(3)熱帯・亜熱帯地域における家畜飼養技術の高度化とアジアの乾燥地における持続可能な農牧業生産システムの構築
摘要 ・ タイ畜産振興局のグループが中心となって、これまで同局が蓄積したデータならびに本プロジェクトで共同研究を行った各大学が分析した飼料成分データの取りまとめを行い、昨年度試作した肉用牛飼養標準に...
摘要 傾斜ハウス周辺に西洋ミヤコグサを栽植すると、イネ科、キク科の雑草を顕著に抑制し、9月では放任区の10%以下になった。4~6月の流失土壌量は裸地の5%以下になり、7~9月ではほぼ完全に抑制した。ま...
摘要 遊休地等の被覆植物として、ヘアリーベッチは夏以降の雑草管理に問題が残るが、環境適応力の強さによる栽培しやすさや種子コスト等の面で優れている。ヘアリーベッチをライブマルチして、雑草の抑制、地温の...
摘要 マップデータベース化された地域農林業資源情報による気象、地形、農地、営農等の解析結果を援用して、傾斜農地の低コスト整備・保全技術および周辺部の遊休・放棄化されつつある農地の植物・動物等利用によ...
リードカナリーグラス、バヒアグラス等の永年牧草の省力管理技術(197)
摘要 省力的な粗飼料生産を実現するため、ロールベール調製とそれに係わる素材技術の中、リードカナリーグラスとバヒアグラス草地の省力管理技術を確立する。■リードカナリーグラス草地:一・二番草はロールベー...
畜舎内の気動および換気が反芻家畜に及ぼす影響の解明(128)
摘要 冬期間の舎飼時におけるすきま風は、肉用牛生産の損耗要因として重要と考えられるので、これの家畜生理機能に及ぼす影響を検討した。5℃の室温下で、日本在来種去勢山羊に0℃以下に冷却した風を直径20cm...
摘要 日本在来種去勢山羊を用いて、稲わらを主体とした飼料の乾物自由採食量と可消化乾物自由採食量を調べるとともに、同じ飼料について経時的にガス発生量を測定し、採食量との関係を検討した。稲わらの採食量は...
地域生産飼料利用による家畜排泄物量の制御技術の開発(125)
摘要 日本在来種山羊にイタリアンライグラス早生品種のワセアオバの穂ばらみ期と出穂期に収穫した乾草と、中生品種であるナガハヒカリを早生品種とほぼ同時期に収穫した乾草をそれぞれ残食がでるように給与し、乾...
摘要 熱帯原産の新規導入マメ科作物セスバニア・ロストラータの反芻家畜用飼料としての適性を検討するため、サイレージ調製したロストラータを給与飼料に80%及び40%混合し、日本在来種育成山羊に70日間給...
畜舎内の気動および換気が反芻家畜に及ぼす影響の解明(122)
摘要 すきま風は冬期間の肉用牛損耗要因として重要と考えられるので、これが家畜生理機能へ及ぼす影響を検討する。日本在来種去勢山羊を5℃の室内に入れ、ドライアイスによって0℃以下に冷却した風を直径20cm...
地域生産飼料利用による家畜排泄物量の制御技術の開発(107)
摘要 日本在来種山羊に市販配合飼料をNRC飼養標準の維持要求量の40%量を給与し、さらに4頭ずつにトウモロコシサイレージ、稲ホールクロップサイレージ、イタリアンライグラス乾草および稲わらを残食が出る...
羊草及びイタリアンライグラス新品種の飼料特性の解明(106)
摘要 北陸地域で今後とも利用の拡大が期待される輸入粗飼料の羊草及び耐雪性や高収量性等の面を重視して育成されているイタリアンライグラスの4倍体品種の飼料特性を検討した。羊草はイタリアンライグラスに近い...
摘要 熱帯原産のマメ科植物であるセスバニア・カンナビナが反すう家畜の飼料として利用できるか否かを検討するため、カンナビナ種のサイレージを飼料中に8割及び6割混合した区のほか、アルファルファを給与した...
暖地産飼料作物・牧草類に対する新機能乳酸発酵菌の接種効果の解明と評価(183)
摘要 西南暖地では夏季に調製されるサイレージは発酵品質が不安定になりがちである。そこでサイレージの発酵品質改善を目的として新しく開発された乳酸菌製剤の接種効果を明らかにし、さらに反芻家畜を供試してそ...
暖地におけるホールクロップの品質評価のための飼料特性の解明(182)
摘要 トウモロコシの茎葉の栄養価について山羊を供試して測定したTDN含量と成分含量との相関が高いことを基にして回帰式による簡易な栄養価推定式を得た。さらに、その推定式を用いて九州において主要なトウモ...
反芻家畜における暖地飼料作物の消化率・採食性変動要因の解析(181)
摘要 九州地域で栽培の拡大が期待されている暖地型牧草(ギニアグラス)を乾草調製してその反芻家畜における消化率及び採食性について刈取りステージを中心にして変動要因を検討し、高栄養価の乾草を得るための条...
山羊ー牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発
摘要 山地傾斜草地の放牧利用率を高め、肉用牛肥育もと牛の生産と育成を低コストに行うことが求められている。ここでは、採食特性の異なる、山羊と牛を組み合わせ放牧することによる草地の高度利用法を開発し、植...
形態的特性の異なるギニアグラスにおける酢酸型サイレージの発酵機序解明
摘要 暖地型牧草に特徴的にみられる「酢酸型」発酵するギニアグラスサイレージについて、繊維等の成分含量との関係において発酵機序を解明する。また、形態的特性の異なるステミータイプのギニアグラスを用いたサ...
暖地産飼料作物・牧草類に対する新機能乳酸発酵菌の接種効果の解明と評価(189)
摘要 ギニアグラス(品種;ナツカゼ)を刈取り後1日予乾してサイレージ調製した。材料草の水分含量は77%で中水分サイレージとしてはやや高かった。無添加サイレージは酢酸を乳酸と同程度含有し、pHが5以上...
反芻家畜における暖地飼料作物の消化率・採食性変動要因の解析-ギニアグラス再生草の消化率(180)
摘要 ギニアグラスのナツカゼとナツユタカの再生草を1番刈後42,56日目に収穫して乾草調製し、山羊を供試してそれらの消化率を測定した。細胞内容物と細胞壁物質の消化率はそれぞれ58~66%、47~53...