摘要 本課題の当初の目標は温暖地向きの密植機械収穫に適応する桑品種の育成であり、「なつのぼり」をはじめとする4品種が命名登録された。また、現場からの要望が強かった果実採取用の桑品種として、大粒・豊産...
摘要 カイコの識別同定を分子生物学的手法を用いて行うことにより、従来よりもより正確に行えることが期待される。本研究ではジェノタイピング法として再現性が高く、一回で数多くのDNA断片を解析できるAFLP法に...
マルチメディア技術を活用した遺伝資源情報のデータベース化及び利用技術の開発(4)
摘要 蚕遺伝資源に関わるデータベース化を図るとともに、各種蚕糸情報の相互関係を解析し、用途に応じた蚕品種を選択できるシステムの構築を図る。カイコの成長過程において、蚕の掃き立てから上蔟、蔟中、繭中、...
摘要 カイコ濃核病ウイルス1型非感受性優勢遺伝子、Nid-1の、地図情報を利用した単離をめざして、当該遺伝子の連関群と座位の決定を、cDNAマーカーを用いたRFLPにより行った。Nid-1遺伝子を導入した実用品種の育...
摘要 産下3日後の卵から構築したライブラリーから得られたcDNAクローンに加えて、不受精卵由来cDNAライブラリーからも大量の新規cDNAが得られた。塩基配列解析とそのblast法による同定の結果、これらの中に3種...
摘要 大粒大豆の丹波黒枝豆は柔らかいこともあり美味しいと言われるが,スクロースは多くても2.3%程度と枝豆としては少なく,他の甘味源の影響が考えられた。ゆでるとβ-アミラーゼによりデンプンが分解され,マル...
摘要 桑葉に含まれるフラボノイドはカイコが宿主植物を判別する際に重要な役割を果たす一方、体内へ吸収された後に代謝変換を受け、蚕品種によっては繭を着色させるために利用されるている。当研究は、カイコにお...
摘要 バチルス菌 Bacillus thuringiensis (Bt菌) の殺虫性毒素蛋白質(ICP)が示す特異的な殺虫活性の評価法の一つとして、鱗翅目昆虫の中腸解離細胞を用いた in vitro 検定法の開発を目的に、数種鱗翅目昆虫の中腸...
蚕遺伝資源の長期保存法-蚕卵の超低温による凍結保存-(179)
摘要 未受精卵、発育初期卵のカイコ胚の耐凍性および凍害防止剤の卵内浸透法について検討した。その結果、雌蛾から採取した未受精卵を35%DMSOに60分間浸漬後、-80℃に24時間凍結処理した卵の活性は認められなか...
摘要 クワコの卵休眠の光誘導条件を調べた。3、4令を長日(LD=16:8)で過ごした個体は100%非休眠卵を、短日(LD=12:12)で過ごした個体は100%休眠卵を産卵した。3~4令の間に短日から長日、もしくは、長日から...
摘要 カイコのQTLやETLと言った実用形質は幾つかの因子によって制御され、環境によっても影響されやすい。一方、全連関群に対応したcDNAクローンは、この様な形質の解析に対して有効である。本研究では、食性や繭...
摘要 高付加価値化・差別化できる絹製品の開発に役立てるため、繭糸質に特徴のある多様な蚕品種の育成を行った。綿繭、玉繭,着色繭(緑、黄、紅)では目標とする形質が安定して現れる系統を育成できた。また、セ...
摘要 カイコの強健性と抗菌活性誘導能の品種特性との相関を調査するため、病原細菌の経口接種を行い、カイコ品種間での細菌抵抗性について調査した。抵抗性系統と感受性系統が確認され、特に大造、乞食の抵抗性が...
摘要 カイコを用いた有用物質生産システムの確立に際し、物質生産に適したカイコ品種と人工飼料、生産システム上で最大限の能力を発揮させるための飼養管理技術は基盤技術として極めて重要である。このため、新た...
摘要 有用物質生産に適した新しい蚕品種の開発を行う。このため、栄養の取り込み量が多く、タンパク質合成能力に優れ、各種ストレスに強いカイコを育種目標として、広食性素材蚕系統の選抜・改良を行う。平成11...
有用育種素材の効率的な系統維持と評価・新育種素材の開発(42)
摘要 有用物質生産に適した蚕品種を育成するため、栄養の取り込み量が多く、タンパク質合成能力に優れ、各種ストレスに強いカイコを育種目標として、新しい蚕品種の開発を行う。平成11年度は原種選抜用の基本飼...
摘要 2年間の予定で、カイコ濃核病ウイルス非感受性遺伝子Nid-1のRFLPによる連関群と座位の決定が行われ、11年度でcDNAクローンをマーカーとした分子遺伝子地図上での連関群と座位決定が終了した...
摘要 昆虫培養細胞系は実験手法の単純化、均一な条件で実験が可能なために形質転換細胞系やバキュロウイルス発現系等による有用遺伝子発現系、生理活性物質等の検定系、昆虫ウイルスの大量増殖系として積極的な利...
摘要 有用物質生産に用いるための新しいカイコ品種の作出を目的に、栄養の体内への取込み量が大きく蛋白合成能力が優れ、各種ストレスに強く機械飼育に適合した蚕品種の開発を行う。11年度は物質生産用の人工飼...
摘要 蚕品種と人工飼料、飼育管理技術は、物質生産システムの開発に際し必須の基盤的要素である。物質生産に用いる人工飼料では繭糸の生産性や品質に栄養的な考慮や制限を行う必要がない。そこで、取扱いが簡単で...