九州地域シイタケ原木栽培におけるヒポクレア・ラクテア・グループ菌の被害調査および生態的特徴の精査
摘要 近年、九州地域のシイタケ原木栽培においてヒポクレア・ラクテア・グループ菌の被害報告が増加してきた。そこで、被害回避手法の開発を目的とし、同菌の被害調査および生態的特徴の精査を行った。調査は、諸...
きのこ類菌床栽培における浮遊菌調査による害菌類の感染時期の特定
摘要 きのこの菌床栽培を行う場合、他の菌の培地内への混入が収穫量を減ずる原因となることがある。しかし、害菌類は肉眼での観察が出来ないため、感染時期を特定することが困難である。そこで施設内で分離される...
摘要 きのこ指定種苗22種類の範囲で菌株の収集を行った。シイタケ135菌株からDNAを抽出した。シイタケのIGR領域(核内の大サブユニットリボソームRNA遺伝子と小サブユニットリボソームRNA遺伝子...
摘要 きのこ栽培施設における菌害とダニ害の防除法を確立するため,食菌性ダニ類のマイクロハビタット利用と分散・侵入を調べた。原木栽培シイタケから採集されたHistiogaster rotundusは,立木時に穿孔性昆虫に...
遺伝育種に用いるシイタケ菌株の作出および連鎖地図の作成(734)
摘要 食用きのこであるシイタケの育種を効率的にすすめるためのシイタケゲノムの連鎖地図作成を目的として試験を行った。野生シイタケ菌株34、および栽培用品種9菌株の計43菌株を用いた子実体の形成能力の検定を...
九州地域シイタケの原木栽培におけるヒポクレア・ラクテア・グループ菌の被害調査および生態的特徴の精査
摘要 九州地域の原木栽培施設で発生が見られるヒポクレア・ラクテア・グループ菌の被害調査を行い被害回避の方法を探索することを目的とする。具体的な試験方法は、原因菌の分離を行い、菌株の収集を行う。分離さ...
摘要 全国食用きのこ種菌協会加入の9社が昭和49~54年に提出したシイタケ菌株152株の中から102菌株および野生シイタケ33菌株、合計135菌株のDNAを抽出した。シイタケ4菌株のIGR領域(核内...
摘要 飼育実験からコナダニ科のほとんどの種が食性と見なせることが判明した。トラップによるダニ捕獲結果から,ナメコ栽培施設の培養室では,ダニは人の動きにともなって出入り口を通じて侵入することが多いと示...
遺伝育種に用いるシイタケ菌株の作出および連鎖地図の作成(836)
摘要 連鎖解析に用いるためのF1世代の胞子菌株を得るために、シイタケ交配菌株からマイクロマニュピレータによる単胞子分離を行った。単胞子分離の際には、同一担子器に由来すると思われる4胞子をひとつのセット...
摘要 傘の開き方が不十分な変異株と正常株から、プロトプラスト化により1核菌糸を得た。その交配株の解析結果から、変異遺伝子は優性遺伝し、両方の核にホモの状態で存在することが判明した。また正常株とその正...
摘要 これまでシイタケなどの栽培きのこの品種開発が行われ、多くの品種が種菌として流通している。これらの品種・菌系は、子実体の形状、生理的性質によって識別されているが、容易ではない。また対峙培養による...
遺伝育種に用いるシイタケ菌株の作出および連鎖地図の作成(787)
摘要 ニュージーランド産のD703株と屋久島産G408株との間で交配させた菌株が8菌株作成された。10年度は、そのうちどの菌株が、最も多くのヘテロ接合マーカーを含むのかを検討することで、今後の連鎖地...
摘要 ダニが分散に利用する可能性のある種を明らかにするため、野生きのこの子実体を同時期に利用しているダニと昆虫を採集した。マメザヤタケの子実体からは、Viedebanttia sp.を採集した。この...
遺伝育種に用いるシイタケ菌株の作出および連鎖地図の作成(803)
摘要 当年度は、連鎖解析に適したシイタケの菌株の作出を目的に試験を行った。菌株の作出にあたっては、子実体形成能力が優れ、かつ遺伝子のヘテロ接合体率が高くなることに留意した。方法は、三角フラスコを用い...
摘要 変異株および正常株は、プロトプラスト化により1核菌糸を得た。交配試験の結果、別の核由来であることが判明した変異株の1核菌糸と、正常株由来の1核菌糸を対峙培養させた。これらの1核菌糸を交配させて...
摘要 フェルギノ-ルとチモ-ルを含む培地を用いてシイタケの菌糸伸長試験を行った結果同程度の菌糸伸長を示した。高濃度(0.01%)のチモ-ル培地からシイタケプロトプラストの再生菌糸を選抜する事ができた...
摘要 ナメコ、エノキタケ、クロアワビタケのエステラ-ゼのアイソザイムは各菌株共、正常株、変異株のバンドパタ-ンに違いが認められなかった。またりんご酸脱水素酵素、パ-オキシダ-ゼについても、同様に違い...
摘要 全国のきのこ栽培地からダニ害の情報を収集した。生態調査として、トリコデルマ菌から得られたHistiogaster属の一種、培養されたボトリチス菌から採集されたSchwiebea属の一種、複数の...
摘要 1次選抜で得られたシイタケ菌をスギおがこで菌床栽培した結果、菌まわり日数、子実体を収穫するまでの日数、子実体の本数および収量は元株と同程度であった。収穫したシイタケの中から色、形の良いものをい...
林家の複合作目に関する情報のデータベース化と経営分析(836)
摘要 各種特用林産物に関する国や九州各県の統計資料を分析した結果、竹材は国内生産量の7割が九州産であるが減産傾向にあり、その要因は、用途面での代替品の出現などによるが、環境保全や竹文化の継承のためそ...