乗用機械移植による中山間地レタス周年生産のための2条平うね栽培様式
要約 レタスを周年生産するため、乗用移植機を利用する場合、うね幅1.1m~1.2m、うねの高さ15cm、条間30cmの2条平うねマルチ栽培とする。株間は標高400mでの夏どりでは25cm、冬春どりトンネル栽培では28~30cmと...
要約 イチゴの養液栽培 (らくちん栽培システム)において、ピートバッグの培地に含まれるロックウールをヤシ殻に置き換えることで、水田への投入など使用後の処理が容易になり、収量も増加する。 背景・ねらい <...
要約 乾田直播を導入した経営では,春作業の大幅な省力化による労働ピークの平準化と,単位面積当たり移植対比で10%程度のコスト低減(物財費)を実現している。新たな転作対策下においても,大規模経営では転作比...
早期水稲栽培田における多年生雑草ショクヨウガヤツリの塊茎密度低減化技術
要約 早期水稲収穫後の連続耕うんあるいは開花期のグリホサート液剤の散布を2年続けて実施することにより、ショクヨウガヤツリの生存塊茎密度は放任管理した場合のそれぞれ1/15、1/40程度に減少する。1年だけで防...
要約 抑制地床栽培用の緑肉アールス系メロン新品種「秋試交2号」を育成した。この新品種はコンパクトな草姿で、つる割病に抵抗性でうどんこ病に耐病性をもつため栽培が容易である。また球形で外観が優れ、糖度が...
被覆作物間作による低湿重粘土転換畑の排水性改善とスイカへの影響
要約 低湿重粘土水田を転換畑として利用するためには、畑地化を促進する必要がある。そこで、転換畑で栽培するスイカの畝間に被覆作物を作付けして土壌を乾燥させ、排水性の改善を図る。 背景・ねらい 土壌の構造...
要約 重粘土水田地帯における転作野菜の生産拡大を図るためには、排水改善や栽培管理用機械の作業受託、あるいはリース事業が必要である。また、機械化に適した圃場を野菜作農家に集積するための土地利用調整や、...
水移動上の土地利用連鎖状態に基づく流域単位での自然窒素浄化量の予測手法
要約 評価対象流域内の発生源別窒素流出量をフレーム値×各原単位×流出係数で算出し,その総和(流出ポテンシャル)と実測の窒素流出負荷量との比を流達率(土壌蓄積量と浄化量の大きさで変動)とする。浄化量の...
要約 低湿重粘土の転換畑(2,10年目)圃場における10~20cm層の脱窒速度は,土壌還元が発達し,硝酸態窒素が増加する7月に最大になる。10年目圃場に比べ,2年目圃場では土壌還元が発達し,脱窒速度も大きい...
要約 アルファルファ「ネオタチワカバ」は、耐湿性、アブラムシ抵抗性、菌核病抵抗性が強い耐倒伏性品種であり、永続性も高い。収量性はタチワカバよりやや高く、関東以西の温暖地でタチワカバに替わる新品種とし...
カバークロップによる休耕田の雑草・土壌管理とその跡地における水稲の収量
要約 休耕田へのヘアリーベッチ、イタリアンライグラスーエンサイ(立毛播種)体系による周年カバークロップの導入によって、雑草の発生量を著しく抑制できる。また、カバークロップを鋤込んだ跡地での水稲収量は...
ナバナの根こぶ病抵抗性育種素材として有望なルタバガ「WYE」
要約 福岡県築上地域で発生しているナバナ根こぶ病のレースは1である。Brassica napus L.に属する作物の中でナバナやナタネにはレース1に対する抵抗性はないが、ルタバガ「WYE」に強度の抵抗性がある。福岡県農業...
暖地水田作経営における代かき同時土中点播直播導入の効果と経営類型間差
要約 複数の水田作経営類型に水稲代かき同時土中点播直播技術を導入すると、水稲作付面積が2.1~3.5haの規模拡大が可能で、晩播適性品種の導入でさらに拡大が可能となる。また134~367万円所得増となる。野菜(な...
要約 大規模稲作経営において園芸作を定着させるには、夏季兼業以上の収入を園芸部門から確保する必要がある。目標所得の実現には、長ねぎ作の場合、収穫調製作業の能率向上と栽培管理技術の習熟に合わせた漸進的...
要約 水稲跡作における年内どりブロッコリーの栽培は、8月中旬~9月初旬播種が可能であり、品種は、SK4-022が有望である。 背景・ねらい 水田転作でのブロッコリー産地においては、作付面積拡大のため、水稲作...
要約 小菌核腐敗病は病原菌(Botrytis squamosa)の第一次伝染源となる分生子が、地表の菌核などから常に供給されており、20℃以下、土寄せなどによる保湿、高土壌水分の条件下で感染し、発病する。よって、平均気...
キャベツの生育初期から中期におけるコナガ防除の減農薬散布効果
要約 キャベツの生育初期から中期において、水田用乗用管理機を用いて薬液量を約30%節減して防除しても慣行防除と同等のコナガの防除効果が得られる。 背景・ねらい キャベツの30%減農薬防除を実現する目的で水...
要約 本機は、異なる長さの爪により、畝の下だけを深く耕うんし、耕うんと畝立てを一工程で行う作業機である。重粘土圃場に対して、所要動力の増加や砕土率の低下がなく、畝部の耕うん深さが拡大し、畝内部の土壌...
スルホニルウレア抵抗性アゼトウガラシ属水田雑草におけるALS遺伝子の変異部位
要約 スルホニルウレア系除草剤抵抗性アゼトウガラシ属水田雑草では、除草剤の作用点となるアセト乳酸合成酵素(ALS)の遺伝子が変異して、ALSのドメインAのプロリンが別のアミノ酸に置換されており、これによりALS...
転換畑使用敷わら(稲わら)と本田初発由来のいもち病菌の類似性
要約 転換畑(スイカ栽培)で稲わらを敷わらとして利用している場合、敷わら作業が完了したほぼ1ヶ月後でもいもち病菌の胞子を形成する稲わらが見つかる。敷わら上のいもち病菌と遺伝子型が同一で、敷わらより飛散...