られる。また、豚ぷんペレット堆肥栽培の生育期間中の土壌中硝酸態窒素濃度は、浅い層...
要約 モデナ保存液にBHT0.05mMを添加し、精液温度を38時間で5℃に温度降下することにより、精子活力+++70%を10日間保持できる。農家実証試験では、家庭用冷蔵庫(5℃)で8日間保存した低温保存精液の受胎率は91.7...
LCA手法による休耕地を活用した濃厚飼料供給システムの環境評価
要約 ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用い、国内畜産業への濃厚飼料供給システムを変更した場合の環境影響を評価した。米国産とうもろこしの一部を休耕地に作付けした大麦に代替えすれば、CO2換算量7.8...