要約 基盤整備での土壌改良において、リン酸補給資材として使用されている熔リンの代替として鶏ふん炭を利用することにより、土壌の中和やリン酸補給と同時に、土壌への微量要素の補給や炭素貯留が可能となる。 ...
飼料用米を活用した鶏肉の低コスト生産および鶏卵の高付加価値化
要約 養鶏における飼料用米の利用により、肉用鶏の低コスト生産が可能となり、特色ある鶏卵を生産することで高付加価値化が可能となる。生産される鶏卵に対する消費者の購入意識も高く、販売価格の増加による生産...
東北地域における子実用トウモロコシの生産と子実サイレージ調製に係る費用
要約 子実用トウモロコシ生産に係る作業時間は2.58時間/10aで、費用は約6.4万円/10a、約76円/現物1kg当である。フレコンラップ法によるトウモロコシ子実サイレージ調製に係る費用は、100ロール調製で18.1円/現物1...
Culicoides属ヌカカ幼虫の分子生物学的手法による種同定
要約 家畜のアルボウイルスを媒介するCulicoides属ヌカカの幼虫から抽出したDNAより、ミトコンドリア遺伝子の一部配列をPCRによって増幅、ダイレクトシーケンス法で決定することで、Culicoides...
サブサハラアフリカの水田土壌肥沃度向上に資する在来有機物資源
要約 サブサハラアフリカの稲作において、在来有機物資源を活用した土壌肥沃度改良技術を提案するため、ガーナ国を対象としてまずこれらの賦存量を明らかにする。ガーナにおける農業活動由来の在来有機資源の賦存...
窒素肥効量14kg/10a施用による飼料イネ品種クサノホシの多収・低コスト栽培
要約
牛ふん堆肥と発酵鶏ふんペレットを用い、窒素肥効量を14kg/10aとした飼料イネ品種クサノホシの栽培は、乾物収量が化学肥料と同等以上の1.3~1.4t/10aを達成でき、倒伏を回避できる。...
土壌施肥管理システムによる「ヒノヒカリ」への有機質肥料施用技術
要約 土壌施肥管理システムを用いた施肥設計を行うことで、有機質肥料を活用した水稲「ヒノヒカリ」の無化学肥料栽培あるいは減化学肥料栽培においても、食味を損なうことなく、慣行と同等、あるいは同等以上の収...
要約 飼料米はトウモロコシに100%代替できる。飼料米の配合率を60%まで増加すると、卵黄色はカラーチャートで配合率10%当たり0.4 ずつ低下するものの、全卵中脂肪酸含量のn-6/n-3 比が低下し、鶏卵生産量、その他...
窒素肥効率に基づく家畜ふん堆肥の飼料畑利用下での亜酸化窒素排出係数
要約 窒素肥効率を勘案した飼料作物の全量家畜ふん堆肥栽培および化学肥料との併用栽培における亜酸化窒素の年間排出係数は、0.15~0.32%で、IPCCデフォルト値(1.25%)を超えることがなく、化学肥料栽培における...
中山間地黄色土での家畜ふん堆肥を活用した水稲の減化学肥料栽培
要約 中山間地黄色土水田での水稲「ヒノヒカリ」栽培において、基肥に家畜ふん堆肥を1t/10a施用し、施肥は化学肥料による穂肥のみとすることで、慣行の分施体系と遜色ない収量が得られ、化学肥料による窒素施肥量...
要約 早期水稲「コシヒカリ」において、総窒素施用量の60%程度を鶏ふんたい肥、残りの40%程度を緩効性肥料を基肥で施用すると、初年目から化学肥料単用以上の収量を確保でき、玄米タンパク質有率は化学肥料単用と...
要約 堆肥連用水田土壌中全窒素集積量は、内田の式による予測値にほぼ適合する。この予測値から求められる窒素放出予測量は、連用年数の経過に伴い増大し、水稲の施肥窒素削減栽培試験で求めた最大削減可能量とも...
堆肥連用水田土壌の窒素安定同位体自然存在比の30年にわたる推移
要約 堆肥の窒素の安定同位体自然存在比(δ15N値)はその材料、腐熟度を反映する。水田土壌のδ15N値は堆肥無施用を続けると低下し、稲わら堆肥連用でほぼ一定に推移、家畜ふん堆肥連用で上昇する。 背景・ねらい
要約 アイガモ農法で利用するアイガモに対して、ニューカッスル病ワクチンの効果を水田放飼が終了する時期まで持続させるためには、ヒナがふ化してから28日までに4回点鼻接種することが必要である。 キーワード ...
水田・畜産業が混在する大規模野菜地帯における河川の窒素動態解析
要約 農耕地に畜産業が混在する地域を流れる河川の窒素動態は、畜産からの窒素排出負荷量を考慮する必要がある。また、河川への窒素流出には水田の占める割合が大きく関与し、畑地からの流出水(地下浸透水)が水...
要約 発酵鶏ふんと牛ふん堆肥を組み合わせて基肥とする場合には、これらの堆肥を用いたインキュベ-トに基づき発酵鶏ふんで調整するとよい。 キーワード 堆肥組み合わせ、インキュベート 背景・ねらい 近年、環境...
要約 これは水稲等の液肥に利用できる。また、粉状堆肥と混合して顆粒状とする成型加工により、広域流通できる。 キーワード 堆肥化、臭気対策、硫酸スクラバー装置、脱臭廃液、液肥、水稲、成型化 背景・ねらい ...
要約 鶏ふんを水稲に基肥として400kg/10a程度湛水開始1週間前から湛水開始直前までに施用することで、化学肥料の基肥窒素5kg/10aとほぼ同等の効果がある。また、玄米中タンパク質濃度には影響を与えない。さらに...
寒冷地水田における稲わら腐熟促進肥料としての家畜ふん堆肥施用法
要約 家畜ふん堆肥を稲わら施用水田へ秋施用することにより、稲わら腐熟促進肥料として活用できる。秋施用した窒素の穂揃期の水稲による利用率は運用しても5%未満と低く、約40%は作土に保持される。寒冷地水田...
要約 鶏ふん堆肥(採卵鶏、副資材なし)の窒素無機化量は、短期的には乾物あたり窒素含量と相関が高く、遅効的(地温30℃、4~20週に相当)画分は鶏ふん堆肥の窒素含量に関わらずほぼ一定である。このことから、鶏...