関東地域のダイズ有機栽培には「フクユタカ」の7月上~中旬播種が適している
要約 関東地域におけるダイズ有機栽培には、中~晩生の品種が適している。「フクユタカ」は関東地域の一般的な標準播種期よりやや遅い7月上~中旬に播種することで、カメムシ等による吸汁害が軽減され、200kg/10a...
大豆の出芽期における冠水による障害をナノ酸化アルミニウムが軽減する
要約 大豆の出芽期における冠水ストレスによる生育遅延は、ナノ酸化アルミニウム添加により軽減される。その軽減効果には、エネルギー代謝系や細胞死の抑制が関与している。 キーワード 大豆、出芽期、湿害、プロ...
要約 前方の目標物に向かう直進走行と、前行程のマーカー跡に追従走行する操舵制御機能を有する自動操舵装置である。中小型トラクタにも容易に後付け装着が可能な装置であり、センサに画像装置を使うことで低価格...
世界の穀物生産に影響を及ぼす干ばつを監視するために衛星土壌水分量データを使用する場合の注意点
要約 世界の穀物生産に影響する干ばつの監視を目的に、地上分解能の低い衛星土壌水分量デ ータを利用する場合、(1)複数データセットを比較し、農地について精度が高いものを用 いる、(2)日データから一定期間の平...
遺伝子組換え作物の生物多様性影響評価に必要なツルマメおよびナタネ類の生物情報集
要約 遺伝子組換え(GM)ダイズや GM セイヨウアブラナの生物多様性影響評価に必要な近縁種(ツルマメやナタネ類)の植物学的情報、生育特性、生態特性、繁殖生物学、遺伝子浸透、雑種後代の特性等を集約した生物...
金属製貫通型マイクロチャネル乳化デバイスを用いた均一サイズ液滴の連続生産
要約 機械加工技術を用いることにより、マイクロチャネル乳化に利用可能な金属製非対称貫通型マイクロチャネルアレイを形成する。金属製の非対称マイクロチャネル乳化デバイスは操作性に優れ、均一サイズの液滴の...
要約 遺伝子組換えトウモロコシ3272系統に適したDNA抽出法の選抜を行い、リアルタイムPCRによる3272系統に特異的な定量検知法を確立し、標準分析法として利用可能であることを示す。 キーワード 遺伝子組換え、検...
要約 容量420mlの透明容器の内側壁面にダイズシストセンチュウ感受性ダイズの種子を貼り付けて圃場の土壌を詰めて圃場に埋設し,8週間後に根に着生したシスト数を外側から肉眼で計数する事によってダイズシストセ...
要約 現在の大気CO2濃度(400ppm)から200ppmの上昇によって、ダイズの地上部重や稔実莢数が増加し、収量が増加する。その収量の品種間差は稔実莢数の増加率で主に説明され、早晩性や伸育型では説明され...
要約 チゼル有芯部分耕による大豆の狭畦栽培は、1.2~2.0km/hで播種が可能で、作物が土壌表面を被覆することで雑草の繁茂を抑えることができる。疎播で倒伏程度が小さく、最下着莢節位が高くなり、収穫作業を良好...
難裂莢性で耐倒伏性が強く醤油加工に適した大豆新品種「たつまろ」
要約 「たつまろ」は、難裂莢性で耐倒伏性が強く最下着莢位置が高い機械化適性に優れた品種で、成熟期は中生で収量性は高い。ダイズモザイクウイルスに対する褐斑・種子伝染抵抗性を有している。粗タンパク含有率...
水銀灯を光源とする予察灯や気象データを用いたミナミアオカメムシ発生量の推定
要約 最寒月の平均気温と水銀灯を光源とする予察灯への7月までのミナミアオカメムシ誘殺数との間には高い相関が認められる。このことから、最寒月の平均気温を指標とすることにより、同一地域において翌夏に発生...
カドミウム汚染水田浄化専用のカドミウム高吸収イネ「ファイレメ CD1 号」を開発
要約 カドミウムをよく吸収する外国のイネ品種に、もみが落ちにくく、倒れにくい性質を付与し、「ファイレメ CD1 号」として品種登録出願しました。「ファイレメ CD1 号」は、日本の稲作に適したカドミウム汚染水...
プラウ耕・グレーンドリル播種による稲-麦-大豆の2年3作輪作体系
要約 耕起にスタブルカルチ、播種にグレーンドリルを用いる本体系を仙台平野津波被災圃場で実証した平均収量は、水稲乾田直播533kg/10a、小麦403kg/10a、狭畦密植大豆226kg/10aであり、60kg当たり費用合計は東北...
要約 アップカットロータリを活用した播種機で、ロータリの整地板を外した状態で、ロータリ後方へ飛散する土の中に種子を散粒することにより、目的とする播種深度を保ちつつ全面播きを一工程で、畑状態の圃場に麦...
要約 農耕地における外来雑草を早期警戒するために、外来雑草を「未侵入」「侵入初期」「まん延」の3段階の侵入段階に対応した情報に基づいて評価し、それぞれ「侵入防止」「分布拡大防止」「被害の軽減」の対策...
車両系農作業ロボット1台を使用する場合の安全性確保のための技術要件
要約 測位衛星を利用した自律式車両系農作業ロボット1台を屋外で使用する場合の安全性確保に必要な技術要件である。リスク分析に基づき、設計から使用までの基本事項、設計・製造段階での設計配慮事項、導入から...
苦土石灰のうね内部分施用と低吸収性ダイズ品種による子実カドミウム濃度低減
要約 深さ20 cmまでの平均カドミウム濃度が1.4 mg kg-1と高い水田転換畑の場合、土壌pHが6.5に近づくように全面施用の苦土石灰量の50%をうね内に部分施用とし、低吸収性ダイズ品種・系統を用いれば、子実カドミウ...
流通未認可の遺伝子組換え作物を幅広く検出するリアルタイムPCRアレイ法
要約 開発したリアルタイムPCRアレイ法は、使用や流通が認められていない組換え農産物を幅広く検出することができる。さらに、必要に応じて標的配列の追加や削除が自由にできるため、検査法の更新が容易であり、...
要約 ペクチンメチルエステラーゼのホモログであるダイズ遺伝子Glyma03g03360には、少なくとも4つの多型が存在する。このタンパク質が、酵素活性に重要なアミノ酸を含むC末端部位を欠失すると、蒸煮大豆...