米粉等加工用・業務用水稲品種の育成及び米の未利用成分利用技術の開発
摘要 米粉パンなど新規需要用品種の育成に関しては、a)米粉用として、ライスパスタなどの加工用途に向く北海道に適した高アミロース系統「北海315号」を新品種候補系統として育成した。平成22年度に育成し、山口...
米の形質富化栽培と湿式粉砕液化によるライスミルク加工食品群の新規創出
摘要 (1)主食用品種「どんとこい」を用いて、基肥窒素施用量と分げつ期窒素施肥量を変えることにより穂揃期までの稲体窒素栄養条件の異なる水稲を作出し、これに穂揃期窒素追肥を施用することで玄米蛋白富化30...
b.やませ等気象変動による主要作物の生育予測・気象被害軽減技術の高度化と冷涼気候利用技術の開発
摘要 1)18年度の研究成果である「気象予測データを基にした農作物被害軽減情報ウェブシステム」を水稲シーズン中運用し、水稲生育予測情報、深水管理警報など冷害回避に有効な情報を発信した。同ウェブシステム...
摘要 良食味・複合抵抗性品種の育成を目標に、176系統を供試し、生産力検定試験等を実施した結果、日本晴熟期で穂いもち病と縞葉枯病に強く良質で「ヒノヒカリ」並に良食味の新配付系統「中国184号」を開発した。...
摘要 「北海288号」は苗立ち率がやや低かったが、直播で「ゆきまる」より多収かつ良食味で、いもち病抵抗性も強かった。直播の拡大に寄与できると評価され、命名登録品種候補として採択された。「北海292号」は、...
温暖地・暖地向けホールクロップサイレージ用イネ品種の育種技術の開発(79)
摘要 飼料イネ品種として既存のイネ品種を越える子実・茎葉収量、TDN収量、さらに低コスト生産のための直播栽培適性や複合耐病虫性を備えた品種を育成する。飼料への利用性が考えられる水稲品種系統を移植と乾...
亜熱帯気候を利用した世代促進による効率的遺伝変異固定技術の確立(174)
摘要 低コスト・高付加価値稲品種の育成を目的として、各育成地では直播栽培適性や耐病虫害性を備えた内外の育種素材が母本として利用されている。日本品種と外国品種との交雑後代では一般に固定に長期間を要する...
温暖地向き紋枯耐病・縞葉枯耐病品種及び短期時無し品種の育成(59)
摘要 温暖地西部に適する複合抵抗性及び短期時無し品種の育成を行う。交配は36組合せ実施した。初期世代集団は46組合せ供試し、42組合せを選抜した。個体選抜は11組合せ21,740個体から521個体を...
摘要 中山間地域における再生紙マルチ直播用品種を選定するため熟期、収量、品質、いもち病抵抗性について育成系統の評価を行った。実用品種としては「あきたこまち」並の収量、玄米品質(評価5以上)、耐倒伏性...
作物遺伝資源、育種情報の総合的管理システムの確立-稲特性調査(60)
摘要 95品種について一次、二次、三次特性の調査を行った。供試品種の中で圃場で出穂したのは77品種であった。出穂期は日本晴より遅い品種が大部分であった。稈長・穂長は日本晴より長い品種が多かった。穂数...
摘要 米アレルギーの原因となるアレルゲン蛋白質(16kDaアルブミン)が少ない突然変異体85KG4(後のLA-1)を片親とする8組合せの雑種の後代系統から、電気泳動法により低16kDaアルブミン組成...
イネいもち病圃場抵抗性極強系統の遺伝・病理学的研究および低農薬化の経済的評価(42)
摘要 いもち病抵抗性極強系統「奥羽320号」の抵抗性には、作用力の大きい遺伝子と小さい遺伝子が関与していた。雑種集団から良食味、いもち病抵抗性の個体を選抜するには、F2集団よりF4集団のほうが効率的...
イネいもち病圃場抵抗性極強系統の遺伝・病理学的研究および低農薬化の経済的評価
摘要 東北地域ではいもち病が重大な稲の病害であり、徹底した薬剤防除が行われているが、生産性の向上や環境保全のため、安定した抵抗性品種の利用が望まれる。抵抗性品種の育成を効率的に進め、普及の促進に寄与...