要約 無水源地での放牧牛への給水を目的に、天水を利用した簡易飲水器を開発した。20日に50mm以上の雨が降れば1000Lの営農タンクで、飲水を補給しなくても継続して成牛2頭の放牧が可能である。 背景・ねらい ...
夏秋切りスプレーカーネーションの反射板設置による生育開花促進
要約 夏秋切りスプレーカーネーションの1回半摘心栽培において、株間にアルミ箔被覆反射板を設置すると12月末までの総切り花本数は約25%増加する。 背景・ねらい 夏秋切り作型では夏季高温時に光合成能が低下...
夏秋切りスプレーカーネーションの早期定植による切り花本数の増加
要約 夏秋切りスプレーカーネーションの1回半摘心栽培において、2月上旬に定植して最低10℃以上で栽培すると、3月上旬定植に比べて12月末までの総切り花本数は約25%増加する。 背景・ねらい 夏秋切り作型の...
要約 キクの葉先枯れ症(仮称)は、高湿度、寡日照等が誘因となって発生するカルシウム欠乏症と考えられる。防止対策としては塩化カルシウムの葉面散布あるいは発生しにくい品種の栽培が効果的である。 背景・ね...
要約 ナスの隔離床を利用した養液土耕による据置栽培では、培地量30 L/株、1主枝当たり側枝11本程度のV字4本仕立とし、秋冬季に弱小側枝の第1花房を摘除して第2花房に着果させることによって4年間の継続生...
要約 乾田直播栽培の畑期間に使用する茎葉処理除草剤は、処理時期等によって殺草限界が異なる。DCPA乳剤はベンチオカーブ乳剤との播種後同時処理に適し、シハロホップブチルベンタゾン液剤とビスピリバックNa...
要約 雑草の葉齢増加速度や除草剤の効果から、不耕起乾田直播栽培における任意の播種期と入水期に応じた播種期前後から入水期までの除草体系を組むための手法を策定した。 背景・ねらい 不耕起乾田直播栽培にお...
要約 圃場に埋設したLP30から、麦類の栽培期間中に76~89%の窒素が溶出する。追肥相当の窒素量をLP30で代替えし、通常の基肥と同時に施用すれば、成熟期まで良好な肥効が継続するので、施肥の省力化に有望で...
要約 不耕起乾田直播栽培の水稲出芽始期は、ノンパラメトリック法によって日平均気温から±1.4日程度の誤差で予測できる。適用範囲は0~28℃で、出芽始期の変動が大きい3~4月播種や、本栽培の前例がない地帯で...
要約 モモサビダニによってモモの葉を強く加害されると、当年の果実の糖度が低下するだけでなく、早期落葉が起こることによって樹勢が低下し、翌年の果実品質にも悪影響が及ぶ。 背景・ねらい モモサビダニの...
要約 モモサビダニに対して防除効果がなく、有力天敵であるニセラーゴカブリダニに対して悪影響の大きい合成ピレスロイド剤(例えばフルバリネート)をアブラムシ類やシンクイムシ類対象に散布すると、天敵の死亡...
ブドウせん定前のエテホン(エスレル10液剤)散布による樹体への養分還元
要約 ブドウの二期作や長期展張ハウスにおける早期加温のように落葉に至っていない樹をせん定する場合、あらかじめエテホン200ppm液を散布しておくと、新梢の着穂性が向上し,せん定後に発芽する新梢の栄養条件に...
要約 ナシ「新高」では、垣根整枝の一種のむかで整枝の適用により上向き姿勢が減って作業が快適になるとともに、省力化が図られる。 背景・ねらい 慣行の盃状形平棚整枝では摘果、袋掛けなどの手作業が上向きで...
ブドウ(安芸クィーン)の着色向上に対する果房遮光と反射マルチの効果
要約 ブドウ「安芸クィーン」の着色向上には、果粒軟化前(満開30~37日後)から2~3週間の黒色遮光袋による果房の遮光と、収穫前2~3週間の反射マルチ処理が効果的である。 背景・ねらい ブドウ「安芸クィ...
要約 受託農家の重視する作業受託条件は、耕起が「排水の良否」、移植が「農道の幅」、 刈取が「倒伏」である。また、平坦地域では、「農道の幅」や農振地域等の「土地区分」、中山間地域では、「ほ場の傾斜程度...
水稲の不耕起乾田直播技術の導入による規模限界の拡大とコスト低減効果
要約 不耕起乾田直播技術は慣行栽培の移植よりも10a当たりの費用が低くなるだけでなく、移植の規模限界を越えた規模拡大が可能になる。そのため、不耕起直播の10a当たりの費用は移植に比べて1/3程度の費用低減...
要約 食品廃棄物を主原料とて、豚肥育後期用及び岡山地どり用の乳酸菌による発酵飼料の製造が可能である。この発酵飼料を給与することで、市販配合飼料と同等の生産性が得られる。 背景・ねらい 生活様式の多様...
和牛系統牛(清国・下前系統牛)の造成と保存−交配方式による産子の生体重、発育−
要約 清国・下前系で固まった(血液濃度60%以上)牛群に系統内、系統間交配を行い産子の成績を検討したところ生時体重、発育値ともに系統間産子が有意に大きかった。しかし、系統間交配の優位性は雌牛の血液濃度が...
要約 放牧地に親子分離ゲートを設置して朝夕2回の制限哺乳を行うと、母牛の発情回帰が早まり1年1産が可能となる。また、子牛の発育は全国和牛登録協会の示す標準発育の平均値以上が得られる。 背景・ねらい ...
夏秋切りスプレーカーネーションの秋期電照による切り花本数の増加
要約 夏秋切りスプレーカーネーションの1回半摘心栽培において、1番花切り花後の9月上旬から16時間日長で電照するとその後の開花が前進し、12月末までの総切り花本数は約40%増加する。 背景・ねらい 夏秋切...