チャトゲコナジラミの天敵寄生蜂シルベストリコバチの累代飼育法と生態特性
要約 侵入害虫チャトゲコナジラミの天敵寄生蜂シルベストリコバチは、カンキツ実生に寄生させたミカントゲコナジラミを餌に累代飼育ができる。我が国に生息するシルベストリコバチに生態特性(雌雄の羽化パターン)...
少数の祖先品種から交雑を繰り返すことで多様なカンキツ品種が発生した
要約 国内外の多様なカンキツ在来品種の遺伝解析から67品種で親品種と交雑組合せが示され、在来品種の多くはキシュウミカンやユズ、ダイダイ、コウジ、タ...
要約 カンキツ属品種の多くは果肉と果皮のカロテノイド集積特性が類似しており、ミカン区に属する多くの品種で果肉と果皮のβ-クリプトキサンチン含有量が高い。また、一部のダイダイ区とミカン区の品種で果肉...
要約 ユズに発生するカンキツ幹腐病の主要感染時期は、6~7月である。防除薬剤は発芽前は銅水和剤、 石灰硫黄合剤、生育期は有機銅水和剤、マンゼブ水和剤が高い防除効果がある。5月下旬、6月下旬、 7月中旬...
カラタチを台木にしたカンキツ樹の主幹基部体積含水率は他の台木より高い
要約 普通系カラタチを台木にしたカンキツ樹の主幹基部の体積含水率は、シイクワシャーやユズ、「ヒリュウ」を台木にした樹より高い。 背景・ねらい 一般に台木に穂木を接いだ苗を植える果樹では、台木と穂木の間...
要約 カンキツ果実に含まれる主要な機能性成分である17種類のフラボノイド類についてカンキツ果実45種のアルベド、フラベド、じょうのう膜、および果肉における組成データを提供する。 キーワード カンキツ、フラ...
エリオジクチオール及びその配糖体のアラキドン酸代謝系リポキシゲナーゼ阻害効果
要約 エリオジクチオールに加えて、カンキツ果実に含まれるエリオシトリン、ネオエリオシトリン等のエリオジクチオール配糖体は、アレルギーや動脈硬化に関与する血小板12-リポキシゲナーゼ及び白血球5-リポキシ...
カンキツせん定枝やシイタケ廃菌床を利用したユズ搾りかすの堆肥化法
要約 堆肥舎内で腐熟途中のカンキツせん定枝堆積物やシイタケ廃菌床にユズ搾りかすを 1/2重量比混合し5~6か月堆積することにより、ユズ搾りかすの堆肥化が可能である。 キーワード ユズ搾りかす、カンキツせん...
園内に敷設した裁断枝の大きさがカンキツ黒点病菌の発生に及ぼす影響
要約 剪定枝の裁断程度を変えてウンシュウミカン園に敷設すると、粗く裁断するほど黒点病の伝染源となる危険性が高い。その危険性を下げるためには、30mm以下の長さに細かく裁断する必要がある。 キーワード ウン...
要約 牛ふんとおがくずの混合物にユズ絞り滓を牛ふんと同量~半量(w/w)混合することにより、堆肥化過程におけるアンモニアの急激な発生が抑えられる。製造されるユズ滓牛ふんおがくず堆肥は牛ふんおがくず堆肥...
要約 ユズ果皮の水溶性中性画分にはアブシジン酸のb-D-グルコピラノシルエステルが含まれ、メヒシバ、ノゲシ、シロザなどの雑草やレタス、トマト、セルリー、ズッキーニなど多種植物の発芽や生長を阻害する。 キ...
要約 カラタチの系統である「クライダー」、「USDA」台の「青島温州」は「ヒリュウ」、「大葉」台よりも強樹勢となり、10月の個葉の光合成能は高い。同様にシイクワシャー台の「天草」や「せとか」は「ヒリュウ」...
要約 「ありあけ」タンゴールへのカンキツ類を用いた中間台利用(二重接ぎ)は幼木時からの果実品質を向上させる。 背景・ねらい
「ありあけ」タンゴールは年内に出荷が可能なネーブルオレンジ様のみかんと...
要約 カンキツトリステザウイルス(CTV)に対する弱毒ウイルスを2株選抜した。この2株は、CTVに感受性の高いユズや2種の栽培品種において、生育阻害や病徴発現が認められず、幼苗割り接ぎ法による強制接種試験で...
ユズに発生したLachnum abnormeによる幹腐病 徳島果試
要約 徳島県の山間部でユズの枝幹部がすり鉢状にくぼみ、木質部まで腐り込む凹陥性幹腐症が発生した。病原菌はLachnum abnorme (Mot.)Haines&Dumontである。病名を「ユズ幹腐病(みきぐされびょう)」と命名...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス (CTV)弱毒系統の収集
要約 タイ国ではカンキツトリステザウイルス( CTV)の検定植物であるライムが経済栽培され、自然の高温により弱毒化されていると推測されたので、各地のカンキツ園のライムの新葉の病徴がvein clearing 及び軽微...
香酸カンキツ‘長門ユズキチ’の生育調節剤利用による無核果生産技術
要約 長門ユズキチ’の無核果安定生産をするためには、ネットハウス栽培で不完全自家不和合性を利用して無核とし、さらに着果率を高めるためにジベレリン50ppmを開花期から落弁期の間に1回散布する。 背景・ねら...
要約 「大三島」ネーブルオレンジとユズの間で育成された種間細胞融合雑種で四倍体の品種である。果皮が厚く,柔らかなユズ香の,柔軟多汁な香酸カンキツである。花粉稔性を有するため,育種素材として使用できる...