3-(1)海洋・生態系モニタリングとそれらの高度化及び水産生物の収集保存管理のための研究開発
摘要 ・緊急事態宣言の影響により令和2年4月のO-Line(黒潮域)の1航海が中止となった以外は、計画通りにA-Line(親潮-混合域)、O-Line、SI-Line(日本海)、CK-Line(東シナ海)で観測が実施された。 ・既...
摘要 沿岸域に分布する主要水産資源の変動要因の解明と最適な漁業管理方策を開発するため、アワビ類の餌料となる海藻群落の成長とウニ 類の生息数との相関関係、 トラフグの再生産指数と産卵期の伊勢湾湾口側水...
(4)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 ・ カンキツのグリーニング病の感染拡大リスクと防除技術の評価に有用な、作物病害の拡散動態を予測する個体ベースモデルの骨格部分を構築し、解析を開始した。・ 防除意志決定に意味を持つ感染リスクの季節...
3)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 本中課題は、年度計画に沿って順調に進捗している。「グリーニング病」プロジェクトでは、ベトナム南部果樹研究所との共同研究が円滑に進められている。「ココヤシ害虫」プロジェクトでは、ハムシの人工飼育...
亜熱帯水域における主要水産資源の資源添加過程及び生息環境の把握と漁場環境評価手法の開発
摘要 ・カイアシ類や十脚類浮遊期幼生が河口域に出現する幼稚魚の餌料となっている状況を把握した。・アミメノコギリガザミmtDNA調節領域の塩基置換を解析し、天然稚仔では4~30塩基程度みられるのに対して人工種...
摘要 ・東経138度線の観測を5、7、11、1月に実施し、黒潮海域の生態系の季節変動を解析し、植物プランプトンの分布の季節変動を明らかにした。・黒潮続流域の冬季調査を1~3月に実施し、混合層前線におけるクロロ...
亜熱帯水域における主要水産資源の資源添加過程及び生息環境の把握と漁場環境評価手法の開発
摘要 ・沖縄本島、宮古島、石垣島及び西表島のマングローブ河口域において動物プランクトンOithona属3種について分布特性を明らかにした。・アミメノコギリガザミについて、寒天餌料と篭漁具を用いて野外で稚仔採...
黒潮続流域を通した亜熱帯海域への中層水輸送に関する研究(9)
摘要 海洋観測により、黒潮続流域における海洋構造を流れとともに把握した。本州東方沖の黒潮続流域で、CTD,LADCP等を用いて、亜寒帯水・亜熱帯水の流入・流出を定量的に調査し、また黒潮続流付近の塩分極小構造...
摘要 亜熱帯産二枚貝類の資源変動様式と亜熱帯産巻貝類の形態変動要因を調査した。アサリ類について、野外飼育や標識放流の結果、夏季に成長率の高いことや死亡率の季節変動の小さいことを明らかにした。このよう...
摘要 サンゴ礁池で餌料となりうる小型甲殻類の分布様式を明らかにするため石垣島白保で数種のネットを使用して定量採集を試みた。また各層採集から、種組成と鉛直分布パターンの昼夜変化を明らかにした。出現種組...
混合域・亜熱帯域における大気/海洋のCO2収支の把握(18)
摘要 日本周辺海域の炭酸ガス吸収力を明らかにするための一環として、太平洋岸混合域から亜熱帯域の表層炭酸ガス分圧(pCO2)分布の季節変動を把握することを目的とする。既に得られている1、3、4、5、8...
暖温帯スギ林における大気-森林系CO2フラックスの解明(752)
摘要 本研究は、微気象観測によって、我が国の最も重要な林相の一つであるスギ人工林上の正味CO2吸収量とその季節変化を解明し、及びCO2フラックス形成過程について検討することを目的としている。これまで...
菌床栽培施設における害菌被害の実態と感染経路の解明(840)
摘要 本課題は、きのこの菌床栽培施設内における、害菌類およびダニの動向を調べ、感染経路の特徴を捉えることを目的に試験を行った。平成10年度には、九州各県における林業試験場との共同で、害菌類の調査方法マ...
摘要 10年度は3~10年の採集資料を分析して長崎県南部の加津佐町前浜地先におけるアミ類分布密度の季節変動及び年変動実態を整理した。ヒラメ稚魚着底期(4月)のアミ類分布密度(個体数)は8年間で28倍...
摘要 10年度で完了した「黒潮周辺海域における低次生産機構の解明」の研究では、沿岸水域、黒潮フロント、黒潮、亜熱帯水域のそれぞれに特徴的な動物プランクトン組成および現存量の季節変動があることを明らか...
亜熱帯循環域における動・植物プランクトンの分布と生産構造変動の把握(44)
摘要 亜熱帯循環域のChl-a分布の特徴と季節変動機構がこれまで以上に明確にされた。すなわち、この海域は停滞前線の降雨に伴って2~3月頃に海面付近に塩分躍層が形成され、これが季節躍層となって春から冬...
摘要 北太平洋中層水は、黒潮続流を横切って混合水域から亜熱帯水域に流出する部分と、混合水域を東へ流れていく部分があるとされている。しかしながら、その形成・変質・展開過程における定量的な実態把握は不十...
摘要 森林総合研究所九州支所では1991年度に熊本営林局と共同で熊本県鹿北町内の国有林に鹿北流域試験地を設定した。本試験地は3試験流域からなり、スギ・ヒノキ林分を中心に一部を広葉樹天然林が占めている...
摘要 これまでの研究により、アカイカは春~夏に亜寒帯前線以北の移行域や亜寒帯域に索餌回遊し、秋~冬に亜熱帯海域へ向け産卵または越冬のために回遊すること、及びこれらの回遊は大型個体が小型個体に先行する...
農業副産物等の飼料化技術の開発-熱帯繊維性未利用資源の飼料化に関する研究(100)
摘要 前年度では、オイルパーム茎葉(OPF)が肉牛用飼料として活用できることが明らかにされた。しかし、OPFのみで牛を飼養することは出来ず、またマレイシアで濃厚飼養源として用いられるパーム核粕は価格...