要約 切り花バラの元切り折り曲げ栽培では、折り曲げ後の摘心回数は1回、採花位置はシュート発生基部からすると、切り花長が長く、収量が多い。また、耕土深15cmの土壌水分がpF1.8のときに潅水すると、切り花品...
マサ土施設畑における被覆肥料を利用したトマトの全量基肥減肥栽培
要約 保肥力の小さいマサ土施設畑におけるトマトの半促成裁培で、被覆複合肥料(窒素7~8㎏/10a)を全量基肥施用すると、収量・品質は配合肥料を基肥と追肥(窒素10㎏/10a)で施用する場合と同等であり...
要約 微孔の数で酸素透過量を調節した微孔フィルムにブロッコリーを入れ、夏期の流通温度帯(10~20℃)で7日間程度貯蔵して鮮度保持効果をみると、外観、クロロフィル、ビタミンC含量等いずれも対照の無機物混...
要約 都市農村交流は、農産物直売所や観光農園が普及しているが、今後は他の交流活動の増加が見込まれる。また、都市農村交流の参加者は、参加した活動数が多くなるほど、新しい活動にも意欲的になり、経験の度合...
要約 京都府の中山間地域において集落が存続するための最低定住条件すなわち限界条件は、1)集落の総戸数規模が8.5戸以上、2)小学校までの距離3km以内、3)最寄りのDID(人口集中地区)までの到達時間が30分以内で...
要約 広島県の農家民宿と伊・ウンブリア州のアグリツリズモ(=民宿)農家の経営活動の比較から、今後の我が国における農家民宿活動の担い手類型として、新規就農者等による「専業型」と、既存の兼業農家を対象と...
要約 収益性と作業特性を2つの大きな評価基準とした農業技術体系の評価手法を開発した。不完全な情報下での事前評価の場面で、評価データや農家の価値判断の幅を組み入れた技術評価ができる。 背景・ねらい 新...
要約 キャベツの生育期間を外葉の展開と葉球の肥大充実に注目して二つの生育相に分け、各生育相ごとにDVRを計算して生育予測を行うことで、生育前・後期の生育適温の違いを反映した精度の高い収穫期予測ができ...
要約 霧の多発する中山間地農業の振興には、霧が作物生育に及ぼす影響を解明する必要がある。しかし、霧を安定的に発生させて、その影響を調査する方法が未確立なので、細霧発生装置を用いて、パイプハウス内に安...
要約 湛水土壌中に存在する各種イオンのうちFe++が最も鞘葉とメソコティルの伸長を促進する。この伸長促進作用は、イネ種子が湛水土壌中で苗立ちができることを説明する機構である。 背景・ねらい 水稲の種子は...
要約 温暖地西部では、カルパー無粉衣潤土土中散播は6月播種に、また、無粉衣湛水土中散播は4~6月播種に適している。無粉衣潤土土中散播は細粒灰色低地土の水田に適している。苗立ち率は、粉衣種子に比べて低...
要約 トマト青枯病抵抗性台木品種が無病徴感染することを明らかにした。接ぎ木したトマトの発病は、青枯病菌が無病徴感染した台木品種から穂木へ移行することにより起こる。 背景・ねらい トマト青枯病防除対策...
要約 ホウレンソウや小松菜をはじめとする軟弱葉菜を対象とした収穫機を開発した。固定式の根切り刃で地中の根を切断し、ゴムスポンジを貼り付けたベルトで葉茎部を挟み、機上に引き上げコンテナに収納する。走行...
要約 歩行型クローラ走行防除機の防除タンクを取り外し、座席及び手元で操作できる速度制御レバー、苗のせ台を取り付けた台車を開発した。本機により、軟弱野菜の移植や収穫作業が腰かけたままで可能となり、中腰...
要約 ナタネ単離未熟花粉にパーティクルガンにより外来遺伝子を導入し、半数性の形質転換体を作出した。コルヒチン処理によって得られた倍加半数体は正常な稔性を持ち、次世代において導入遺伝子は遺伝的に固定し...
要約 培地中の還元型窒素源を一般的な硫酸アンモニウムからアラニンに置換し、さらに、ショ糖の濃度を0.375%(従来の8分の1)に低下させると、従来培養が困難であったイネ品種コシヒカリのカルスは褐変を示さず他の...
要約 イネもみ枯細菌病苗腐敗症の発生は、感染の場における病原細菌の病原力とその周辺の、病原に対して抑制的に働く微生物との相互関係により支配される。本病の 特徴である日和見的発生の機構も、このことから...
要約 現場の土に普通セメントと土壌凝固剤を混ぜて水を加えて練った土壌モルタルを作り、あぜ塗機などを利用して水田畦畔を被覆することにより、漏水防止と雑草発生を抑制する畦畔を簡易に造成できる。 背景・ね...
要約 最近開発された紙マルチのダイコン作への適用性を検討した。紙マルチは充分な抑草効果を有し、従来のポリマルチ資材に比較して地温を低下させる効果があり、省力化・環境保護に有効な資材と考えられた。 背...
要約 多属性価値関数を用いることによって、夏ダイコン栽培への紙マルチの導入可能性が評価できる手法を開発した。事前評価のような不確定な状況においても、生産者にとっての評価を反映した紙マルチの相対的優位...