利用可能なシイタケ原木林の判定技術及び樹木への放射性セシウム吸収抑制技術の開発
要約 伐倒せずに樹木の放射性セシウム濃度を検査する装置とシイタケ原木林としての利用可否を判定する手法を開発しました。また、樹木への放射性セシウム吸収を抑制する手法を開発しました。 背景・ねらい 放射性...
要約 シイタケの栽培には菌床栽培と原木栽培がありますが、どちらの栽培方法でも害虫が発生します。これらの害虫を、化学農薬ではなく、天敵微生物をつかって防除する方法を確立しました。 背景・ねらい シイタケ...
菌の有機物分解能力を評価する ―マツタケ類の分解能力の多様性が明らかに―
要約 菌の有機物分解能力を簡単に把握するため、色素を結合した多糖類を用いた評価法を開発し、マツタケおよび近縁種の分解能力の多様性を明らかにしました。 背景・ねらい 菌根菌であるマツタケは、生きた樹木の...
要約 原木栽培および菌床栽培の乾シイタケについて、国産と中国産の炭素・窒素同位体比を比較し、栽培方法および産地による特徴的な分布から、国産と中国産の乾シイタケの産地が判別できる。 キーワード 産地判別...
要約 マツタケは、アカマツなどマツ科の針葉樹と菌根を形成し、根から栄養分をもらって生育しますが、中南米に分布する広葉樹セドロ(センダン科)とも菌根を作り、マツタケ菌糸が土壌中に広がり、セドロも良好に...
要約 最新のLED照明を用いた光照射技術により、日本で流通する各種きのこ(シイタケ・マイタケ・エノキタケ・エリンギ・ナメコ・ブナシメジ・バイリング・アラゲキクラゲ)の効果的で省エネな生産法を開発しまし...
シイタケのひだ褐変化に関わるラッカーゼ遺伝子の染色体上での位置の決定
要約 シイタケの収穫後のひだの褐変化は、シイタケの商品価値を著しく下げるため、褐変化のしにくい品種を育成することが求められます。そこで、シイタケのひだの褐変化に影響するラッカーゼ遺伝子の染色体上での...
菌床しいたけ害虫ナガマドキノコバエを捕らえるLED誘引捕虫器の開発
要約 「光」と「匂い」の相乗効果でナガマドキノコバエ成虫を誘引し、強力な粘着シートで捕らえる、「LED誘引捕虫器」を開発しました。 背景・ねらい 我が国で生産される生しいたけの8割近くは、菌床栽培によって...
要約 乳用種去勢牛の肥育において、配合飼料の代替としてシイタケ廃菌床を約1kg/日(TMR 乾物中5~10%)給与しても、増体,長, 健常性および生産物への影響を与えることはない。これにより配合飼料利用量を約15%...
要約 菌床シイタケの菌糸を食害するチョウ目ヤガ科幼虫の飼育羽化成虫の形態を詳しく検討し、これまで害虫としては記録のないナミグルマアツバと同定しました。また、近縁なヒメナミグルマアツバとの雌成虫での識...
要約 日本の食卓になじみ深い乾しいたけの嗜好調査を行い、消費者の好みを明らかにすると共に、特に香りに焦点を合わせた品質の改良方法を開発しました。 背景・ねらい 乾しいたけの消費量は年々減少しており生産...
要約 植物成長抑制活性を有する樹木成分が存在すること、シイタケの匂い成分が培地成分によって変わること、ウスヒラタケがダイオキシンを分解することを明らかにしました。 背景・ねらい 森林生物が有する多様な...
セルラーゼ剤によるトウガラシマイルドモットルウイルスの感染抑制
要約 市販の数種のセルラーゼ剤には、トウガラシマイルドモットルウイルスの感染を抑制する効果がある。ウイルス液と混合すると感染力が低下し、また、あらかじめピーマンの茎葉に噴霧処理することによって、その...
カンキツせん定枝やシイタケ廃菌床を利用したユズ搾りかすの堆肥化法
要約 堆肥舎内で腐熟途中のカンキツせん定枝堆積物やシイタケ廃菌床にユズ搾りかすを 1/2重量比混合し5~6か月堆積することにより、ユズ搾りかすの堆肥化が可能である。 キーワード ユズ搾りかす、カンキツせん...
消毒液自動噴霧ハサミを用いたピーマンモザイク病の接触伝染防止
要約 トウガラシマイルドモットルウイルス罹病ピーマンの葉柄切断や葉面への切り込み時に、シイタケ菌糸体抽出物液剤やスキムミルク水溶液で消毒液自動噴霧ハサミの刃を洗浄すると、隣接する健全ピーマン株へのPM...
消毒液自動噴霧ハサミを用いたピーマンモザイク病の接触伝染防止
要約 トウガラシマイルドモットルウイルス罹病ピーマンの葉柄切断や葉面への切り込み時に、シイタケ菌糸体抽出物液剤やスキムミルク水溶液で消毒液自動噴霧ハサミの刃を洗浄すると、隣接する健全ピーマン株へのPM...
要約 三重県内で栽培されている主要品種「亀山1号」を含むハタケシメジ10系統について、3種類のRAPDプライマーを用いたPCRによって互いに分類するDNA系統識別法を開発した。 キーワード ハタケシメジ、DNA、...
チョウ類の多様性と里山の管理-落葉広葉樹林の二次遷移にともなうチョウ類群集の変化-
要約 チョウの種数や個体数は、若い二次林には多かったが、高齢二次林には少なかった。しかし、高齢二次林は原生林を好むタイプのチョウをはぐくんでいた。チョウ類の多様性を保全するためにはどのようにしたらよ...
エノキタケ廃菌床の子実体形成促進物質-廃菌床の再利用に向けて-
要約 エノキタケの廃菌床を4つの成分に分画し、エノキタケの色素脱色能を指標にして調べた結果、エノキタケが培地中に子実体形成を促進する何らかの物質を生産していることを明らかにした。 背景・ねらい エノキ...
要約 アミノ末端にメチオニン以外のアミノ酸をもつタンパク質の合成開始はこれまで自然界の翻訳反応系では不可能であった。昆虫ウイルス由来のRNA配列の直下にコード配列を連結することにより、任意のアミノ酸か...