RT-LAMP法と粘着トラップを用いたウリ類退緑黄化ウイルス保毒の判別
要約 タバココナジラミから簡易抽出したRNAを鋳型としてRT-LAMP法によりウリ類退緑黄化ウイルスを検出できる。黄色粘着トラップに捕捉後最長14日間経過したタバココナジラミからも本ウイルスを検出することができ...
ウリ類退緑黄化ウイルスのゲノム構造解析と近縁ウイルスとの類縁性
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスのゲノムは2分節RNAであり、全長8,607塩基のRNA1と全長8,041塩基のRNA2からなる。本ウイルスは、Bean yellow disorder virus、Lettuce chlorosis virusおよびCucurb...
チューブキャプチャーLAMP法によるウリ類退緑黄化ウイルスの簡易迅速な感染診断
要約 改変したチューブキャプチャー法によるRNA抽出とCCYVの70kDa熱ショックタンパク質遺伝子領域を特異的に増幅するプライマーを用いたLAMP法を組み合わせることで、ウリ類退緑黄化ウイルスの感染診断を迅速に行...
DAS-ELISA法によるウリ類退緑黄化ウイルスの簡易血清診断法
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスに対する抗血清を用いて新規に開発したDAS-ELISA検定試薬は、メロン、キュウリ、スイカの各種罹病葉を的確に診断できる。 キーワード CCYV、クリニウイルス、DAS-ELISA、高感度検出、...
要約 病原菌を持たない原種種子を用いた採種栽培、Sweat-bag seedling法による種子検査および銅水和剤・酢酸混合液浸漬と乾熱処理の組合せ処理により病原菌非汚染種子を供給する。さらに育苗期に重点をおいた防除...
要約 穂木用と台木用の給苗ユニットを有するウリ科野菜用の全自動接ぎ木装置である。半自動接ぎ木装置(以下「半自動機」)では3名必要であった運転要員を、セルトレイの補給者1名のみにすることができ、半自...
要約 高知県のウリ科作物に発生するMYSVには病原性の異なる複数ウイルス株が存在するが、原寄主植物、発生年、発生地域との関連性はない。分離株間でヌクレオキャプシドタンパク質のアミノ酸配列の相同性は極めて...
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスの感染が疑われるメロンおよびきゅうりからRNAを抽出し、特異的プライマーを用いたRT-PCRにより感染を診断することができる。 キーワード ウリ類退緑緑黄化ウイルス、RT-PCR、迅速診...
新たに見いだしたスイカ緑斑モザイクウイルス抵抗性マクワウリ「Chang Bougi」
要約 マクワウリ「Chang Bougi」は、スイカ緑斑モザイクウイルスのSH株(CGMMV-SH)に対し、発病遅延型抵抗性を有する。 キーワード メロン、スイカ緑斑モザイクウイルス、CGMMV、抵抗性、遺伝資源 背景・ねら...
施設メロンにおけるワタヘリクロノメイガおよびオオタバコガに対する防虫ネットの侵入防止効果
要約 ハウス開口部に目合い4mmの防虫ネットを被覆することで、ハウス内へのワタヘリクロノメイガおよびオオタバコガの侵入を防止できる。防虫ネットを被覆したハウス内の晴天日の最高気温は、被覆しないハウスに...
要約 データベース化した収穫物及び収穫副産物の窒素吸収量、平均収量、施肥基準などから、作物ごとにほ場に残る窒素量、すなわち農地に対する窒素負荷量を算出できる。 キーワード 肥料、たい肥、窒素負荷量、作...
要約 ウリ科果菜類では、植物の種類によってトマトハモグリバエ成虫の産卵選好性が異なる。ヘチマやスイカはトマトハモグリバエ成虫に好んで産卵されるが、ニガウリは産卵対象とならない。 キーワード トマトハモ...
要約 宮崎県の冬春キュウリから分離されたキュウリ斑紋ウイルスは、既報のトバモウイルス(KGMMV、CGMMV)の抗血清とは反応せず、寄生性も異なる。宮崎県総合農業試験場・環境部・病理科 背景・ねらい 宮崎県で果...
スイカ灰白色斑紋ウイルス(WSMoV)によるツルナ黄化えそ病(新称)
要約 ツルナに黄化、えそ斑点症状を呈するウイルス様の病害の病原ウイルスはスイカ灰白色斑紋ウイルスと同定されたので、本病をツルナ黄化えそ病と命名する。沖縄県農業試験場・病虫部・病理研究室 背景・ねらい ...
要約 CMVの弱毒株「SH208」は、アールス系メロンの他に露地メロンにも適用可能である。また、弱毒ウイルス接種による苗質、果実品質の低下は認められない。 背景・ねらい メロンでは、CMV(キュウリモザイクウイ...
非病原性Fusarium oxysporumによるトマト根腐萎凋病の生物的防除
要約 トマトとラッキョウに非病原性F.oxysporum AR4312菌を前接種し、混植すると、トマト根腐萎凋病の発病が抑制される。 背景・ねらい 現在、土壌伝染性病害の防除は化学的防除法に依存しているが、効果が不安定...
背景・ねらい ウリ科野菜の育苗では、発芽後の子葉の重なりを避けるために整列播種が推奨されている。さらに、セル成型トレイを利用して居接ぎを行う作業や全自動接ぎ木装置による接ぎ木作業では、子葉展開方向が...
背景・ねらい ウリ科野菜用の接ぎ木装置としては、台木及び穂木の供給と接ぎ木苗の育苗トレイ等への植え付けを人力で行う半自動の装置が既に市販化されているが、農業従事者の減少及び高齢化が深刻な地域において...
要約 沖縄本島のウイルス症状を呈するウリ科作物からは、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)、スイカ灰白色斑紋ウイルス(WSMV)が最も多く検出され、重複感染はパパイア輪点ウイルス(PRSV-W)とZYMV、WSMV...
要約 スイカの子葉展開期に3~6mMのSTS(チオ硫酸銀)を散布すると多雌花性系統ほど第1雌花着生節位が低くなる。この性質を利用すると定植期(5~6葉期)までに実生集団から多雌花性系統を効率よく選抜することが...