摘要 トウモロコシ-ハクサイ作付け体系のもと、各種肥培管理下で連用試験をおこなった。速効性区、緩効性区における1m深の土壌溶液中の硝酸態窒素濃度は、試験開始後1年を経た時点から急激に上昇し始め、その後...
土壌・作物代謝解析のための安定同位体自然存在比の利用技術の開発と応用(195)
摘要 作物の窒素利用能や固定炭素利用能の系統変異、土壌の炭素・窒素の更新、有機物の土壌・作物系における循環などに関する基礎知見を得ることを目的に、窒素・炭素の安定同位体自然存在比の変動を利用した解析...
植物体内窒素固定細菌による窒素固定植物の探索と評価(197)
摘要 サトウキビ,サツマイモ,牧草について15N自然存在比法により窒素固定を評価した。サツマイモの葉身、葉柄、塊根のδ15N値は、対照のカボチャに比べて低下しており、窒素固定の可能性が示唆された。バイオマ...
園芸作物のストレス診断技術の開発とこれに基づく品質管理のための基礎研究
摘要 ポット栽培のウンシュウミカンを供試し、灌水量を変えて異なる程度の乾燥ストレスを与えた。赤外線放射温度計による熱画像から、乾燥ストレスを受けている樹では葉温が高いことが認められた。また、乾燥スト...
摘要 田畑輪換体系下における輪換畑大豆及び輪換田水稲の収量性を解析するとともに、そうした圃場における土壌物理性や窒素を中心とした養分動態などの特徴について、従来の診断手法に代えてより簡便な手法を適用...
摘要 前課題「有用根圏微生物の選抜とその機能評価」で分離したホウレンソウ根面に特徴的な細菌群の内の1グループについて分類学的性質を検討した。これらの菌株はすべてグラム陰性の桿菌であり、細菌同定キット...
園芸作物のストレス診断技術の開発とこれに基づく品質管理のための基礎研究
摘要 四国地域の主要園芸作物であるカンキツ類及び花き類は高品質の生産が望まれるが、近年多く発生する異常気象により夏季には高温乾燥害を受けやすく、カンキツでは樹勢低下が花きではロゼット化等が問題となっ...
摘要 作物生育促進などの有用微生物の利用では効果の不安定さが問題となっている。原因の一つは接種した微生物が根圏に安定的に定着できないためと考えられる。また、土壌の微生物性を診断する手法の開発が望まれ...
摘要 本研究では、九州農試、国際農林水産業研究センター、東京農大宮古農場と共同で、各種作物におけるエンドファイト(植物体内細菌)による窒素固定量の見積もりを行う。平成11年度は、サツマイモ、サトウキ...
作物の養分吸収制御因子に関する分子生物学的解析と診断手法の開発
摘要 イネ種子から誘導した胚盤由来のカルスを用いて懸濁培養系を確立し、イネの培養細胞の生育と窒素同化系に及ぼす培地の窒素形態の影響を検討した。イネの培養細胞の生育は、R2およびカザミノ酸培地で良好であ...
土壌・作物代謝解析のための安定同位体自然存在比の利用技術の開発と応用(206)
摘要 11年度は主にイネ科植物で生成され植物珪酸体(オパール)又土壌に蓄積されたそれに含まれる炭素含有率と13C自然存在比(δ13C)の変異を計測した。植物珪酸体試料C含有率は1~60mg/gDWと大きく変動した。δ...
農業生態系の物質循環機能を活用した有機物資源の有効利用法の開発に関する研究(203)
摘要 吸引圧が水柱100cmのテンションキャピラリーライシメーターの年間の浸透水採取量は、430.5mmで、表面流出をゼロと仮定すると蒸発散量は770mmとなり、下降移動している浸透水の大部分を採取できた。この畑圃...
摘要 トウモロコシ-ハクサイ作付体系のもと、各種肥培管理下で6年間の連用試験を行った。速効性区、緩効性区における1m深の土壌溶液中の硝酸態窒素濃度は、試験開始後1年を経た時点から急激に上昇し始め、その後...
摘要 有機質資材の投入量を決定するフローを整理し、作物生産から見た投入量の決定プロセスや現状を明らかにした。また、既存のライシメータ試験結果より土壌面での養分収支と溶脱窒素量との関係や自然環境特性の...
摘要 養分投入資料として「農業生産環境調査結果の概要」および「十勝畑作地帯における施肥の実態」を、栽培面積資料として「第74次農林水産省統計表」を、作物の養分吸収量及び搬出量資料として「わが国の農作...
土壌の環境容量把握手法の開発-土壌微生物の増殖速度と土壌亜鉛の形態画分-(198)
摘要 作物生育にとっての土壌中の亜鉛濃度の許容範囲の解明に役立てるため、赤黄色土に対して汚泥とともに農耕地圃場へ投入された亜鉛の形態別経年変化を分別抽出法により検討した。その結果、赤黄色土中の大半の...
摘要 種々の作物や土壌に適合した多種類の有用根圏微生物を提供すること、及びそのための有用根圏微生物の簡易な選抜法の開発を目的とした。はじめに、分離した微生物を簡易に類別するため、特にグラム陰性の根圏...
キュウリ緑斑モザイクウイルスの経済的評価に関する調査研究(295)
摘要 1966年に我が国に侵入し大発生して大きな被害をもたらしたキュウリ緑斑モザイクウイルス(CGMMV)の、スイカ、キュウリ、メロン、ユウガオにおけるウイルスの発生経過や防除対策について調査を行っ...
連鎖系内養分フローの解明と制御による畜産廃棄物還元容量の増強(200)
摘要 窒素濃度5~6mg/Lの畑地湧水を流量を制御して年間潅漑すると、谷津田試験田(茨城県出島村)の窒素浄化量は、水稲作付け期間に120kg/ha 、非作付け期に140~180kg/ha、年間では2...
摘要 連用区を設けて肥料成分の作物体吸収量と溶脱量を連続計測している。始めの4年間で、畜産廃棄物施用区には合計340kg/ha、速効性、緩効性肥料施用区には170kg/haの窒素を投入した。その際に...