室温-1°C、湿度30%の貯蔵庫で保存された作物50種の種子寿命の推定
要約 室温-1°C、湿度30%の種子貯蔵庫で保存された種子の、のべ40万回の発芽試験結果を統計的に解析することにより、主要な作物の種子寿命および生存曲線パラメータを推定できる。推定種子寿命は、作物間で、また...
要約 コムギ、オオムギは地域適応性が高いため、遺伝的多様性が高い。近年解読された麦類の参照ゲノムと豊富な遺伝資源を活用して有用な遺伝子を同定し、不良環境に適合する新しい品種を生み出すために、品種間比...
変異型のWx遺伝子を持つ小麦系統におけるアミロース含量の段階的な低減
要約 突然変異の誘発や遺伝資源に見出された5つの変異型Wx遺伝子(Wx-A1c、-A1i、-D1f、-D1g、-D1h)を持つ小麦系統の澱粉あたりのアミロース含量は、およ...
要約 コムギ品種「きたほなみ」は、製粉性の向上に寄与する18個の量的形質遺伝子座(QTL)を持っている。3Bと7A染色体上のQTLは本州以南の多くの品種が持っていない可能性が高いので、これらQTLの導入により製粉性...
アミロースが減少する3種の小麦Wx-A1遺伝子における変異の特定
要約 小麦Wx-A1対立遺伝子のうち、Wx-A1c と-A1e は一塩基多型によるアミノ酸置換、Wx-A1i はエクソンへの挿入配列によって澱粉のアミロース含量が減少する。開発した...
小麦粉のアミロース低減に有効な変異型のWxタンパク質Wx-A1i
要約 アミロース合成にかかわる小麦の新たな変異型Wx-A1iタンパク質により、澱粉のアミロース含量はおよそ7%まで低下する。その結果、澱粉の膨潤度や糊化液の透明度が大きくなり、ラピッドビスコアナライザーによ...
Bacillus amyloliquefaciensを用いたα-グルコシダーゼ阻害活性を有する機能性食品素材の製造方法
要約 Bacillus amyloliquefaciensを用いることにより、α-グルコシダーゼ阻害活性を有する納豆様の機能性食品素材の製造が可能である。 キーワード Bacillus amyloliquefaciens、α-グルコシダーゼ阻...
要約 「きたほなみ」と「チクゴイズミ」の交配後代から製粉性で選抜した小麦系統は、軟質で「きたほなみ」並に製粉歩留が高く、アラビノキシラン含量は「きたほなみ」と同様に低く、暖地においても飛躍的に製粉性...
アブシジン酸分解酵素遺伝子変異の利用によるコムギ種子の発芽抑制
要約 日本のコムギには、「タマイズミ」などDゲノム上のアブシジン酸(発芽を抑制する植物ホルモン)分解酵素遺伝子に挿入変異を有する品種がある。この「タマイズミ」のAゲノム上の同祖遺伝子に欠失変異を併せ持た...
要約 供試系統をセルトレイであらかじめ養成し、オオムギ雲形病発生圃場に直接設置することにより圃場抵抗性を評価できる。本検定法は多雪年の雪害が回避できるとともに、簡易であるため現地発生圃場等多地点での...
要約 北陸・東北地域での優占レースJ-4aに対するオオムギ雲形病圃場検定では、15品種・系統が抵抗性遺伝資源として有望である。そのうち病原性の広いレースJ-7に対して、AlmerfelderおよびLIGNEE 185 DE GEMBLOUX...
要約 麦芽α-アミラーゼ活性には大きな品種間差異があり、低蛋白質系統「大系HL138-8-5」やその後代系統のα-アミラーゼは高活性である。高α-アミラーゼ特性は、高ジアスターゼ力、低麦汁β-グルカンなどの好ましい...
要約 大豆の子実成分の測定から豆腐用等に有望な遺伝資源が33点ある。これらは品質育種の母材選定に活用できる。また、水稲、麦類、豆類の遺伝資源4,646点について特性調査を実施して有望な遺伝資源を抽出した。...
要約 麦芽α-アミラーゼ活性には大きな品種間差異があり、低蛋白質系統「大系HL138-8-5」やその後代系統のα-アミラーゼは高活性である。高α-アミラーゼ特性は、高ジアスターゼ力、低麦汁β-グルカンなどの好ましい...
TriticumおよびAegilops属植物における胚乳澱粉の側鎖長分布
要約 Triticum およびAegilops 属植物の胚乳澱粉の側鎖長分布には種内に変異が認められる。種間の変異は小さいため、節および属の間には明瞭な違いが認められない。これらの属の植物の澱粉には老化特性に影響を与...
要約 閉花受粉性小麦遺伝資源「U24」と開花受粉性品種との交配後代及び倍加半数体を用いて遺伝様式を調査した結果、「U24」の閉花受粉性は劣性3遺伝子による遺伝と推定され、その導入には半数体育種法が有効であ...
めん物性に関与するグルテニン蛋白質遺伝子Glu-D1fアジアにおける地理的分布と日本への小麦伝播経路
要約 〔良いめん物性に関与するグルテニン蛋白質遺伝子Glu-D1fのアジア地域における地理的分布から、日本への伝播経路は、a...
要約 閉花受粉性小麦遺伝資源「U24」と開花受粉性品種との交配後代及び倍加半数体を用いて遺伝様式を調査した結果、「U24」の閉花受粉性は劣性3遺伝子による遺伝と推定され、その導入には半数体育種法が有効であ...
大麦の開閉花受粉性および条性等の穂形質が赤かび病抵抗性に及ぼす影響
要約 大麦の赤かび病抵抗性に対する開閉花受粉性および条性等の各種穂形質の効果を、準同質遺伝子系統を用いて解析した。開花受粉性および六条性は抵抗性を弱めるが、条性の影響は小さく、二条大麦品種の抵抗性は...
要約 小麦のグルテニン-D1f 遺伝子によるものと考えられる。 背景・ねらい 製パンや製麺などの重要な品質・加工特性に関連する、コムギの種子貯蔵タンパク質の分析とその遺伝変異の解析により、日本のコムギ品種...