成果の内容・特徴 暖流系アワビ類にはクロアワビ、マダカアワビ、メガイアワビの3種がある。神奈川県を含む暖流域におけるアワビ栽培漁業においては、種の特性を考慮した放流はこれまで行われていない。そこで、...
新規用途向け食用ひえ品種の育種素材となる低アミロース含有系統
要約 岩手県で栽培されていたひえ在来系統は、アミロース含有量が低く、栽培地域・年度による変動が小さい。本系統のデンプンは、既存品種に比べて粘度が高く冷めても硬くなりにくい糊化特性を有しており、新規加...
要約 チョウ目ヤガ科主要害虫のうち,特に幼生期の類似した4グループ(タバコガ類4種,キヨトウ類2種,ネキリムシ類3種,ヨトウ類2種)合計11種について,終齢幼虫および蛹の形態的特徴に基づいた検索表を作...
耐虫性遺伝子組換えトウモロコシの花粉に含まれる Btトキシンの生物検定法
要約 ヤマトシジミは,Btトキシン(Cry1Ab)遺伝子を組換えたトウモロコシの花粉に対して感受性が高く,Bt花粉の非標的鱗翅目昆虫への毒性を推定するのに適している。検定品種の花粉密度を変えて生葉片上に載せ,...
要約 エンドファイト人工感染ペレニアルライグラスは、非感染のものと比較して、アワノメイガ、イネヨトウ、スジキリヨトウ孵化幼虫の選好性が低下する。その結果としてアワノメイガ、イネヨトウは死亡、スジキリ...
要約 高消化性遺伝子“bmr-18”を持つソルガムF1品種「秋立」を育成した。本品種は、晩生で、bmr-18遺伝子を持つ系統としては多収で耐倒伏性に優れ、サイレージの栄養価および嗜好性も優れている。寒冷...
要約 麦圃場で問題となるイネ科の越年型雑草と圃場周縁部に生育して問題となる外来牧草由来の草種は,幼植物から生育期にかけての葉耳,葉舌といった葉節部の形態によって識別できる。 背景・ねらい 関東・東海地域...
おとり作物と卵寄生蜂を用いたスイートコーン害虫アワノメイガの防除
要約 アワノメイガの産卵を誘引して天敵卵寄生蜂アワノメイガタマゴバチの増殖場所として機能する早植のスィートコーンをおとり作物とし、卵寄生蜂の放飼防除効果を安定させる防除法は慣行薬剤防除とほぼ同等か優...
要約 アワの主要な種子貯蔵タンパク質であるプロラミンの遺伝様式を明らかにするとともに、遺伝的多様性を解析した。プロラミン対立遺伝子を指標とすると、中国、朝鮮半島および日本を含む東アジアがアワの多様性...
要約 アメリカにおいては広範囲に遺伝子組換え農産物が作付けられているものの、気象条件や病害虫密度の差異から地域性が存在している。また輸出需要が増大している非遺伝子組換え農産物に関しては、情報技術の開...
要約 エゾアワビ稚貝の成長に伴う生殖巣の発達と成熟の過程を組織像から観察した。生殖巣が形作られる時期、生殖細胞が出現する時期、雌雄が分化する時期、採苗翌年の成熟(卵黄蓄積、精子形成)の状況が明らかに...
アマランサス、キビ、アワを組み入れた普通畑作物の大型機械化作業体系
要約 小麦、大豆、ソバとアマランサス、キビ、アワ等の雑穀を組み合わせた機械化一貫作業体系を組み立てた。汎用コンバインを用いた場合でシミュレーションすると、オペレータ数3人(最大5人)で最大117ha(損益分岐...
要約 シロモンヤガ顆粒病ウイルスは、複数のヤガ科幼虫において核多角体病ウイルスの感染力を増強する作用を示す。感染力増強物質は、顆粒病ウイルスゲノム上の遺伝子にコードされる898アミノ酸からなるタンパク...
要約 ソバ,タカキビは強い抗酸化活性を有している。特に,ソバ葉,殻はルチンも多く含まれ,機能性に優れた食品素材である。ソバ葉は粉末化,ソバ殻はエタノ-ル抽出により食品に利用可能である。これらを用い...
昆虫ポックスウイルス封入体による核多角体病ウイルスの感染力の増進
要約 ドウガネブイブイ昆虫ポックスウイルスが生成する封入体の一種であるスピンドルを添加することにより、カイコおよびクワゴマダラヒトリの核多角体病ウイルスの感染力が著しく増進する。 背景・ねらい 核多角...
要約 高消化性遺伝子"bmr"を導入したソルガムF1品種「葉月」(旧系統名「東山交21号」は、茎葉部の消化性、耐倒伏性に優れ、密植栽培によるロールベールサイレージ利用も可能である。寒冷地域南部から中部地域の標...
要約 「あわみのり」の移植適期は5月下~6月中旬である.「あわみのり」は㎡当たり籾数レべルが高く収量性が高いことと耐倒伏性がやや弱いことから、基肥量は「日本晴」標準量の5~7割程度を目安とする。 背景・...
要約 蚕糸・昆虫農業技術研究所で保有している昆虫培養細胞株について、特性データ及び画像データのデータベース化を図るとともに、電子情報としてWWWホームページから外部に公開しうる検索機能を有するシステム...
エンドファイトに感染した暖地型イネ科牧野草の害虫に対する摂食阻害作用
要約 石垣島において、暖地型イネ科植物15草種においてエンドファイトの1種 Ephelis sp.の感染が確認された。これらの草種のうちパンゴラグラスにおいては、アワヨトウ幼虫およびマダラバッタ成虫が感染葉よりも...
暖地型イネ科牧野草に発生したミイラ穂病とそのエンドファイトとしての特性
要約 バミューダグラス,パンゴラグラスなど16種の暖地型イネ科牧野草にミイラ穂病(新称)の発生を確認し,病原菌をEphelis sp.と同定した。本病菌はエンドファイトとして宿主植物に全身感染し,宿主に耐虫性を...