摘要 1.ウシの生殖細胞を可視化するため、CRISPR/Cas9アシストによるPOU5F1遺伝子ノックインを実施した。現在まで11株の細胞において設計通りの相同組換えが確認され、ウシ体細胞においてもCRISPR/Cas9アシス...
摘要 1.急性高温負荷条件下のウシにセロトニンの前駆体であるトリプトファンを末梢投与すると、高温による呼吸数増加を抑制する傾向が認められ、急性高温に対する生体反応にセロトニン神経系が何らかの役割を担...
摘要 1.ヤギ弓状核キスペプチン神経細胞のほぼ全てにニューロキニンB(NKB)受容体が発現していることを明らかにし、キスペプチン神経細胞同士のネットワークの中ではニューロキニンBによる情報伝達が行われて...
摘要 1.仔ウシ個体を牛群に初めて導入した時の社会行動を主成分分析することで、仔ウシの社会的親和性形成に影響する要因について解析した結果、42日齢導入では「社会的接触の回避」及び「積極的な社会的接触」...
摘要 1.ブタにおいて、フットスィッチ学習後にバラの匂いの学習を行うと、訓練後に正解率が高くなることから、この方法でバラの匂いの連合学習が可能であることが示唆された。 2.プロラクチン放出ペプチド脳...
摘要 (1)ブタ単離嗅細胞で匂い刺激によりT型カルシウムチャンネルが関与する細胞内カルシウムの上昇が認められた。ブタ海馬において、学習を反映していると推定される神経活動の亢進が観察され、また、神経新生...
反芻動物の性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌調節に関わる神経伝達物質および末梢性因子解明(A532)
摘要 反芻動物の繁殖機能を調節する神経機構を明らかにするため、繁殖機能に抑制的に作用する因子として低栄養に、促進的に作用する因子としてフェロモンに着目し、シバヤギあるいはウシを用いて実験を行い、以下...
反芻動物の性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌調節に関わる神経伝達物質および末梢性因子解明
摘要 シバヤギ繁殖調節中枢の電気生理学的な解析の結果、反芻動物では、血中遊離脂肪酸が低栄養シグナルとして作用する可能性や、ドーパミンが神経伝達物質として直接繁殖調節中枢に作用する可能性は低いことが示...
反芻動物の性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌調節に関わる神経伝達物質および末梢性因子解明
摘要 シバヤギの急性低栄養モデルを用いてグルコースの静脈内投与が繁殖制御中枢の活動におよぼす影響を検討し、急性低栄養による繁殖制御中枢の抑制はグルコース投与により解除されることを明らかにした。これに...
反芻動物の性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌調節に関わる神経伝達物質および末梢性因子解明
摘要 シバヤギにおける短期間の絶食負荷実験系を用いて、末梢血中の酢酸及びインスリン濃度は視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)のパルス状分泌活動の動きと比例して、NEFAおよびケトン体濃度は...
摘要 牛のウイルス性乳頭炎の原因と考えられるパラポックスウイルス(PPV)および牛ヘルペスウイルス2型(BHV-2)について、全国各地から集めた牛血清を使用し抗体調査を行った。PPVに関しては、野生...
摘要 プリオンによる羊、山羊のスクレイピーは家畜衛生上極めて重要である。また、英国で発生した牛海綿状脳症(BSE)は公衆衛生上も大きな問題を提起している。これらプリオン病では宿主のプリオン蛋白質の関...
摘要 κ-カゼインはカゼインミセル形成のキー物質で、このアミノ酸配列が変化すると、乳の性質に変化が生じる。κ-カゼイン分子構造の特徴と許容される変異の範囲を検討するため、14種の偶蹄目の動物について、...
摘要 間接蛍光抗体法に代る牛の悪性カタル熱(MCF)の血清診断法の開発を試みた。牛胎児甲状腺細胞で培養した牛ヘルペスウイルス3型WC11株をポリエチレングリコールで50倍濃縮して抗原に使用し、赤血球...
摘要 PCR法によって対象生物のDNAを増幅し、その産物の塩基配列を比較することは生物種の分類や鑑別のために有効な方法の1つである。PCR法の成否はプライマーの設計にかかっており、この研究は広範囲の...
摘要 κ-カゼインの分子構造と物性との関係を見るため、多数の哺乳動物についてκ-カゼインのアミノ酸配列を決定し、分子構造の特性を検討する。5年度はウシκ-カゼイン遺伝子の塩基配列から設計したプライマー...
摘要 ニホンシカにおける血液生化学的検査の基礎データを得るため、シカ(6頭)頚静脈にカテーテルを装着してできるだけストレスの少ない条件下で採血を行い、キシラジンによる血液学的、生化学的成分の経時的変...
摘要 乳蛋白質のカゼインは構造の異なる数種の分子が会合し、ミセルとなって乳中に存在している。この中でもκ-カゼインは疎水性と親水性の両部位を合わせ持つことによってカゼインミセルの安定化に寄与し、乳蛋...
摘要 乳蛋白質のカゼインは構造の異なる数種の分子が会合し、ミセルとなって乳中に存在している。κ-カゼインは疎水性と親水性の両部位を合わせ持つことによってカゼインミセルの安定化に寄与し、乳蛋白質の構造...