摘要 果菜類を中心に野菜のリアルタイム栄養診断技術について、毛管ポット耕を用いて汁液診断手法の検討を行うと共に、より迅速で非破壊での測定が可能な近赤外分光法による栄養診断技術を検討する。また、ICP...
3 簡易で迅速にできる土壌、作物栄養および病害虫診断技術の確立(1)土壌診断技術の確立1)地力を考慮した水稲の施肥量計算システムの開発
摘要 水稲栽培期間中に黒ボク土水田土壌から無機化して出てくる窒素を簡易に測定する分析法を検討しており、可給態窒素の簡易測定法として無機化係数を検討している。このデータを基に、金野らの反応速度論的なモ...
摘要 モモ樹の栄養状態を最もよく表す部位及び養分を把握し、その適正範囲を策定し、これに基づく改善技術を開発する。これまでに簡易な測定法を開発し、リアルタイムな診断技術に見通しがついた。 研究対象 モモ...
摘要 夏秋トマトにおける葉柄の硝酸態窒素濃度を指標とする栄養診断、施肥管理指針の策定について検討する。本年は、栽培前歴の異なるほ場において、葉柄の硝酸濃度に基づく追肥を実施し、減肥栽培への適応性を...
摘要 トマトにおける投入肥料の利用率向上を図り、適切な肥培管理を行うための基礎資料とする。本年は、基肥により肥効パターンを変えた場合の汁液中硝酸濃度と養分収支動態を明らかにする。総窒素含有量の差は...
摘要 i)リンゴでは、収集した多数のリンゴ根頭癌しゅ病菌を同定した結果、そのほとんどがbiobar 2であると考えられた。また、パツリン(マイコトキシンの1種)産生性のPenicillium属菌が我が国にも存在することや...
摘要 i)カンキツでは、通常のPCRより100~1000倍高感度のTaqMan real-time PCRによるグリーニング病原体の遺伝子診断を開発した。葉の中肋あるいは付根樹皮で病原体濃度が高い傾向が認められた。またカンキツウ...
摘要 ホウレンソウの収穫15~20日前に施用窒素の20~30倍の炭素を含むショ糖を施用することで、平均で20~30%の、最大で40%近くの硝酸含量低減効果を認めた。土壌中の硝酸含量が、ショ糖施用により減少したこと...
摘要 土壌微生物DNAをHot-detergent法とビーズ法を組み合わせることにより土壌より直接抽出し、16SrDNA増幅用プライマーを用いたPCR反応の後、変性剤濃度勾配電気泳動(DGGE)により展開し、電気泳動パターンの画...
摘要 "地域の活性化状況を定量的に捉えるため,「人口定住」,「経済活動」,「農業活動」,「林業活動」の四つのカテゴリー別に合計44の基礎指標からなる指標体系を構築した。この指標体系は,各カテゴリーごと...
摘要 Tiプラスミド検出用PCRプライマーを新たに設計して、コロニーPCR法によるリンゴ根頭がんしゅ病菌の高感度遺伝子診断法の開発を行った。菌体からのDNAの抽出を省略できたことから従来の50%の時間で、さらに病...
農村活性化のための農村地域資源の賦存・利用状況の評価とその有効利用方式の解明
摘要 水車除塵機のインベントリ分析方法が構築され、具体的事例についてLCA(Life-Cycle Assesment)評価を行った。また、地域診断手法については、経済指標、農業指標に環境指標を加えて主成分分析を行い、これ...
軟弱野菜類の土壌、栄養環境による抗酸化活性成分の消長と変動要因の解明
摘要 ホウレンソウの湛液型水耕栽培において、生育後期に各種養分含量を変動させた結果、カリウム濃度を標準の1/2に減少したとき抗酸化活性及び抗酸化物質であるアスコルビン酸含量がそれぞれ約10%及び25%増加...
摘要 i)矮性台木として実用化されているカラタチの変異系統ヒリュウはその初期成育がカラタチ実生より劣る。そこで、実生の生育に及ぼす燐酸の効果を検討したところ、赤玉土2L当り50gの過燐酸石灰を施用すると、...
土壌・作物代謝解析のための安定同位体自然存在比の利用技術の開発と応用(206)
摘要 11年度は主にイネ科植物で生成され植物珪酸体(オパール)又土壌に蓄積されたそれに含まれる炭素含有率と13C自然存在比(δ13C)の変異を計測した。植物珪酸体試料C含有率は1~60mg/gDWと大きく変動した。δ...
摘要 養分投入資料として「農業生産環境調査結果の概要」および「十勝畑作地帯における施肥の実態」を、栽培面積資料として「第74次農林水産省統計表」を、作物の養分吸収量及び搬出量資料として「わが国の農作...
作物の養分吸収制御因子に関する分子生物学的解析と診断手法の開発
摘要 イネ種子から誘導した胚盤由来のカルスを用いて懸濁培養系を確立し、イネの培養細胞の生育と窒素同化系に及ぼす培地の窒素形態の影響を検討した。イネの培養細胞の生育は、R2およびカザミノ酸培地で良好であ...
摘要 本研究では、九州農試、国際農林水産業研究センター、東京農大宮古農場と共同で、各種作物におけるエンドファイト(植物体内細菌)による窒素固定量の見積もりを行う。平成11年度は、サツマイモ、サトウキ...
摘要 作物生育促進などの有用微生物の利用では効果の不安定さが問題となっている。原因の一つは接種した微生物が根圏に安定的に定着できないためと考えられる。また、土壌の微生物性を診断する手法の開発が望まれ...