5.環境にやさしい在来天敵オオメカメムシ類を用いた園芸作物害虫防除に関する研究(3)オオメカメムシ類を利用した害虫防除技術の確立 1)放飼方法及び防除効果の検討
摘要 イチゴのナミハダニを対象にオオメカメムシ(以下オオメ)及びヒメオオメカメムシ(以下ヒメオオメ)の3齢幼虫を2頭/株の割合で3回放飼したところ、いずれも無処理と比較してハダニ密度を抑制し、特にオ...
44.メロンモザイク病の発生生態の解明と防除対策 (1)伝染環の解明
摘要 目的:モザイク病の病原ウイルスの種類、伝染環を解明し、総合的なモザイク病防除対策を確立する。これまでの成果:県内の温室メロンで発生している主なウイルスはWMVとZYMVであり、WMVを媒介して...
56.水田・畑作における難防除雑草生業技術の確立 (2)大豆作における難防除雑草制御技術の確立
摘要 目的:水稲作、麦作、大豆作等における難防除雑草の総合的な防除法を明らかにし、効率的な水田農業の推進を図る。大豆作におけるヒロハフウリンホウズキ、イヌホウズキ、マルバアメリカアサガオの効果的な防...
鳥取ブランド園芸作物開発のための減農薬・減化学肥料栽培技術の確立
摘要 ナギナタガヤをナシ園のカバープランツに利用した場合のナシ樹上におけるハダニ類と土着天敵類の発生動向を調査た結果、樹上では草刈区で、下草ではナギナタガヤ区でカブリダニ類の発生が多い傾向であった。...
弱毒ウイルスを利用したジネンジョのヤマノイモモザイクウイルス病の実用的防除技術の確立
摘要 目的:徳地町産イチョウイモから選抜したJYMVの弱毒系統「T-3」を利用し、ジネンジョJYMVの実用的防除技術を確立する 期待される成果:民間企業との連携によるジネンジョ優良種イモの安定生産・...
摘要 施設ピーマン,ナス,トマトの環境保全型防除技術を確立する。(1)ピーマンではタイリクヒメハナカメムシの秋季2回放飼(1頭/m2/回)で栽培終了までミナミキイロアザミウマの発生と被害を低く抑えた。...
Verticillium lecaniiの生物防除材としての可能性
摘要 県内のニガウリ栽培は露地よりもハウス栽培が多く、多収性の品種が栽培されている。栽培初期からうどんこ病が発生し収量に甚大な影響を及ぼしている。本病害はニガウリで慢性的に発生しているにも関わらず登...
アブラムシ類の在来一次寄生蜂の天敵としての有効性の評価および二次寄生蜂の影響に関する研究
摘要 在来寄生蜂Aphelinus sp.とA.gossypiiの発育期間、産卵能力等を解明した。これら2種の寄生蜂はキュウリのワタアブラムシに対して、春秋期に発生初期に株当たり1-2頭を放飼することにより、高い密度抑制...
摘要 ばれいしょ圃場の殺虫剤無散布区のワタアブラムシ発生量は、食用3品種(「花標津」「キタアカリ」「男爵薯」)でも、昨年までの「農林1号」と同様に慣行散布区並みに非常に少なく、これが捕食性天敵による...
土着天敵によるアブラムシ類防除を導入したバレイショ害虫の総合防除技術の開発
摘要 ばれいしょ圃場において殺虫剤アセフェート散布区ではリサージェンス(誘導多発生)によってワタアブラムシが多発し、散布回数が多いほどその程度は顕著であった。一方、無散布区ではアブラムシの多発は起こ...
摘要 1.当年度の研究目的 全国を6地域に区分して森林病害虫発生情報を解析し,被害の増減を予測する。カシ・ナラ類枝枯細菌病やホルトノキ萎黄病などの被害実態調査を進め,コウモリガの性フェロモン試験等を...
摘要 南米における大豆の重要な生産阻害要因となる線虫類の発生実態調査、各種防除技術の検証から、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチンでの寄生線虫の分布と密度が粗いスケールではあるが把握できた。防除技術と...
土着天敵によるアブラムシ類防除を核とした害虫の総合防除技術の確立(292)
摘要 ワタアブラムシにリサージェンスを引き起こす殺虫剤の、散布回数を異にする区画でのアブラムシ・捕食性天敵の発生、および塊茎の収量・品質を調査した。散布区はいずれもリサージェンスが起こり、散布回数が...
土着天敵によるアブラムシ類防除を核とした害虫の総合防除技術の確立(307)
摘要 殺虫剤散布回数を異にした圃場区画において害虫・捕食性天敵の発生を調査した。アセフェート散布区はいずれもワタアブラムシのリサージェンスが起こり、散布回数が多いほどその程度は顕著であった。これは捕...
摘要 カンキツ園及び周辺植物に発生する捕食性ダニ(ケナガカブリダニ、コウズケカブリダニ、ケボソナガヒシダニ)にミカンサビダニを与えた場合の生存率と産卵数を調査した。ケナガカブリダニとコウズケカブリダ...
ワタアブラムシの生活環型、寄生性の分化と薬剤抵抗性との関連の解明(212)
摘要 寄主選好性、生活環型、薬剤感受性の異なるワタアブラムシの39クローンを調査した。寄生性から分けると、ナシとカンキツのみを選好するグループ(14クローン)、キュウリを選好するグループ(11)と、...
摘要 ワタアブラムシは寄主選好性、生活環型、多くの種類の薬剤に対する感受性の程度が異なる多くの系統に分化している。近縁種との関係を含めた本種の種内系統を解析して、系統間の遺伝的関係を推定することは、...
アフリカ大陸における主要害虫の発生実態の解明と生物的防除法の開発(59)
摘要 孵化直後のサバクワタリバッタ幼虫に植物粉末含有25%・40%の人工飼料を与えて集合飼育し、成長・産卵・卵母細胞の発育程度を調べる実験を5~7月(A)および8~10月(B)の2回行った。その結果、人工飼料育...
アカホシカメムシの捕食性天敵ベニホシカメムシの生態的特性の解明
摘要 ワタなどのアオイ科作物の子実を加害するアカホシカメムシを捕食するという報告があるベニホシカメムシの生態的特性を明らかにするために野外観察と室内実験を行った。ベニホシカメムシはアカホシカメムシが...
沖縄県における野菜・花き類の生産安定のための害虫防除技術の確立(68)
摘要 沖縄県で試験栽培されているイチゴにおける害虫の発生状況を調査した結果、ワタアブラムシ、ハダニ類、アザミウマ類の加害が多い傾向が見られた。現地のユーチャリスでは、アザミウマ類による花及び花蕾の被...