摘要 「千葉C2号」は台刈り作業を行うと開花時期が遅れることが判った。また、「千葉C2号」の生育には圃場の可給態窒素量の影響が大きいことが判明した。「千葉C2号」の葉付き切り花はミラクルミスト処理...
摘要 令和2年度交配実生苗のうち372個体を一次選抜した。今春得られた計10,642粒の種子を播種し、12月現在で6,402個体の実生苗が獲得出来た。次年度以降は、オリジナル品種早期育成プロジェクト課題「疫病抵抗...
摘要 市場出荷向け新品種の育成において、収穫当日と貯蔵4日後の果実物理性、ツヤ、損傷程度等を調査し、「とちおとめ」を日持ち性の基準とした。輸送性の基準は、輸送後の傷害度が軽度であった「紅ほっぺ」及...
摘要 県で育成する品種を対象に、育種選抜を効率化するためのDNAマーカー技術の開発と育成者権保護に利用できる品種識別マーカーの開発を行う。本年度は、落花生「千葉P114号」及び「千葉P120号」を識別できるD...
摘要 生育ステージ予測モデルは、出穂期の予測式の推定誤差が-1~+4日であった。標準的な穂肥施用をするための幼穂形成期の地上部窒素吸収量の適正範囲は4月20日移植で3.9~7.0kg/10aであった。全量基肥施用技...
摘要 4、5、6月植えの「粒すけ」をそれぞれ3時期で収穫し、理化学分析及び食味官能評価を行った。標準刈りの食味は4月及び6月植でやや優れたが、4月植の米飯のテクスチャーはやや優れたためと考えられた。...
摘要 「ふさおとめ」並の大粒、良質で、極良食味な早生の有望系統を育成する。生産力検定では、食味が「ふさおとめ」並~やや良好で、いもち病抵抗性及び玄米外観品質に優れる「佐系1553」以下3系統を選抜し、...
Ⅱ-1 環境にやさしい農業を推進する研究の強化 [17] 安全な食料生産に寄与するリスク管理対策 1 土壌有害物質のリスク管理対策 (1)コメ中のヒ素とカドミウム濃度を同時低減可能な栽培管理技術の確立
摘要 水管理・資材施用によるヒ素・カドミウム同時低減技術では、中干を行ったうえで、出穂期前後に落水1回処理を行うことで、土壌溶液中の溶存ヒ素濃度が減少することが確認された。また、玄米中のヒ素・カド...
摘要 早生の極良食味品種及び極晩生の業務用良食味品種の育成を支援する米飯品質評価法を確立するため、複数銘柄の理化学分析結果から、他県産ブランド米、千葉県産米、業務用米の特性を明らかにした。ガス炊飯...
摘要 H28~R2年に現地試験で収集した「コシヒカリ」から、食味向上の必要条件は、品質項目のうち大きな玄米千粒重、厚い粒厚、低めの玄米中粗タンパク質含有率、高い味度値と示唆された。場内試験において籾数制...
摘要 本年はほとんどの供試品種・系統で出穂期後20日間の平均気温が27.3℃であったが、供試品種の高温登熟性は「ハナエチゼン」・「つや姫」は「強~やや強」、「あきたこまち」・「ふさこがね」は「やや強」で...
摘要 果実硬度の高いイチゴ系統の育成に向け、循環選抜と同時に選抜個体の遺伝子領域全体を確認して効果の高い遺伝子の推定及び当該遺伝子を保有する個体の選抜を行う方法(ゲノム育種法)の実証と系統選抜を行...
摘要 エダマメの難防除害虫であるダイズシストセンチュウに対して、夏期緑豆すき込み法による防除方法を確立するため、緑豆の適切な播種時期を明らかにした。また、現地における緑豆すき込み法導入事例を蓄積した...
摘要 春夏どりでは、乾腐病に対するベンレート水和剤及びトリフミン水和剤による土壌混和処理の高い防除効果が明らかとなった。秋冬どりでは、乾腐病に対する生育期薬剤散布の防除効果は見られなかった。しみ腐病...
摘要 ネギ栽培圃場において、物理的除草を行わない雑草管理によってネギアザミウマに対する各種天敵の定着が促進されることが明らかとなった。秋期の各種殺虫剤散布による天敵カブリダニに対する悪影響について...
摘要 物理的防除資材(赤色防虫ネット)と天敵資材(スワルバンカー)、薬剤のローテーション散布を組み合わせて検討した。防除効果は薬剤散布では高かったが、物理的防除資材ではあまり見られず、天敵資材では...
摘要 イネカメムシ発生地域において水田及び周辺雑草地における発生状況や水田進入時期を調査し、被害との関連性を明らかにした。また、ポットイネを用いた放飼試験を行い、エチプロール粒剤の効果を確認すると...
摘要 パレード20フロアブルのセル苗潅注処理と非SDHI系剤を組み合わせた場合の防除効果を明らかにした。圃場の湛水処理によるセル苗潅注処理の防除効果低下を再現できなかったため、次年度に試験方法を変えて調...
Ⅰ-3 状況変化に対応し、生産力を支える研究の推進 [11] 高品質安定生産をめざした病害虫・雑草管理技術の確立 2 農薬適正使用技術の確立 (1)主要病害虫に対する新農薬の効果検定と実用性評価
摘要 県内で問題となる重要病害虫防除のため、新農薬の登録拡大に向けた効果検定、実用性評価を殺菌剤17剤(6作物)、殺虫剤11剤(6作物)で実施した(複数濃度試験あり)。その結果、「実用性高い」判定9剤...
摘要 暖地園芸作物の主要病害虫に対する農薬の登録拡大を図るため、殺菌剤ではバラ1剤、トルコギキョウ2剤、ヒマワリ1剤、殺虫剤ではメロン3剤の効果検定と実用性評価を行った。全ての薬剤で実用性ありと判...