施設栽培ニラにおけるニラえそ条斑病対策を目的としたネギアザミウマ防除体系
要約
ニラのネギアザミウマに対して、ベンフラカルブマイクロカプセル、クロチアニジン水溶剤、スピノサド顆粒水和剤の殺虫効果が高く、これら3薬剤を基幹とした防除体系により本種およ...
光反射ネット設置と保毒ネギアザミウマ飛来期の殺虫剤散布によるトルコギキョウえそ輪紋病の効率的防除
キーワード ネギアザミウマ、トルコギキョウ、えそ輪紋病、光反射ネット、防除 背景・ねらい トルコギキョウえそ輪紋病はIris yellow spot virus(IYSV)を獲得したネギアザミウマが伝搬するウイルス病であり、葉な...
トルコギキョウにおけるネギアザミウマとえそ輪紋病の発生消長およびIYSV感染植物
要約 アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)を媒介するネギアザミウマは3月以降に誘殺が確認され、その後増加傾向で推移する。えそ輪紋病は本種の誘殺数増加に伴って多発する。また、これまでに報告のない作...
アイリスイエロースポットウイルスによるニラえそ条斑病(新称)の発生
要約 栃木県で発生したニラの白斑症状は、アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)による新病害である。IYSVは、ニラに全身感染するが汁液伝染の可能性は低い。 キーワード ニラ、えそ条斑病、IYSV 背景・ねら...
タマネギ栽培地周辺のIYSV保毒虫誘殺消長と防虫ネットによる施設への侵入抑制
要約 タマネギ栽培地周辺におけるIYSVの媒介虫であるネギアザミウマの誘殺数と保毒虫率は、タマネギ収穫後に著しく増加するが、近隣のトルコギキョウ栽培ハウスでは開口部を0.6mm目合い程度の防虫ネットで被覆す...
要約 食用ユリの黒腐症状は、Sclerotium cepivorum var. tulipae Desm.によるユリ類黒腐菌核病で、健全種球の使用と長期間ユリの植え付けを行わないことで被害を回避できる。 キーワード Sclerotium cepivorum va...
要約 暖地二期作栽培のジャガイモにおいて、アザミウマ類の発生圃場率は高く、春作では生育中後期や収穫期、秋作では生育初期から中期にかけて密度がピークになるが、発生密度は概ね低い。発生種はネギアザミウマ...
佐賀県のトルコギキョウにおけるネギアザミウマのIris yellow spot virus(IYSV)保毒虫率の推移とえそ輪紋病の発生
要約 IYSVを保毒したネギアザミウマは、トルコギキョウ施設周辺において4月下旬から6月中旬にみられ、保毒虫率は5月下旬から6月上旬に高くなる。トルコギキョウえそ輪紋病の発生は、6月中旬から7月上旬に多くなり...
アイリスイエロースポットウイルスのネギ及びタマネギにおける感染状況
要約 神奈川県各地域のネギ及びタマネギ圃場においてアイリスイエロースポットウイルス(IYSV)の感染が認められる。汚染圃場のネギアザミウマは一割以上が媒介能力を有し、近隣で被害が懸念される作物圃場では本媒...
花き類INSVはミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマが媒介する
要約 国内におけるインパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)の媒介種はミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマである。特にミカンキイロアザミウマの媒介能力は雌雄とも個体群の違いに関...
花き類INSVはミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマが媒介する
要約 国内におけるインパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)の媒介種はミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマである。特にミカンキイロアザミウマの媒介能力は雌雄とも個体群の違いに関...
Pseudomonas viridiflavaによるキク花腐細菌病(新称)の発生
要約 露地栽培スプレーキクに、蕾が腐敗し花首が折れ曲がる症状の病害が発生し、発病部位からは細菌が分離された。細菌学的性質から分離菌株はP.viridiflava(Burkholder1930)Dowson 1939と同定し、本病を「キク花...
花きに新発生したクリバネアザミウマおよびトラフアザミウマの防除薬剤
要約 クリバネアザミウマとトラフアザミウマは、花き類(草本植物)・観葉植物のアザミウマ類に対して登録のあるアセフェート水和剤かアセフェート粒剤で防除できる。 キーワード クリバネアザミウマ、トラフアザ...
アルストロメリアに感染するトスポウイルスの超高感度検出法の開発
要約 アイリスイエロースポットウイルスはアルストロメリアの茎葉に黄化えそを引き起こす。本ウイルスに感染したアルストロメリアは根茎(ライゾーム)からもウイルスが検出される。また、発病株の根茎から新たに...
大分県におけるIris yellow spot virus (IYSV) によるトルコギキョウえそ輪紋病(仮称)の発生
要約 2002年3月、大分県国東町の施設トルコギキョウに葉の黄化を伴う激しい輪紋やえそ症状が発生した。病原ウイルスはIYSVと同定され、えそ輪紋病(仮称)であった。圃場内雑草のうちタネツケバナがIYSVに感染す...
佐賀県におけるIYSVによる新病害タマネギえそ条斑病(新称)の発生
要約 佐賀県においてタマネギの葉身に紡錘型のえそ輪紋またはえそ条斑症状を呈する病害が発生した。病原ウイルスはIris yellow spot virus (IYSV)と同定されたので、本病をタマネギえそ条斑病と命名する。本ウイ...
環境保全型露地野菜営農の作付体系と土壌消毒代替技術の導入可能性
要約 輪作に基づく環境保全型露地野菜営農の作付体系は収益を最大とする品目別面積と病虫害発生抑制等に配慮したいくつかの作付規則で決定され、また資材のリサイクル利用等により太陽熱処理等の土壌消毒代替技術...
要約 〔要約〕シャロットの第1染色体をもつネギの単一異種染色体添加系統は、高度のさび病抵抗性を示す。本添加系統はシャロットのもつさび病抵抗性をネギに導入するための有望な育種素材である。 キーワード シ...
秋咲きアリウム属種間雑種の切り花用新品種「ハイブリッドアリウム1号」
要約 子房培養により作出したラッキョウとヤマラッキョウとの種間雑種の中から、花茎がラッキョウより太く長く、花球が大きく、小花数も多い切り花用秋咲きアリウム「ハイブリッドアリウム1号」を育成した。 背...
要約 毛管水耕は、湛液水耕に比べて葉ネギの品質が向上できる。水分制御は、草丈20~30cmの時期から、湛液槽水位を根面から1~2cm下げて行い、給液を60~120分間隔にすると葉色が濃く、葉先枯れの発生を少なくで...