要約 ペチュニア原種(Petunia axillaris)の香気成分には系統間差がある。発散成分の系統間差は内生成分の安息香酸メチルに起因する。いくつかの系統には、イソオイゲノールと新規化合物ジヒドロコニフェリルア...
要約 花弁から単離した核の蛍光顕微鏡観察によるプログラム細胞死(PCD)評価法を開発し、それに基づき花弁の老化にともなうPCDには核そのものが断片化するタイプと核内でクロマチンが断片化するタイプが存在する...
夜香性ペチュニアにおける香気成分の発散量は内生量に依存している
要約 夜香性ペチュニア(Petunia axillaris)において主要香気成分の発散量と内生量の昼夜リズムは同調し、それらの比は沸点と高い相関を示す。香気成分の発散量は基本的に内生量に依存している。 キーワード ペ...
要約 カーネーションのエチレン感受性は、開花後の花の齢の増加に従って低下する。花持ち性の優れる品種においては、花の加齢に伴い、エチレン感受性が急激に低下してエチレンに対する花弁の萎凋反応が認められな...
要約 サイトカイニンは、ペチュニアの花を著しく拡大する生理作用を持つ。その作用は、主として細胞分裂の促進による。 キーワード 花サイズ、サイトカイニン、ペチュニア 背景・ねらい
花きには、大輪品種...
ペチュニアのジンクフィンガー型転写因子ZPT2-3の導入によって乾燥耐性が向上する
要約 ペチュニアのジンクフィンガー型転写因子ZPT2-3は、乾燥、低温、傷、重金属によってその発現が誘導されるストレス応答性の転写因子である。ZPT2-3のcDNAをCaMV 35Sプロモーターの制御下にペチュニアで高発現...
要約 ペチュニアの基部着色覆輪はカルコン合成酵素の、外縁部着色覆輪はフラボノール合成酵素の部位特異的および花弁成長期特異的な転写制御によって発現する。 キーワード ペチュニア、覆輪、アントシアニン、フ...
要約 トマト黄化葉巻ウイルス(イスラエル系統長崎株:TYLCV-Is)を虫媒接種法により11科26種の植物に接種したところ,トマト,チョウセンアサガオ,Nicotiana benthamiana,ペチュニア,ピーマン,ジャガイモ,...
TSWV媒介虫判定のためのペチュニアリーフディスクの適用条件
要約 ペチュニアリーフディスク法によるTSWV媒介アザミウマの判定には、展開葉の出始めから花が数個咲き始めた状態までのペチュニア株が適している。試験に用いるリーフディスクは、従来使われてきたものより小さ...
背景・ねらい 遺伝子組換え(GM)農産物の生産は、北米や南米を中心として急速に拡大している一方、EUや日本での表示義務化を契機として流通・消費動向が昨今大きく変動している。しかし、各国のGMOに対す...
ペチュニアのホメオティック遺伝子pMADS3の発現抑制は花の二重化をもたらす
要約 ペチュニアのpMADS3遺伝子のDNAの一部分をペチュニアに再導入すると、遺伝子サイレンシングによって内在性pMADS3の発現が消失し、その結果、雄ずいの花弁化および内部花序の形成が起こることが見出された。...
ペチュニア・PhSUP2 遺伝子の導入によるトレニアの形態改変
要約 ペチュニアの転写因子遺伝子・PhSUP2をCaMV35Sプロモーターに連結しトレニアで恒常的に発現させると、草丈が低くなる等の形態の変化が生じる キーワード トレニア、形質転換、形態改変、草姿、転写因子遺伝...
要約 園芸産業における品種の保護、交雑育種の効率化、遺伝子組換え植物花粉飛散による環境への拡散防止などの理由から雄性不稔は重要な形質である。一方、雌性不稔形質は花卉の日保ちを改善させることが知られて...
要約 粉砕籾殻とピートモスを容積比6:4で混合し、1リットル当たりの施肥窒素量を400mgとした培地の利用により慣行培地と同等の野菜苗を安定的に生産できる。この培地は慣行培地と比べ重量が33~63%と軽く、価格は...
要約 ペチュニアの生育において、光質は草姿に影響を及ぼし、特に黄色光(若干、赤色域も含む)でコンパクトな外観となった。光強度が異なる場合でも白色光よりも黄色光の方が草丈は小さくなり、その差は弱光ほど...
要約 宮崎県の冬春キュウリから分離されたキュウリ斑紋ウイルスは、既報のトバモウイルス(KGMMV、CGMMV)の抗血清とは反応せず、寄生性も異なる。宮崎県総合農業試験場・環境部・病理科 背景・ねらい 宮崎県で果...
ペチュニアに対するダミノジット剤の伸長抑制効果は遮光処理により向上する
要約 ダミノジット剤をペチュニアに葉面散布する際に、遮光率50%程度の遮光資材で覆って行うと、無被覆よりも伸長抑制効果が高まる。 背景・ねらい ダミノジット剤は、花き類の節間伸長の抑制を目的に、広く使用...
要約 ペチュニアの小型容器栽培では、従来の 9 cmポット栽培に対して 7.5 cmポットで2/3程度、6 cmポットで1/2程度の施肥量(被覆肥料)で十分な生育が得られる。さらに、高濃度のわい化剤(ダミノジット)散布を...
要約 軽量育苗用土を用いた花壇苗の生育には、被覆肥料と併せて、用土の5%(v/v)のたい肥の混合が有効である。 背景・ねらい 本県では、ガーデニングブームを反映して花壇苗の栽培が増加し、県内始め関西方...
トマト黄化えそウイルス(TSWV)のペチュニアの切離葉による簡易検定法
要約 トマト黄化えそウイルス(TSWV)症状葉の磨砕液をペチュニアの切離葉へ汁液接種し、褐色の局部病斑形成の有無を調べることで、本ウイルスを簡易検定することができる。この方法は酵素抗体法(DIBA法)と同程度...