摘要 1. 紫外光による病害虫防除技術の確立と誘導抵抗性の関与機構の解析、紫外線LED光(280~290nm,1300J/日)をトマトに接種前から照射することで,ToMVとCMVの発病が抑制できたが,TSWVは抑制できなかった...
3 フリージアウイルス病防除技術の開発、2)弱毒ウイルスによるウイルス抵抗性、フリージアの開発、(1) ウイルス接種法の検討、
摘要 目的:フリージアの葉から抽出したBYMVを検定植物に接種する方法を検討する。加えて、未だ未確立である、フリージアへの安定的なウイルス接種法を開発する。、成果:BYMVを接種したソラマメ4株のうち2株は葉...
摘要 1. タバコが生産するジテルペノイドの一種スクラレオールは、難防除土壌病害である青枯病に対する抵抗性を、植物種を問わず誘導する。病害スペクトラムの調査の結果、スクラレオールはネコブセンチュウに...
花き病害病原糸状菌ならびに花き類の病害虫抵抗性誘導における光質応答メカニズムの解明
摘要 トルコギキョウ及びペチュニアにおいて、UV-B照射によりTSWVによる病徴とウイルスの蓄積が抑制されること、タバコに対するUV-B前照射は、照射期間が長くなるほど病徴が抑制され、ウイルスの蓄積量も減少する...
摘要 1. タバコモザイクウイルス(TMV)に対して過敏感反応を発動して抵抗性を示すタバコでは、感染に伴ってストレスホルモンであるサ リチル酸(SA)とジャスモン酸(JA)が蓄積する。TMV抵抗性においてSAは正...
摘要 温室レベルでの各種害虫への誘導抵抗性強化作物の抵抗性を評価したところ、ナミハダニで特に強い抵抗性が確認できた。JA/ET系誘導抵抗性経路を負に制御する因子の発現を抑制した組換えタバコは、ヨトウガ等...
摘要 MAPKK (NtSIPKK、 LeMKK1)遺伝子導入による抵抗性誘導機構について、これらの遺伝子過剰発現植物では、病虫害抵抗性関連マーカー遺伝子の発現が昂進していた。MPKの基質として単離したSAMDCが、リン酸化によ...
摘要 1.クワ乳液由来の耐虫性タンパク質MLX56の耐虫メカニズムを解明するため、中腸内のキチンで構成される囲食膜といわれる構造体への作用を調べたところ、MLX56を摂食したエリサン幼虫では囲食膜の異常な肥厚...
摘要 1.イネいもち病菌は、感染器官の表面をα-1,3-グルカンで覆ってイネの自然免疫から逃れている。イネいもち病菌と進化上非常に遠い関係にあるイネごま葉枯病菌や紋枯病菌もイネいもち病菌と同様に感染時にα-...
摘要 1. いもち病菌は付着器を形成して植物に侵入する。付着器形成は感染の鍵となっており、菌が植物表面を認識すると誘導される。付着器形成誘導の分子機構を理解するために、植物表面に接触した際にいもち病...
MAMPs受容体の増強、高機能化による病害抵抗性付与技術の開発
摘要 イネMAMPs受容体を高発現する形質転換イネのいもち病抵抗性評価の結果、OsCERK1受容体キナーゼを過剰発現するイネでは病害抵抗性が向上する結果を得た。一方、キナーゼデッド型のOsCERK1やC-末端にmyc-tagを...
摘要 ハスモンヨトウでは接種後4日目にMKK1EE組換え系統で生存率が有意に減少することを明らかにした。MKK1高発現トマトについて、ハダニ、ミカンキイロアザミウマに対する抵抗性を検定した結果、すべての種に対...
RNA篩管長距離輸送機構による接ぎ木園芸作物の新規品種改良技術の開発
摘要 篩管輸送RNAの導入により、接ぎ木を介して穂木にも矮性をもたらすリンゴ台木品種のマルバカイドウ台木を作出した。ウイロイド病抵抗性を台木から穂木に付与するシステムをタバコで実証する等篩管輸送RNAの機...
摘要 スクラレオールによる青枯病抵抗性の誘導について、シロイヌナズナ欠損変異株を用いて検討した結果、abi4(アブシジン酸のシグナル伝達に関わるABI4の欠損株)のスクラレオール依存的な抵抗性の減衰を明らか...
摘要 1.根粒共生について、病害抵抗性や菌根共生シグナルとの相違点を視野に入れつつ解析を進めた。根粒菌Nod Factor受容体LjNfr1とキチンオリゴ糖エリシター受容体AtCERK1の細胞内キナーゼ領域の機能を比較解...
摘要 1.マメ科モデル植物、ミヤコグサにおける根粒共生の初期過程で作用するCCaMKの機能ドメインを詳細に解析するとともにシグナル伝達初期過程に関与する遺伝子の機能をより詳細に解明するために部位特異的プ...
g.暖地・南西諸島の農業を支えるさとうきび等資源作物の低コスト安定生産技術の開発
摘要 1)「NiF8」以上の生産性を発揮する株出多収性のさとうきび新品種候補系統「KR96-93」を育成した。「KR96-93」は、脱葉性が良く手刈り収穫の省力化が期待できるため、沖縄県宮古島で普及する予定である。2...
d.暖地における簡易施設等を活用した野菜花きの高収益安定生産技術の開発
摘要 1)アスパラガス伏込み栽培のための1年生根株掘り上げ時期は、平地で育苗した根株では11月掘り上げよりも12月掘り上げの方が収量が多かった。高冷地で育苗した根株では11月掘り上げで高い収量が得られる場...
摘要 1.ミヤコグサCSPの構成因子であるCCaMKはCYCLOPSとの相互作用を通じて根粒器官形成と感染糸形成の両方を制御するキー因子であると考えられた。またその恒常的活性型タンパク質をコードする遺伝子の導入実...