摘要 ウメ黒星病菌の遺伝的変異と病原性分化の存在を調査し、抵抗性の簡易検定法を開発して、抵抗性品種の育成・遺伝子操作による抵抗性個体の作出に必要な基礎的知見を得る。8年度は、多数の産地及び品種から黒...
摘要 北陸地域の基幹作物である水稲作に係る革新的な技術開発を推進するため、主に画期的な稲新品種育成のための効率的な育種法の開発について検討した。異種のプロトプラストを接着する方法として、レーザー光を...
摘要 イネばか苗病の防除にはベノミルに代わって新たにエルゴステロール生合成阻害(EBI)剤が使用されるようになったが、最近EBI剤耐性菌が出現している。しかしEBI剤耐性菌の病原性については明らかで...
果樹における突然変異の効率的誘発に関する緩照射と急照射の比較(213)
摘要 ナシ黒斑病罹病性品種‘二十世紀’‘おさ二十世紀’‘新水’にガンマ線の緩照射および急照射を行い、耐病性突然変異の誘発を図ってきた。これまでに、葉切片を用いた黒斑病の簡易検定法により、‘二十世紀’から9系...
摘要 沖縄県本島等でグリーニング病様症状を呈する33樹を検定植物のオーランドタンゼロに接ぎ木接種して検定した結果、本島からの4サンプルがグリーニング病症状を呈した。他の9サンプルは病徴が不明瞭であり...
摘要 ‘幸水’から分離した黒星病菌は、‘幸水’のみに病原性を示した。また、‘マメナシ12’からの分離菌は‘マメナシ12’のみに病原性を示すものと、‘マメナシ12’及び‘幸水’の両方に病原性を示すものに分かれた。...
分子マーカー利用によるイネのツマグロヨコバエ耐虫性の遺伝的機構の解明
摘要 イネのツマグロヨコバイ耐虫性に関する遺伝的機構解明のため、RFLP(制限酵素断片長多型)を用いた耐虫性品種・系統および雑種集団を用いた遺伝子分析と、個体、集団のそれぞれのレベルで簡易かつ高い精...
摘要 耐倒伏性に優れる超多収F1品種を開発するため、耐倒伏性フリント種自殖系統の選抜・育成を進めるとともに、選抜自殖系統の耐倒伏性と組合せ能力を検定した。さらに、この研究で確立した基部固定引倒し法に...
摘要 立枯病に対するサツマイモ品種の抵抗性の評価法について検討した。菌体濃度を約25g/lとした立枯病菌懸濁液にサツマイモ苗を浸漬後35℃に保持し、4日後に発病程度を観察して抵抗性を評価した。その結...
摘要 1.収集:奄美及び沖縄からの35点は横浜植防の検査で不合格。沖縄の材料は廃棄、奄美の材料は隔離栽培を継続。愛媛及び高知からは9点を導入。マレーシアから導入、不合格の19点の茎頂培養を完了。再検...
耐病虫性・環境ストレス耐性-外国菌によるいもち病圃場抵抗性遺伝子の推定(156)
摘要 6年度は農研センター、東北農試、北陸農試、中国農試、九州農試で育成した新形質米の14育成系統について、隔離温室内で、葉節接種検定法により葉、穂いもちに対する圃場抵抗性の評価を行った。供試系統で...
摘要 組織培養による遺伝変異の簡易検定法として、突然変異遺伝子へテロ系統、及び2種類のPCRの利用を検討した。変異の検出に突然変異遺伝子へテロ系統を用いた場合は、R0世代ではマーカー遺伝子の判定が困...
摘要 カーネーションのエチレン感受性の簡易検定法の開発、花持ちの遺伝様式の解明を行い、品質保持剤を使用しなくても遺伝的に花持ちの良いカーネーション育種素材の開発を図る。6年度は5年度に選抜した花持ち...
花きおよび緑化植物の不良環境抵抗性評価手法の開発-宿根性花きの耐湿性(127)
摘要 きくの耐湿性の簡易検定法の開発を目的として、5年度に引き続き根の呼吸機能測定のための化学的方法として一般的に用いられている、TTC法とアルファナフチルアミン法を比較、検討した。TTC法はこはく...
摘要 新しい香味、従来よりも強い香気を有する素材を育種事業の早い時期に効率的に選抜するため、生葉段階での香気パターンによる素材検定法を確立することを企画した。香りセンサーを使用することで、緑茶向き、...
摘要 混播草地のシロクローバが消滅する要因であるシロクローバ菌核病に対する抵抗性品種を開発するため、簡易な抵抗性検定法の確立を目指す。6年度は、積雪を用いずに、恒温器内で低温・高湿度の模擬積雪下条件...
ナタネ無エルシン酸・低グルコシノレート品種及び高エルシン酸品種の育成(154)
摘要 無エルシン酸・低グルコシノレート系統の育成では3組合せの交配を行い、雑種後代については子実の成分を分析し、選抜した。世代が進んだ系統のグルコシノレート含有率についてテステープ法による後代検定を...
リポキシゲナーゼ欠失大豆の栄養価値を保持させた機能性食品の開発
摘要 日本人の総コレステロール値はますます増加傾向にあり、動物性食品の摂取を少なくするなどの改善が呼びかけられている。この点で植物性食品である大豆は好適な食品素材となる。また、現状の枠を超えた大豆の...
果樹における突然変異の効率的誘発に関する緩照射と急照射の比較(216)
摘要 ‘おさ二十世紀’は自家和合性を有するが、ナシ黒斑病には罹病性であるため、ガンマ線照射による耐病性突然変異の誘発を図ってきた。葉切片を用いた黒斑病の簡易検定法により、1991年ガンマーフィールドの...
摘要 菌のゲノムDNAの制限酵素Hae■及びEcoR■によるRFLPパターンによって、ナシ黒星病菌Venturia nashicolaとセイヨウナシ黒星病菌V.pirinaは明瞭に区分された。Xba■...