要約 下関の「フグ食」を支える熟練の目利き技術を科学的に裏付け、安全性と品質をアピールしてフグ食を普及・拡大するため、水産大学校を中心とした「下関のフグ共同研究機関」がプロジェクト研究を行った。その...
要約 食品のDNA品種識別に関するISO規格に基づく試験室内妥当性試験により、安定性と再現性が確認された茶のDNA品種識別技術である。15種類のSSRマーカーを用いたDNA品種識別技術は「せいめい」を含む主要な茶44...
茶園の窒素利用効率の向上と緑茶の消費スタイルの変化による窒素環境負荷の減少
要約 日本で消費される緑茶の仮想窒素係数(VNF)は、1991年の54.5から2016年には30.8に減少した。この窒素環境負荷の減少は主に、茶園での生産時の窒素利用効率の向上と、ドリンク茶、抹茶・粉末茶の消費量の増加...
要約 日本産抹茶の輸出戦略を構築するためには日本産抹茶の香りの特徴を明らかにする必要がある。におい嗅ぎガスクロマトグラフィーとGC-MSで香りを解析したところ、日本産抹茶を特徴付ける香気寄与成分は2-acety...
イチゴの船舶・航空複合一貫輸送(Sea&Air輸送)は低コストで鮮度も保持できる
要約 福岡から沖縄までを海上輸送、沖縄からアジア諸国までを航空輸送とする船舶・航空複合一貫輸送(Sea&Air輸送)により、九州産イチゴを、高い品質を保ったまま低コストかつ迅速に輸出することができる。 キ...
要約 需要が多い薬用作物のうち「トウキ」、「ミシマサイコ」、「カンゾウ」、「オタネニンジン」および「シャクヤク」の5作目について、作業の省力化、低コスト化と安定生産に資するためのマニュアルである。導...
要約 高周波パルス加熱(HFP)により、果実や野菜のペーストを連続、迅速、均一に加熱殺菌する技術である。農産物素材の色や風味を保持したペーストを長期間保存可能とし、フードロスの低減、食材としての付加価値...
要約 定量的につけた傷により、イチゴの長期貯蔵性を評価する。イチゴの傷つきやすさや、軽度な傷による品質劣化加速程度を評価することで、長期輸送、貯蔵に適した品種の選抜が可能である。 キーワード イチゴ、...
造形樹輸出の障害となるオオハリセンチュウを判別するPCRプライマー
要約 6種オオハリセンチュウに対応したプライマーセットを用いることで、造形樹から分離された線虫がオオハリセンチュウか否かを1回のPCRで判別することができる。種特異的に設計した6つのプライマーペアを用いた...
要約 サトウキビ白葉病対策として健全種茎を増殖するための圃場管理技術と生産物の配布法に関する説明、LAMP法による病原体の検出手順、生長点培養法による無病苗生産手順から構成される、健全種茎生産を行う者向...
飼料用米を活用した鶏肉の低コスト生産および鶏卵の高付加価値化
要約 養鶏における飼料用米の利用により、肉用鶏の低コスト生産が可能となり、特色ある鶏卵を生産することで高付加価値化が可能となる。生産される鶏卵に対する消費者の購入意識も高く、販売価格の増加による生産...
要約 ブリ養殖の生産管理情報を入力・管理するタブレット版アプリを開発しました。給餌、投薬、成長経過、コストがリアルタイムで「見える化」されます。複数の漁業者の情報をまとめて処理・管理する機能を備えた...
カンキツの果実、加工品におけるSNPジェノタイピング解析による品種識別技術
要約 8種類のSNPマーカーをTaqMan-MGBプローブを用いてジェノタイピングすることにより、主要なカンキツ48品種を相互に識別でき、高品質なDNAを抽出することが難しい果実や加工品の品種識別に利用できる キーワー...
要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
要約 携帯型分光計を用い、リンゴの果皮表面から波長域650~740 nmの散乱光の反射率を測定することで、果皮のクロロフィル含量を迅速かつ高精度に測定できる。収穫適期の指標となる地色やデンプン指数を評価でき...
要約 選択培地を用いてダイコンの種子10,000粒×3反復から黒斑細菌病菌を分離することで、本病原細菌による汚染の有無を評価する手法である。黒斑細菌病菌の混入を正確に評価できるため、種子検査機関による無病証...
要約 特異的プライマーを用いたmultiplex PCRとmultiplex nested PCRにより、アブラナ科野菜の種子や病斑から黒腐病菌と斑点細菌病菌を検出する手法である。選択培地を用いた手法では1週間以上要するのに対して1...
要約 特異的プライマーを用いたmultiplex PCRとmultiplex nested PCRにより、アブラナ科野菜の種子や病斑から黒斑細菌病菌を検出する手法である。選択培地を用いた手法では1週間以上要するのに対して1~2日で評価...
トマト種子における植物検疫対象のポスピウイロイド全8種の網羅的検査法
要約 ナス科植物に被害を及ぼす国内未発生種を含む8種のポスピウイロイドを網羅的に検出し、さらに種識別を可能とする検査法である。本法は、国際的に検疫対象とされるポスピウイロイド全種を対象としてトマト種...
要約 コメからヒ素を抽出し、試験紙に塗布した試薬と反応させたときの色の変化をスキャナーで読み取ることで、簡易かつ安価に無機ヒ素濃度を定量できる。定量下限は玄米で0.09mgkg-1、精米で0.05mgkg<...