要約 土壌成分マップと施肥標準マップから作成した必要施肥量マップに従い施肥量制御可能な施肥機(開発機)の実施肥量は設計値の約95%である。 背景・ねらい 精密農業は環境負荷の低減と収益性の向上を目的とし、...
要約 てん菜直播栽培の雑草防除体系において、除草剤による除草効果が大きい場合は、手取り除草が省け、中耕除草は行う必要はないが、1回目除草剤処理が適期より遅れるなど、除草剤の効果が不十分な場合では、中...
要約 露地野菜地帯の窒素収支は収穫物として搬出される窒素量の約2~4倍の投入超過で、多量の無機態窒素が残存する。これの回収には深根性畑作物の活用が期待できる。さらに、窒素流出量の削減には深根性畑作物の...
要約 8月下旬以降にキャベツ残さを鍬込んだ後で秋まき小麦を栽培する場合の窒素減肥可能量は2~4kg/10aであり、降雨量によって増減する。9月下旬以降にキャベツを収穫し翌年てんさいを作付けする際の窒素減肥可能...
要約 てんさいの交配に利用できる除雄技術として、開花期前の3℃50日処理による雄性不稔化手法を開発した。雄性不稔化に際し、AGP及びオリゴ糖の代謝が阻害されていることが判明した。 背景・ねらい てんさいの新...
要約 CaO換算で40kg/10a程度の石灰質資材を作条施用すると、低pH土壌における根近傍のpH上昇をもたらし、石灰欠乏症状が改善されて収量が増加する。 背景・ねらい pH5.5以下の圃場では土壌診断基準値以上にpHを矯...
要約 前作が豆類・スイートコーンの場合、後作の根菜類にさまざまな生育障害が発生する。前作の野菜の違いが後作の畑作物の生理障害や病害発生に与える影響は認められない。現地における根菜類のリゾクトニア病は...
畑作経営への野菜導入に向けた収穫作業省力化技術等の経営的評価
要約 てん菜の直播栽培、小豆のピックアップ収穫などの畑作省力化技術等は、中規模畑作経営への野菜導入・所得拡大を可能とするが、他の畑作物・作業との労働競合のため、効果は制限されている。 背景・ねらい 畑...
てんさいの組織培養における系統間差とin vitroでの維持および増殖法
要約 アルファルファ生草の粗蛋白質含量と分解性・溶解性蛋白質含量には、正比例の関係がある。アルファルファのカルシウム含量と粗蛋白質含量間には明確な関係は認められないが、カリウム含量は生育初期の高蛋白...
要約 てんさい直播栽培は移植栽培と比較して、根重及び糖量が10~15%減少するものの、労働時間は4割程度減少し、省力化に役立つ。また、今回の結果及び過去の試験成績、実態調査を基にてんさい直播栽培技術体系...
てんさいのテンサイモグリハナバエと小麦のムギクロハモグリバエの被害許容水準
要約 てんさいおよび小麦(春まき小麦、秋まき小麦)に対して行った切葉試験により、てんさいのテンサイモグリハナバエおよび小麦のムギクロハモグリバエに対する被害許容水準を設定した。 背景・ねらい 畑作物の減...
要約 「NK-210BR」は、二倍体・多胚の花粉親系統で、高糖性で抽苔耐性がやや強く、雄性不稔種子親系統との組合せ能力が高い。本系統を花粉親として新品種候補系統「北海73号」を育成した。 背景・ねらい 昭...
要約 「北海73号」は、国際共同研究により育成した単胚・二倍体一代雑種で、根中糖分は「モノホマレ」並であるが根重、糖量が極めて高い。 背景・ねらい 北海道農試では、これまで高糖・高品質型品種及び中間型品...
要約 短紙筒における6週間育苗は年次により不安定であるが、ウニコナゾールP液剤処理で安定性が高まり、No1紙筒と同程度の収量が期待できる。短紙筒による育苗期間を6週間にすると減収することがあるので、4~5...
てんさいの直播栽培における狭畦幅(50cm)による増収効果と栽植株数の設定
要約 直播狭畦幅(50cm)栽培は、60cm畦幅栽培に比較して、根重で6%程度、糖量で7%程度の増収効果が認められ、収穫株数が8000~10000株/10aとなるように播種機の設定をする。 背景・ねらい 省力栽培法であるてんさ...
要約 北海道農業試験場によるてんさい育成系統「NK-219mm-0」は、外植片からのカルス形成能およびカルスからの不定胚形成能が極めて高い。この系統を用いることでカルスおよびプロトプラストから効率的、安定的に...
要約 環境に窒素負荷を与えず、しかも、畑作物の高品質多収が可能となる堆肥の連用限界量は3t/10a/年程度である。3t連用時の窒素減肥可能量は、4年目までは1kg/tで、その後は連用により漸増する。加里減肥は堆肥...
要約 北海道の畑地における主要作物残渣の窒素は、すき込み後5作目までに、17~36%(10~46kgNha-1)放出される。一方、残渣窒素の38~76%は土壌へストックされる。フローとストック形成に関与する土壌微生物バイオ...
寒地における主要畑作物残渣窒素の後作物へのフローと土壌ストック形成
要約
要約 下水汚泥と牛ふん尿(敷料:バークおよび麦稈)を融合(混合発酵)したコンポスト0.5t/10a施用(現物)による野菜、畑作物の窒素減肥可能量はバーク融合コンポストが1.5kg、麦稈融合コンポストが3kg程度である。ま...