高糖度で外観に優れ、種なし栽培可能なカキ新品種「麗玉」(れいぎょく)
要約 カキ新品種「麗玉」は、高糖度で良食味な早生の完全甘ガキである。へたすき、果頂裂果、汚損果がほとんど発生しないため、外観が優れる。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
疫病・青枯病複合抵抗性台木用トウガラシ品種候補、安濃交1号および安濃交2号
要約 トウガラシ安濃交1号と安濃交2号は、疫病と青枯病に強度の抵抗性を有する。トウガラシ安濃交1号はトバモウイルス抵抗性遺伝子(L遺伝子)としてL4を持ち、安濃交2号は持たない。...
要約 キクの高温開花遅延は花芽分化よりも花芽発達が遅延することの影響が大きい。高温開花遅延時には葉における花成ホルモン遺伝子の発現が抑制される。高温開花遅延を起こしにくい品種では遺伝子発現抑制の程度...
キクタニギクFT相同遺伝子CsFTL3はキクの花成ホルモンをコードしている
要約 キクタニギクFLOWERING LOCUS T(FT)相同遺伝子CsFTL3は、花成誘導条件で発現が上昇する。CsFTL3を過剰発現するキク組換え体は花成非誘導条件において開花がみられるこ...
要約 不時開花などで花芽が著しく不足した樹に同品種の腋花芽を2月中旬に接ぎ木することで花芽の不足を補うことができる。結実した果実は大きさがばらつくものの、糖度やpHは平年と同等であるため収量の低下を抑...
要約 シクラメンでは液肥施用時の窒素成分の硝酸態およびアンモニア態窒素の成分比を7:3に調製した液肥を施用して栽培すると生育が良好となり、出荷後の鉢花品質を高く維持することができる。 キーワード シク...
要約 リンドウこぶ症は接ぎ木伝染することから、病原体が存在する可能性が高い。 キーワード リンドウ、こぶ症、接ぎ木 背景・ねらい リンドウこぶ症はほ場畦畔際から発生が始まり、年ごとにほ場内側に向かって発...
要約 カキ「早秋」の日持ち性は収穫時期との関係が高く、果色とは関係が低い。収穫時期が早いほど日持ち性が悪いが、10月以降は果色が進んでも日持ち性は良い。また、中間台木の有無による差は少ない。 キーワー...
要約 りんどうこぶ症は、in vitro において接木伝染する。また、りんどうこぶ症発症個体の茎頂培養において、茎頂を大きく摘出して培養した個体ほど発症しやすいが、茎頂を0.4mm以下に摘出して培養した個体では症...
要約 ナシやリンゴで開発されたSSRマーカーを用いて、マルメロの品種識別及び親子関係の確認が可能である。 キーワード マルメロ、SSR、品種識別、親子鑑定 背景・ねらい
マルメロは、バラ科ナシ亜科に属する...
要約 カキ「陽豊」を既存品種に高接ぎ更新する場合、「西村早生」及び「伊豆」を中間台木として利用すると、収量性・果実品質が良好であるが、「刀根早生」は収量性・果実品質が劣り不向きである。 キーワード カ...
モモの連鎖地図統合による新しいセンチュウ抵抗性遺伝子等の情報の獲得
要約 開発した SSR 等のマーカーによってモモの連鎖地図を作成し、欧州の標準地図と統合し比較すると、新しい2つのネコブセンチュウ抵抗性遺伝子の存在と染色体の転座の可能性が認められる。 キーワード モモ、S...
育苗中のナスに発生したPseudomonas viridiflava による立枯症
要約 育苗中のナスに発生した立枯症は、Pseudomonas viridiflava によるものである。 背景・ねらい
2000年3月、育苗中の露地用ナス(台木:トルバムビガー、穂木:筑陽)の接木部から上2~3cm位の茎が褐変...
ロックウール栽培のバラにおける折り曲げ枝からの光合成産物の転流特性
要約 バラのロックウール栽培によるハイラック整枝法において、穂木の折り曲げた緑枝(同化専用枝)に着生する葉に由来する光合成産物は、48時間後には45%が切り花となるシュートや根に転流している。 背景・ねらい...
要約 石灰質肥料の施用はボタンの根の発達と生長を促進し、良質苗の生産に効果がある。黒ボク土における好適値は概ねpHが6~7、交換性カルシウム含有量が3~4g kg -1 である。 背景・ねらい 島根県の八束町は...
要約 ボタンの培養系を開発するため、in vitro grafting(試験管内接ぎ木)を検討した。台木用シャクヤクの胚を培養して得られた実生の子葉基部の芽をくさび状に切除してその部分にボタンの芽を接ぐことで、活着...
要約 バラの接ぎ挿し苗(ミニプランツ)の台木として`オドラータ'の休眠枝を利用する際には、12月から3月に採取、保存し3月中旬の緑枝接ぎに利用することができる。また、萌芽後の4月の枝を用いての接ぎ木を行う...
オドラータ台木の緑枝折り曲げによるロックウールバラの増収技術
要約 ロックウール栽培の切り花バラ‘ローテローゼ’において、オドラータ台木に切り接ぎした苗を用い、台木基部から発生した緑枝を折り曲げて同化枝とすると、自根の挿し木苗よりも切り花本数が増加するとともに切...
要約 ヤーコンをヒマワリに接ぎ木し短日処理を行うことにより、開花が促進され交配育種の遂行に必要な開花数がえられる。 背景・ねらい 南米アンデス原産のキク科植物であるヤーコンは塊根に多量のフラクトオリゴ...
背景・ねらい 近年,スギ,ヒノキ花粉症,いわゆるスギ花粉症患者が激増し,大きな社会問題になっている。スギ花粉症患者が激増した原因の一つには,戦後人工造林されたスギやヒノキ林の多くが着化年齢に達し,雄...