摘要 目的:地球温暖化等の気候変動に伴い,作物病害虫の多発や生息域拡大に伴いこれまでに問題のなかった病害虫の被害拡大が懸念される。県内でも,夏期の高温により,発生する病害虫も増加していることから,気...
摘要 1.主要作物における病害虫の発生生態解明と防除技術 、(1)ムギ類赤かび病の発生生態と感染条件及び効率的防除法の検討 、目的:赤かび病発病程度とDONの関係を解明する 、麦類黒節病の種子汚染程度を明らか...
27 水稲・大豆・小麦の収量・品質低下病害虫の多発要因の解明と防除技術の確立 (1)水稲の斑点カメムシ類による品質低下防止技術 (i) 効率的防除技術の確立 ア 散布時期と斑点米被害
摘要 目的:水稲の品質低下の原因となっているカメムシ類に対し、茎葉散布剤の防除と斑点米発生の関連について検討し、防除時期を確立する。ここでは、1回散布剤の散布時期別の防除効果について、組替前課題「水...
摘要 アカヒゲホソミドリカスミカメ各世代の初発日は、越冬世代成虫の初発日を起点として、アメダス気温と有効積算温度による推定とよく合致した。フェロモントラップによる誘殺数は、すくいとり数と比較して、...
摘要 アカヒゲホソミドリカスミカメの、畦畔並びに本田でのすくいとり数、フェロモントラップ誘殺数の相関は、いずれの組合せでも高くなかった。割籾の多い「ゆめあかり」作付けほ場では、出穂期以降の2週合計...
26 水稲・大豆・小麦の収量・品質低下病害虫の多発要因の解明と防除技術の確立(1)水稲の斑点カメムシ類による品質低下防止技術 (i) 発生予測技術の確立 エ 加害時期と斑点米
摘要 アカヒゲホソミドリカスミカメ成虫放飼による斑点米の発生は、出穂3週間後より4週間後の放飼で多かった。出穂2週間後に防除薬剤を散布し、出穂3週間後に放飼した結果、死亡虫は少なかったが、斑点米の発生...
27 水稲・大豆・小麦の収量・品質低下病害虫の多発要因の解明と防除技術の確立(1)水稲の斑点カメムシ類による品質低下防止技術 (i) 効率的防除技術の確立 ア 散布時期による防除効果
摘要 アカヒゲホソミドリカスミカメが主要種の場内ほ場で、トレボン乳剤の散布時期別の斑点米抑制効果を検討した。1回散布では、いずれの散布時期でも効果は低かった。2回散布では、穂揃10日後+20日後の効果が...
27 水稲・大豆・小麦の収量・品質低下病害虫の多発要因の解明と防除技術の確立(1)水稲の斑点カメムシ類による品質低下防止技術 (i) 効率的防除技術の確立 イ 1回散布での防除効果
摘要 (i) 粉剤:無散布区の斑点米混入率が4.6%と、非常に高い条件であったので、いずれの薬剤・散布時期とも1等米基準を満たすほどの効果はなかった。しかし、キラップ粉剤DLの穂揃期散布、アルバリン粉剤DLの...
27 水稲・小麦品質阻害病害虫の多発生要因と防除技術 (1) 斑点米カメムシの発生生態・被害予測の解明と防除技術の確立(ii) 発生予察・斑点米被害発生予測技術
摘要 出穂後の日数と斑点米発生との関係をアカヒゲホソミドリカスミカメの放飼により検討した結果、14日後頃までの加害による斑点米の発生が最も多く、頂部斑点米が多いが、屑米となるものが多く、精玄米にする...
27 水稲・小麦品質阻害病害虫の多発生要因と防除技術 (1) 斑点米カメムシの発生生態・被害予測の解明と防除技術の確立(iii) 防除技術 ア 薬剤効果試験
摘要 各種粉剤について、穂揃期、穂揃7日後及び穂揃15日後の3回散布で検討した。最終散布16日後の斑点米調査ではいずれの薬剤散布区でも無散布区より明らかに少なく、実用性ありと判定された。しかし、最終散...
27 水稲・小麦品質阻害病害虫の多発生要因と防除技術 (1) 斑点米カメムシの発生生態・被害予測の解明と防除技術の確立(iii) 防除技術イ 防除時期と被害
摘要 平成15年はイネの登熟が遅れアカヒゲホソミドリカスミカメの加害期間も長かったことからいずれの防除時期でも防除効果は低かったが、第2世代成虫発生期に近い時期に散布した区で斑点米の発生が少ない傾向...
摘要 i)アカヒゲホソミドリカスミカメは斑点米を発生させ、著しく品質を低下させる。本種の越冬卵からの成虫の出現時期は予察灯への誘殺数から把握できた。今後は出現した成虫の移動分散、増殖要因についてつめる...
摘要 寒冷地における最重要種であるアカヒゲホソミドリカスミカメの場合、割れ籾が多く発生すると斑点米が多いといわれており、他のカメムシと加害様式が異なるものと考えられる。そこで本種の水稲加害機構を明ら...