摘要 遷移型の異なる広葉樹5樹種を光環境を変えて育成し、乾燥に対する耐性を比較するための実験を行った。葉の水分特性や形態的特徴からみると、水ストレスに対する膨圧の維持は、先駆樹種のシラカンバ、ダケカ...
摘要 天然林において、実生や稚樹バンクの形成が群落や個体群動態のなかで持つ意義や、それを規制する要因を解明する。特に北方林ではササの動態と実生稚樹群の生存とに大きな関係があると言われているため、ギャ...
密度管理技術に基づく長伐期林分の成長・収穫予測の高度化(545)
摘要 1996年時点で林齢70年に達した常盤トドマツ人工林収穫試験地の定期調査結果から、この10年間に材積で149m3、平均樹高で2.2m、平均胸高直径で3.3cm成長するなど、今なお旺盛な成長が続...
摘要 多雪地に造成された複層林を対象に、その積雪挙動制御効果、雪害軽減効果などについてモニタリング調査を実施し、森林の環境保全機能を維持・向上するための育林技術を検討した。調査の対象とした2種類の二...
摘要 林床にササ類の発達する御岳山亜高山域に成立するコメツガ・トウヒ優占林分の構造を把握し各樹種の生育立地を明らかにすることを目的として調査を行った。構成樹種は主にコメツガ、トウヒ、シラベ、アオモリ...
摘要 我が国の草地、農耕地には近年多くの外来の強害雑草が侵入し、拡散している。しかし、これら海外からの強害雑草は我が国に侵入してからの日が浅く、防除法は確立されていない。そこで、強害帰化雑草の天敵昆...
摘要 加温促成栽培のイチゴにおいて、天敵類と選択的薬剤を組み合わせた主要害虫の総合防除を検討した。ハダニ類は、定植時の殺ダニ剤とビニル被覆後のチリカブリダニの3回の放飼によって葉当たり2-3頭以下の...
摘要 養殖対象二枚貝類の炭酸ガス固定能の解明および我が国の養殖貝により固定された炭素量の推定を行った。マガキ、アコヤガイ、ヒオウギガイやムラサキイガイを用いて餌料藻類中の炭素の水温別消化吸収率(約6...
摘要 マンガン過剰集積が生理的にどのような影響を与えるのかを明らかにするため、シラカンバの葉の光合成活性に対するマンガン過剰集積の影響を調べた。さらに、光合成活性を指標として、北海道の主要樹種のマン...
天敵を利用した野菜重要害虫アブラムシ類の防除法確立に関する研究(56)
摘要 "寄生蜂アブラバチの簡易増殖法確立に必要な技術として、7年度はワタアブラムシに対するミカンノアブラバチの寄主容認の程度を実験的に明らかにした。ワタアブラムシの日齢と本寄生蜂の産卵率の関係では、...
摘要 サクラ類の害虫であるコスカシバについて、多摩森林科学園のサクラ保存林の毎木調査を行い、サクラの品種及び樹齢別に被害率を集計した。樹齢別では10年以下の若木が10.4%、11年以上の木が32.9...
北方広葉樹林の撹乱に対する林分構成個体の環境適応能の評価(505)
摘要 広葉樹二次林に人工ギャップを作り、3種の林床稚樹の強光阻害をクロロフィル蛍光反応で評価した。7月上旬開葉直後、ハリギリ、アカイタヤカエデ、ミズナラの順に強い阻害を受けた。しかし、9月上旬、ハリ...
摘要 北方主要樹種数種について、P-V曲線法を用いて乾燥抵抗性を知る上で重要なパラメータを調べた。しおれを起こすときの水ポテンシャルと飽水時の浸透ポテンシャルはミヤマナラ<ミズナラ<ダケカンバ<カラ...
人為撹乱によるシードリングバンクの動態の解明とその制御(512)
摘要 試験地はシラカンバが上層木の半数を占める山火再生林に設定した。主要樹種の胸高直径階別頻度分布は、イタヤカエデを除く全樹種が一山型で山火事後一斉に更新したことを示していた。これら上層木は陽樹性の...
摘要 旭川営林支局固定成長量試験地15プロットを対象に、エゾマツ・トドマツ天然林における主要5樹種(トドマツ・エゾマツ・ミズナラ・シナノキ・イタヤカエデ)を選び、樹種の成長特性を比較するため、直径階...
北方広葉樹林の更新過程に関わる昆虫及び病害微生物の影響評価と制御(550)
摘要 昆虫の食害や微生物による病害が種子と実生に与える影響を解明するためイタヤカエデの当年実生およびヤチダモ稚樹を追跡調査した。また、イタヤカエデ樹冠投影下及びその縁から5mと10mの地点にイタヤカ...
病害発生情報の収集・解析と突発性病害の発生生態の解明(553)
摘要 層雲峡一帯で発生しているヤナギ類の萎凋枯死被害について原因究明を行なった。その結果、英国、オランダで報告されているwatermark disease(病原菌:Erwinia salicis)と...
摘要 イネ・ゴール・ドワーフ・ウイルス(RGDV)の12本の分節ゲノムの内、5番目に大きいセグメントの一次構造およびそれがコードするタンパク質の生化学的機能の解析を行った。RGDVの分節ゲノムS5は...
昆虫病原糸状菌Verticillium lecaniiのアブラムシ類に対する有効性の評価(266)
摘要 露地ナスのモモアカアブラムシの病死虫から在来のVerticillium lecaniiが分離された。分離菌株のアブラムシ類に対する有効利用の可能性を明らかにするため、病原性を検討するとともにナ...
摘要 イチゴの主要害虫であるハダニ類、アブラムシ類、ハスモンヨトウの総合防除法の確立を目的として、天敵類と選択的薬剤を組み合わせた体系防除を検討した。ハダニ類は、定植時の殺ダニ剤とビニル被覆後のチリ...