摘要 藻類は、第一次生産者として食物連鎖の最下部に位置する。このため、藻類の生息密度の減少はそれらを餌としている高位の生物にとって死活問題となる。逆に、藻類が繁殖しすぎることは水田では土壌表層を剥離...
内分泌かく乱物質の胎子・新生動物の生殖器・免疫器官に対する形態学的機能的影響
摘要 牧草あるいは飲み水に、農薬などの内分泌かく乱物質(ED)が汚染し、妊娠牛に対して、さらに胎盤あるいは乳汁を介して、牛胎子、新生牛に対してなんらかの影響を与えることが想像される。また、牛乳を介し...
摘要 本研究では核移植に供する遺伝子導入細胞を短期間で分離するための薬剤耐性マーカー遺伝子を選択する目的で、ヤギ胎子由来繊維芽細胞の各種選択薬剤(ネオマイシン、ハイグロマイシン、ゼオシン、ピューロマ...
摘要 ある種の菌食性トビムシは、病原性糸状菌Rhizoctonia solani(AG-4系統)によるアブラナ科野菜等の苗立枯れ症の発生を抑制することを解明した。この機能を活用した汎用技術を開発する...
摘要 海外病発生時に消毒は重要な防疫の役割を担う。そこで代表的な海外病ウイルスに対する代表的な消毒薬の消毒効果を検討した。使用したウイルスはエンベロープのない豚水胞病(SVDV)及びアフリカ馬疫ウイ...
摘要 農薬によらない病害防除技術を開発するため、作物の土壌伝染性病原糸状菌を摂食し、作物への病原菌の感染を抑制する効果の高いトビムシ類の種類の探索を行なった。福島県を主に、北日本地域から採取された3...
摘要 牛の胚移植技術において、過剰排卵処置により移植胚を生産する方法は、移植現場で重要な部分を占めている。本法では、ホルモン剤に対する供卵牛の反応性の違い等により、移植可能胚の回収成績に大きなばらつ...
家畜繁殖領域におけるドラッグ・デリバリー・システムの応用に関する研究(56)
摘要 本研究は、ドラッグ・デリバリー・システム(DDS、薬物送達手段)を応用し、家畜への効率的な薬物投与方法を開発することを目的とした。具体的には、牛の過剰排卵誘起処理に使われている卵胞刺激ホルモン...
摘要 昆虫の移動性・定住性を区分する生理・生態的根拠はまだ十分ではない。本研究では実験的検証、海洋上昆虫相の同定、及び拡散・分散モデルの作成によって、飛翔行動特性の決定要因の解明を試みた。コナガでは...
摘要 近年、水系での農薬の動態の監視が強化され、初期剤を中心に水田用除草剤の散布量の低減化が望まれている。そこで、雑草の発生・生育予測法の精度向上と適正な要防除水準の設定を図り、地域の条件に適した除...
摘要 現在ブラジルではハキリアリの被害は強力な農薬により小規模に抑えられているが、この薬品の多用による人体・環境への影響が危惧されるため、アルの好む植物種を明らかにし、この植物に毒物を添加して巣穴の...
摘要 カメムシ類が越冬後もっとも早い時期に摂食のため飛来するのがサクラの果実である。7月になり針葉樹の球果が成熟するとカメムシ類はそこに移動して繁殖する。サクラ果実、サワラ球果でカメムシ類の吸汁痕を...
寄生蜂の利用を取り入れたクリタマバチの防除法の開発(277)
摘要 昭和57年に果樹試圃場に260頭のチュウゴクオナガコバチを放飼してクリタマバチに対する防除効果を調査した。放飼後6年(昭和63年)以後被害芽率は10%以下となり、被害はほとんどなくなった。放飼...
天敵を利用した野菜重要害虫アブラムシ類の防除法確立に関する研究
摘要 野菜等を加害するアブラムシ類は、微小かつ繁殖力旺盛のため薬剤のみによる防除は難しく、薬剤の多投入による防除は同時に抵抗性発達の危険性をはらんでいる。野外では、アブラムシ類を捕食あるいはそれに寄...
マレイシアの直播水稲栽培における主要水田雑草の生態解明と制御法の開発
摘要 マレイシア・ムダ潅漑地区では、1980年以降労働力の不足から水稲直播栽培が広がったが、直播栽培の急速な導入は雑草の多発化をもたらし、生産性の安定化のためには雑草問題の解決が不可欠となっている。...
摘要 栄養繁殖性花きは,長いあいだ栄養繁殖を繰り返しているためにウイルスやウイロイドにり病しているものが少なくない.なかでもキクスタントウイロイド(CSV)は近年わが国でも保毒が確認されたもので,生...