食肉で'氷点下の未凍結貯蔵'を行うための温度設定値の下限は-1.0°Cを推奨する
要約 ウシ45頭、ブタ10頭、ニワトリ12羽を用いて、骨格筋の凝固点を調べたところ、家畜種別の平均値はウシが-1.12°C、ブタが-1.15°C、ニワトリが-1.12°Cである。従って、氷点下の未凍結貯蔵をこれらの食肉に適用...
暑熱下での飼料用玄米給与によるブロイラー肥育前期の成長改善効果と免疫反応への影響
要約 暑熱環境下において、玄米配合飼料の給与によりブロイラーの成長改善効果および免疫反応への影響が認められ、玄米は暑熱環境下においてもブロイラーの飼料原料として有用である。 キーワード ブロイラー、暑...
家畜ふん堆肥等の有機質資材中のAD可溶有機態窒素含量の特徴およびC/N比との関係
要約 有機質資材中のAD可溶有機態窒素(ADSON)含量は、植物油かすや魚かすで高く、牛ふん堆肥で低い。植物質の有機質資材では、C/N比が小さいほどADSON含量は大きい。鶏ふん堆肥の一部やカニガラなど、C/N比が小さ...
遺伝子選抜による増体性の改良効果はコマーシャル地鶏でも発揮される
要約 秋田県の「比内地鶏」、岐阜県の「奥美濃古地鶏」、熊本県の「天草大王」、宮崎県の「みやざき地頭鶏」の生産の基になっている種鶏を、コレシストキニンA受容体遺伝子の特定の遺伝子型で選抜すると、コマー...
ニワトリ由来膜結合型幹細胞因子を用いた効率的なニワトリ始原生殖細胞培養法
要約 ニワトリ始原生殖細胞は、線維芽細胞増殖因子(FGF2)を含有する培地を用い、ニワトリ由来膜結合型幹細胞因子(chSCF2)を発現するフィーダー細胞上で培養することによって増殖が5倍以上促進される。 キーワード...
要約 モチリン受容体遺伝子の5'発現調節領域に存在するマイクロサテライトDNA多型は、比内鶏雌の発育性に関連し、比内鶏の発育性の育種改良に応用できる。 キーワード 家畜生産・家畜育種 背景・ねらい 地鶏の発...
始原生殖細胞と生体の同時保存によるニワトリ遺伝資源の効率的保存システム
要約 ニワトリ遺伝資源の保存において、ニワトリ胚の採取血液より分離した始原生殖細胞を凍結保存するとともに、採血後の胚の孵卵を継続し、孵化させることによって生体としても維持することにより受精卵を最大限...
要約 卵殻質改良に有効な遺伝子としてオボカリキシン32遺伝子を見出した。同遺伝子の特定のハプロタイプには、卵殻質の改善と卵を大きくする効果がある。 キーワード ニワトリ、白色レグホーン、卵殻質、オボカリ...
窒素肥効量14kg/10a施用による飼料イネ品種クサノホシの多収・低コスト栽培
要約
牛ふん堆肥と発酵鶏ふんペレットを用い、窒素肥効量を14kg/10aとした飼料イネ品種クサノホシの栽培は、乾物収量が化学肥料と同等以上の1.3~1.4t/10aを達成でき、倒伏を回避できる。...
要約 産卵後期(53週齢)の卵用名古屋種で、夏季にふすま主体換羽飼料を用いた制限給餌(30g/羽・日、21日間)の誘導換羽処理により、絶食(体重25%減)と同等の産卵成績及び卵質成績の改善効果を得ることができ...
有機質資材の層状施用とプール育苗の組合せによる有機水稲育苗技術
要約 水稲有機栽培における育苗では、pHの高い有機質資材は育苗箱の底面に層状に施用することにより床土のpHが上昇せず、プール育苗で管理することにより生育ムラの少ない苗が生産できる。 キーワード 水稲、有機...
要約 凍結保存したニワトリ始原生殖細胞(PGC)を同性の他系統ニワトリ胚に移植して作出したキメラニワトリ同士の交配によって個体の再生を行うことができる。 キーワード 始原生殖細胞、凍結、再生、ニワトリ、...
みかん果皮給与によるβ−クリプトキサンチンを多く含む鶏卵の生産
要約 産卵鶏にペクチナーゼを加えた温州みかん果皮乾燥粉末を飼料の5%を代替して給与することにより、卵黄中にβ-クリプトキサンチンを5倍(約20μg/鶏卵)含む鶏卵を生産でき、飼料要求率が約9%改善される。...
要約 自然交配法による受精率は四季を通じ変化するが、同居比率を2:3に群規模を15羽(6:9)に設定し、成鶏雄に対し、育成期(大雛期)の雌の種鶏を添わせることで飛躍的に向上し、雄は2.5年まで利用可...
要約 当県原産の「蜀鶏」を活用した三元交雑鶏の中から肉質(うま味成分、歯ごたえ等)を指標に選定しており、「蜀鶏」と「名古屋種」交雑種雄と「横斑プリマスロック」雌を交配した(特定JASの定義する)在来種1...
要約 発酵鶏ふんと牛ふん堆肥を組み合わせて基肥とする場合には、これらの堆肥を用いたインキュベ-トに基づき発酵鶏ふんで調整するとよい。 キーワード 堆肥組み合わせ、インキュベート 背景・ねらい 近年、環境...
要約 牛ふんおよび鶏ふんを原料とした家畜ふんペレット堆肥だけの施用で栽培した有色甘しょ「アヤムラサキ」および「ベニハヤト」は,化学肥料単用栽培とほぼ同等の上イモ収量を確保できる。また,イモの形状,ア...
要約 これは水稲等の液肥に利用できる。また、粉状堆肥と混合して顆粒状とする成型加工により、広域流通できる。 キーワード 堆肥化、臭気対策、硫酸スクラバー装置、脱臭廃液、液肥、水稲、成型化 背景・ねらい ...
要約 アレルゲン性はラット血清中IgE抗体の測定により評価する。鶏卵アレルゲンであるオボムコイドとオボアルブミンにおいて品種間差が認められる。 キーワード 鶏卵・免疫賦活・アレルゲン・品種間差 背景・ねら...
要約 肉用鶏のムネ肉中イノシン酸量を鶏種間で比較評価する場合は、鶏種間の差が拡大すると殺後12~24時間に測定することが望ましい。また、イノシン酸量は週齢の経過によって増加し、品種間でも差がある。 キー...