分子マーカー利用による小麦赤かび病抵抗性の選抜法の確立と抵抗性遺伝子の集積
摘要 高品質外国産麦に匹敵する国産品種を開発するために、小麦の最重要病害である赤かび病に対する高度抵抗性品種の開発を加速する必要がある。本課題では、半数体倍加系統群を用いて赤かび病抵抗性の遺伝様式を...
摘要 Pi-b領域をカバーするBACクローン145G7のHind■マップをもとにPi-bを持つ抵抗性品種BL-1の機能性ゲノムライブラリーから対応するクローンを探索し、機能性クローンからなるcont...
DNAマーカーを用いた陸稲由来イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子選抜技術の開発
摘要 イネ縞葉枯病は稲作で最も被害の大きなウイルス病であり、安定的な抵抗性品種が望まれている。日本陸稲に由来するイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子は2個の優性補足遺伝子に支配されるため抵抗性発現では十分な選抜...
摘要 イネ白葉枯病はアジア地域を中心に広く稲作地帯で発生する重要病害である。防除対策として抵抗性品種の普及が図られているが、導入当初は抵抗性であったものが年月を経て罹病化する現象がしばしば観察される...
トビイロウンカ高度抵抗性系統群を核とした害虫の総合防除技術の確立
摘要 トビイロウンカは日本では越冬できないため、抵抗性品種を継続使用してもバイオタイプの進化は考えられず、有効な抵抗性遺伝子を持つ品種の利用によりトビイロウンカの発生抑制や農薬量軽減を図ることが可能...
摘要 ダイズ黒根腐病は、転換畑を中心として北海道を除く全国各地で発生し、土壌伝染性の難防除病害としてダイズの安定生産を阻害する重大要因となっている。本病に対する有効な防除法は熱水土壌消毒法、田畑輪換...
トビイロウンカの抵抗性品種加害性に関する量的遺伝解析手法の確立(83)
摘要 抵抗性品種に対する昆虫の加害性の量的遺伝解析手法を確立する目的で、抵抗性イネ品種によってトビイロウンカを選抜する方法を用いて選択実験を行った。異なる抵抗性遺伝子を持つ2つのイネ品種上での幼虫の...
摘要 農業生物資源研究所より委託された水稲・陸稲400品種について、二次特性としての葉いもち圃場抵抗性を畑晩播法により検定した。Pi-a、Pi-i、Pi-k以外の特殊な真性抵抗性遺伝子を持つとみられ...
摘要 海外から遺伝資源として導入した400品種について、二次特性としての葉いもち圃場抵抗性を畑晩播法により検定した。外国産品種の大部分は、発病しないか極わずかの発病で、Pi-a、Pi-i、Pi-k以...
摘要 300品種・系統を供試して、それぞれ26℃及び20℃条件でうどんこ病抵抗性検定を実施した。その結果、44品種・系統が26℃条件で抵抗性を示し、このうち、4品種・系統は20℃条件でも抵抗性が認められ...
摘要 南米における大豆生産は年々増加し、世界の貿易量の中で大きなウエイトを占めている。しかし病害虫による被害は増加傾向にあり、特に土壌に起因する病害虫の増加は著しい。これら土壌伝染性病害虫は防除が困...
インドネシアの田畑輪換作における大豆の減農薬栽培法の開発(38)
摘要 大豆の食葉性害虫ハスモンヨトウに抵抗性を持つが実用形質が劣っている品種の持つ抵抗性遺伝子を感受性の栽培品種Wilisに導入するため,戻し交雑を4回行った(B4F1)。戻し交雑を3回行った系統(...
摘要 北海道で採集したジャガイモ疫病菌の中に新系統を発見した。新系統の交配型はA1であるが、菌そう形態、オートミール培地上での菌糸伸長、疫病抵抗性遺伝子に対する病原性、酵素多型の点で、従来のA1型菌...
摘要 農薬に過度に依存しない環境保全型農業の確立のために、抵抗性品種の育成は有用な手段であるが、利用できる遺伝資源は限られているので、現在遺伝子組換え技術による抵抗性品種育成が進められている。そのた...
イネ属種間交雑におけるトビイロウンカ高度抵抗性導入領域の分子生物学的解析に関する研究
摘要 トビイロウンカ抵抗性遺伝子の染色体上の座上位置を決定し、選抜に利用できる密接に連鎖した分子マーカーの探索を行う。また、分子マーカーを利用したトビイロウンカ抵抗性品種育成のための育種法を開発する。
インドネシアの田畑輪換作における大豆の減農薬栽培法の開発(36)
摘要 大豆の食葉性害虫ハスモンヨトウに抵抗性を持つが実用形質が劣っている3品種の抵抗性遺伝子を感受性品種Wilisに導入するため、戻し交雑及び選抜を行って世代をB2F2世代まで進めた。また、これらの...
摘要 いもち病の防除においては、免疫的な抵抗性反応を示す品種の利用とともに、非親和性いもち病菌レースやいもち病菌以外の微生物によって引き起こされる誘導抵抗性の利用が試みられつつある。そこで、抵抗性反...
摘要 カンキツそうか病菌に対して、カンキツ品種間には抵抗性の差異が存在することが知られている。本研究ではこれまで、国内のカンキツそうか病菌を探索し、カンキツそうか病菌同種内に存在する幾つかの病原性変...
摘要 イネ縞葉枯病抵抗性品種の育成の抵抗性遺伝子源となったインド型イネ「Modan」に由来する抵抗性遺伝子Stv-biについて、染色体座乗部位を遺伝子分子地図上に特定することを目的とする。さらに、遺...
いもち病抵抗性品種の普及によるレース変動と被害軽減効果の数量的評価(132)
摘要 いもち病に対するイネの抵抗性品種を効果的かつ永続的に利用するため、1994年の北海道・東北地域及び1996年の宮城県のササニシキBL栽培圃場においていもち病菌のレース分布を調べた。1994年の北海道・東北...