1-Methylcyclopropeneによるキュウリの生産調整法
要約 エチレンの作用阻害剤1-Methylcyclopropene(1-MCP)はキュウリの雌花率を下げる効果があり、着果調整に活用できる。1-MCPの処理濃度と雄花が発生する日を予測するモデルを活用し、計画的にキュウリ果実の生産...
要約 シャキシャキ・パリパリといった擬音語で表現されるキュウリの食感"クリスプネス"には複数のQTLが関与する。そのうち、第3染色体上には、栽培年次や交配組み合わせが異なる3集団に共通してクリス...
食感・形状の定量的評価法を用いた多様なキュウリの果実品質の特徴付け
要約 キュウリ果実の食感をクリスプネスインデックスやフラクタル次元解析、形状を楕円フーリエ法・主成分分析によって定量的に評価することで、世界の多...
要約 2012年12月31日で全廃となった土壌くん蒸用臭化メチル剤の代替技術として開発した国内8地域4品目対象の産地適合型マニュアルによる栽培は、同剤使用時の慣行栽培に対し何れも90%以上の収量を確保することが...
要約 市販されているウリ科用野菜接ぎ木装置の空気圧、穂木ハンドおよび運転モードの簡易な変更で、ナス科であるトマトの接ぎ木を、手作業と同等の接ぎ木成功率、活着率で行うことができ、接ぎ木装置の利用効率が...
ウリ類退緑黄化ウイルスのゲノム構造解析と近縁ウイルスとの類縁性
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスのゲノムは2分節RNAであり、全長8,607塩基のRNA1と全長8,041塩基のRNA2からなる。本ウイルスは、Bean yellow disorder virus、Lettuce chlorosis virusおよびCucurb...
要約 チョウジ(Syzygium aromaticum)の50%エタノール抽出液は供試したイネ・野菜類の10種全ての植物病原糸状菌に高い抗菌活性を示す。また、植物病原細菌ではイネ褐条病菌に抗菌活性を示す。抗菌活性はエタノール...
DAS-ELISA法によるウリ類退緑黄化ウイルスの簡易血清診断法
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスに対する抗血清を用いて新規に開発したDAS-ELISA検定試薬は、メロン、キュウリ、スイカの各種罹病葉を的確に診断できる。 キーワード CCYV、クリニウイルス、DAS-ELISA、高感度検出、...
ウリ類退緑黄化ウイルスによるメロンおよびキュウリ退緑黄化病(新称)
要約 メロンおよびキュウリで発生する黄化症は、タバココナジラミバイオタイプQおよびBが媒介するウリ類退緑黄化ウイルスの感染で発病するメロンまたはキュウリ退緑黄化病である。 キーワード ウリ類退緑黄化ウイ...
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスの感染が疑われるメロンおよびきゅうりからRNAを抽出し、特異的プライマーを用いたRT-PCRにより感染を診断することができる。 キーワード ウリ類退緑緑黄化ウイルス、RT-PCR、迅速診...
新たに見いだしたスイカ緑斑モザイクウイルス抵抗性マクワウリ「Chang Bougi」
要約 マクワウリ「Chang Bougi」は、スイカ緑斑モザイクウイルスのSH株(CGMMV-SH)に対し、発病遅延型抵抗性を有する。 キーワード メロン、スイカ緑斑モザイクウイルス、CGMMV、抵抗性、遺伝資源 背景・ねら...
要約 キュウリのつる下ろし栽培におけるつる誘引器具を開発した。開発した誘引器具を用いることにより、片手での操作が可能となり、誘引作業時間を慣行方式より約25%削減できる。また、操作は簡単で作業の習熟は...
要約 培地バッグは固形培地を遮根透水シートで包んだもので、その外側に苗を植え付ける。養水分の保持および作物への供給等の機能は、養液栽培における固形培地と同等で、くり返し利用できるので、栽培終了後の棄...
要約 イムノアッセイが適用可能な作物・農薬の組み合わせを11件確認した。これらの組み合わせでは、残留基準値に対し1/20~1/1000のレベルでの定量が可能である。なお、TPN・りんごの組み合わせでは、精度を高...
花きに新発生したクリバネアザミウマおよびトラフアザミウマの防除薬剤
要約 クリバネアザミウマとトラフアザミウマは、花き類(草本植物)・観葉植物のアザミウマ類に対して登録のあるアセフェート水和剤かアセフェート粒剤で防除できる。 キーワード クリバネアザミウマ、トラフアザ...
Fusarium oxysporum用の3系統9種の選択培地
要約 Fusarium oxysporum用のFo-G系培地、同菌野生型菌株用のFo-W系培地と硝酸塩代謝能欠損菌(nit)株用のFo-N系培地各々3種を開発した。これらの培地は、通常の土壌、土壌消毒後の土壌、野生型菌株と硝酸塩代謝能...
要約 浮羽郡内のカキ「伊豆」に発生したウイルス病類似症状のうち、新梢の炭疽病様症状及び冬枝基部の粗皮症状は、接ぎ木伝染性の病害である。粗皮症状は、接ぎ木接種により栽培品種である「西村早生」以外の「伊...
要約 パスツーリア菌生息圃場を土壌病害虫防除のために太陽熱処理した後も、サツマイモネコブセンチュウ2期幼虫に対する胞子付着率は高い水準を維持する。太陽熱処理はパスツーリア菌胞子の生存に及ぼす影響が非...
要約 穂木形成器具によるきゅうりの接ぎ木において、割り接ぎは慣行の呼び接ぎの約2倍の作業能率が得られる。また、割り接ぎ苗は夏期の高温時においてもほぼ100%が活着し、慣行の呼び接ぎ苗と同等の生育・収量...
背景・ねらい ウリ科野菜用の接ぎ木装置としては、台木及び穂木の供給と接ぎ木苗の育苗トレイ等への植え付けを人力で行う半自動の装置が既に市販化されているが、農業従事者の減少及び高齢化が深刻な地域において...