要約 ダイコン葉、テンサイ葉などの植物葉部には有用脂質が高濃度含まれるものがあり、グルコシルセラミドおよび酸化安定性に優れるα-リノレン酸の抽出原料としての価値をもつ。 キーワード グルコシルセラ...
要約 サトウキビ糖蜜由来のエタノール蒸留残渣液はカリ含量が高い。カリ成分の1/3を残渣液で代替した場合、トマトとハツカダイコンの輪作において、トマトの収量とハツカダイコンの株重に悪影響は見られない。 キ...
要約 VA菌根菌の宿主作物を前作物として栽培すると、後作のダイズ栽培ではVA菌根菌の感染率が増加する。その結果、ダイズのリン酸吸収が促進されて、5~10 kg P2O5/10aのリン酸減肥が可能となる。 キーワード VA...
畑作地における夏季の湛水処理によるネコブセンチュウ密度低減効果
要約 春作のタバコと秋冬ダイコンの栽培体系において、夏季にほ場を50日間湛水状態にすることにより、ネコブセンチュウの密度を低減できる。 キーワード ネコブセンチュウ、湛水 背景・ねらい 宮崎県東諸県郡国富...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 静岡県内の農耕地土壌は、土壌表層だけでなく、下層でも塩基類やアニオン類の 濃度が高い事例がみられる。 背景・ねらい 県内の従来の土壌調査では肥培管理が土壌深部まで及ぼす影響についてのデータが少な...
要約 奄美群島のサトウキビ栽培地帯では、ラセンセンチュウ類の発生が多く、次いでイシュクセンチュウ類、ネグサレセンチュウ類が多い。 キーワード サトウキビ栽培地帯、植物寄生性線虫類、ラセンセンチュウ、イ...
青果用カンショを主軸作物とする作付体系における窒素収支と減肥栽培
要約 カンショーダイコン、カンショーイタリアンの体系では窒素負荷はみられないが、カンショーキャベツ、カンショーバレイショ、カンショーゴボウ体系では7~15kg/10aの窒素負荷が認められる。カンショーキャベ...
要約 リン酸吸収を菌根に依存しないアーバスキュラー菌根菌非宿主作物の生育は、前作物の影響を受けにくい。一方、宿主作物の生育・収量は宿主作物跡地で優る。しかし、前年に宿主を栽培することによる増収効果に...
要約 前作が豆類・スイートコーンの場合、後作の根菜類にさまざまな生育障害が発生する。前作の野菜の違いが後作の畑作物の生理障害や病害発生に与える影響は認められない。現地における根菜類のリゾクトニア病は...
要約 わさびから、逆転写PCR法により抗菌性タンパク質遺伝子を単離した。この遺伝子を、モデル植物のたばこに導入して、灰色がび病抵抗性を確認した。 背景・ねらい 遺伝子組換えにより植物に耐病性などの優良形...
窒素濃度の高い河川水をかん水した砂地のダイコンにおける窒素施肥量の削減
要約 硝酸態窒素濃度が約30mg/lの河川水を砂地のダイコン栽培にかん水として利用することで窒素施肥量を慣行(24~30kg/10a)から16kg/10aまで減らしてもLクラスの根重が確保でき、窒素施肥量の削減に有効である。 ...
要約 必須微量元素であるホウ素は,植物体内で,水溶性のホウ酸とホウ酸モノおよびジエステル態として存在し,また,細胞壁中では,ホウ酸ジエステル態としてペクチンを架橋し,基本構造体の構成要素として機能...
要約 ダイコンより新たに12種のジベレリン類を同定した。その中で4種の12位水酸化ジベレリン類は新物質であり、それぞれGA↓113、GA↓114、GA↓115、GA↓116 と命名した。 キーワード ダイコン、ジベ...
要約 乾燥コーヒー粕およびウーロン茶粕の生鶏糞への混合は、好気的発酵条件を作ることにより堆肥化を促進し、悪臭を軽減することができる。また、それらの鶏舎内散布は糞臭気抑制効果が大きい。 背景・ねらい 鶏...
要約 ダイコンの花成および花芽発達の過程のうち、高い内生ジベレリン濃度を必要とするのは主として長日誘導、ならびに花成誘起の初期過程である。また、花成・抽台を抑制するためには、花成誘起以前に内生GA濃...
レタス腐敗病細菌(Pseudomonas cichorii)が生産する植物毒素・チコリンの作用機構
要約 腐敗病細菌(Pseudomonas cichorii)に感染したレタス組織では、病原細菌が生産する植物毒素・チコリンによって、自家蛍光物質の蓄積、組織硬化などの生理的反応が誘導される防御反応を乗り越えて、病徴が発...
だいこん栽培におけるキタネグサレセンチュウの被害予測と対抗植物の利用技術
成果の内容・特徴