国産めん用小麦の加工工程におけるかび毒ニバレノール(NIV)の動態
要約 ゆでめんにおけるニバレノール(NIV)の残存率(上質粉の水分含量で補正した、実質的な残存率)は、0.5である。ゆで調理は最終食品におけるNIV濃度を減少させるのに有効であり、減衰メカニズムは、NIVのゆで汁へ...
米粉パン特有のテクスチャーを回復率や伸長率の測定によって数値化する
要約 変形率80%まで圧縮した際のクラムの回復率や貫通試験によって得られた荷重曲線の破断点後の傾きが、米粉パン特有の噛んだ時の食感に関与する指標として使用できる。パンの老化とともにこれらの数値は変動す...
要約 米粉の吸水性は、穴のあいたアルミ容器と水を張ったバットを用いて簡単に評価することができる。米粉は吸水率と吸水時間により分類され、粉砕方法により特徴がある。吸水量が少なく、吸水の速い米粉を用いた...
要約 ガラス室内で主茎を生育させた穂ばらみ期のイネ葉鞘に、液体培養で得たイネ稲こうじ病菌の分生子懸濁液を注射接種し、発病した病粒数を調査し、基準品種と比較することで、品種の抵抗性程度を評価できる。 ...
Bacillus amyloliquefaciensを用いたα-グルコシダーゼ阻害活性を有する機能性食品素材の製造方法
要約 Bacillus amyloliquefaciensを用いることにより、α-グルコシダーゼ阻害活性を有する納豆様の機能性食品素材の製造が可能である。 キーワード Bacillus amyloliquefaciens、α-グルコシダーゼ阻...
要約 日本におけるフランスパンの標準的な官能評価用語体系を確立した。候補用語96語から、官能評価および多変量解析によって23語を選定し、定義と評価の方法を設定した。 キーワード 官能評価、フランスパン、評...
要約 小麦粉測色用分光測色計を標準より小容量の測色容器で測定可能になるように改造し、6g必要な試料量を1gで測定すると、L*、a*、b*は両測色法の間でいずれも高い正の相関を示すので少量小麦粉での測色法として...
北海道農耕地における硝酸性窒素による地下水の汚染リスクと軽減対策
要約 地下水の潜在的汚染リスクは地下水面の深さや不飽和層の性質等から評価可能で、汚染源の特定にはヘキサダイアグラムと窒素安定同位体比の併用が有効である。農耕地での汚染軽減策としては耕盤層破砕による根...
GISと表計算ソフトを組み合わせた窒素流達負荷量のモデル評価法
要約 GISと表計算ソフトを組み合わせることにより琵琶湖流域内の窒素流達負荷量を簡易に評価できる。本法により水田、転換畑、市街地、事業所、畜舎、山林などが混在した流域における水田からの河川排出負荷量や...
要約 市販のフラットベッドスキャナを利用し、小麦種子横断面の胚乳色相を測定するシステムを新規開発した。これにより製粉による小麦粉色相の劣化要因を除外し胚乳自体の色相を効率的に測定できるとともに、小麦...
オオムギのリポキシゲナーゼ活性簡易評価法及びリポキシゲナーゼ欠失突然変異系統の作出
要約 ビールの鮮度維持や泡持ち性に悪影響を及ぼすオオムギのリポキシゲナーゼ(LOX)について簡易評価法を開発し、新規Lox-1遺伝子を有するLOX活性欠失突然変異系統「大系LM1」を選抜した。 キーワード 二条オオ...
要約 小麦粉のかんすいペーストの明るさ(L*)および赤み(a*)と、中華めんの官能検査における色相の評点との間には、それぞれ強い正または負の相関がみられる。一方、蒸留水ペーストでは明るさ(L*)との間にやや強い...
小麦粉中のポリフェノールオキシダーゼ(PPO)活性の簡易評価法
要約 培養試験管、L-DOPA試薬及び色彩色差計を用いることにより、小麦粉中のポリフェノールオキシダーゼ(PPO)活性を簡易に評価することができる。 キーワード 小麦粉、PPO活性、簡易評価法、L-DOPA 背景・ねら...
LCA手法による休耕地を活用した濃厚飼料供給システムの環境評価
要約 ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用い、国内畜産業への濃厚飼料供給システムを変更した場合の環境影響を評価した。米国産とうもろこしの一部を休耕地に作付けした大麦に代替えすれば、CO2換算量7.8...
要約 少量精麦による極少量搗精粒(20粒程度)を材料とし、色彩色差計で測定した色相からハンター白度を求めることで、高精麦白度大麦系統の個体選抜が可能である。 キーワード オオムギ、精麦白度、極少量搗精粒...
要約 少量精麦による極少量搗精粒(20粒程度)を材料とし、色彩色差計で測定した色相からハンター白度を求めることで、高精麦白度大麦系統の個体選抜が可能である。 キーワード オオムギ、精麦白度、極少量搗精粒...
要約 玄米の胚、胚乳、精米およびオオムギ原麦の胚の各1粒から抽出した全DNAのRLGSにより、再現性のある品種特異的な2次元スポット像が得られ、穀粒1粒単位での品種識別が行える。 キーワード 玄米、オオムギ原麦...
要約 小麦種子の胚乳断面色を微小分光色差計で測定することにより、ふすまが混入しない胚乳粉色を評価することができる。また、半粒で測定できるため、初期世代の胚乳粉色による個体選抜が可能である。 背景・ね...
要約 雨害を受けたパン用小麦のパンの比容積低下は
エンドプロテアーゼによって子実中のグルテンの部分分解が起こり生地が軟化するためである。その際、アミログラフ最高粘度(以下アミロ値)が200...
要約 温室で世代促進を行った小麦の雑種初期世代の種子の胚乳側を粉砕した粉の硬質結晶粒子の多少を光学顕微鏡で観察することで、硬軟質性を個体選抜することができる。 背景・ねらい 硬質小麦と軟質小麦を交配し...