タイヌビエの抑草を目的とした飼料用稲湛水直播栽培の播種方式と目標苗立ち数
要約 東北地域の湛水直播栽培においてタイヌビエの残草量を減少させるためには、散播方式を採用し、飼料用稲の目標苗立ち数を210本/m2程度とし、播種後の完全除草期間を3日間程度に設定すると良い。 キーワード ...
要約 東北地域の飼料用稲栽培において、圃場生産物の減収、生産物水分の上昇による発酵品質の低下およびタイヌビエの埋土種子量の増加を防止する許容残草量は、8月下旬の収穫では乾物重で151g/m2、9月中旬の収...
飼料用米など非主食用向け水稲多収新品種「岩南29 号」の育成
要約 「岩南29 号」は、熟期が「ひとめぼれ」並の“晩生の中”に属する飼料用米など非主食用として利用できる多収品種である。耐倒伏性は“強”、障害型耐冷性は“強”、いもち病圃場抵抗性は葉いもち、穂いもちとも“や...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
アントシアニン高含有トウモロコシサイレージの発酵品質とアントシアニンの安定性
要約 アントシアニン高含有トウモロコシ系統は通常型品種と同様にpHが低い良質なサイレージが調製できる。また、長期間貯蔵しても、品質の変化は小さい。トウモロコシのアントシアニン含量はサイレージ貯蔵中に減...
マグホワイトと石灰窒素の併用による飼料イネのカドミウム吸収抑制効果
要約 カドミウム汚染土壌にマグネシア系土壌硬化剤「マグホワイト」と石灰窒素を混合して、飼料用稲を湛水表面散播し慣行栽培すると、玄米、籾殻、わらのカドミウム吸収が抑制され、地上部の生育も対照区と同等...
ワラビー萎縮症発生地域における飼料用夏播きトウモロコシの播種適期
要約 飼料用夏播きトウモロコシのワラビー萎縮症は、植物が若い時期に加害を受けるほど激しく発症する。減収を防ぐためには、感受性品種では播種適期のなるべく早い時期に、抵抗性品種でも8月第1半旬までに播種す...
耕うん同時畝立て播種機を利用した飼料用トウモロコシの湿害軽減技術
要約 飼料用トウモロコシは、生育期間中の地下水位が-40cm以上になる日数割合が増加すると収量が低下する。耕うん同時畝立て播種機で畝立て栽培を行うと、土壌水分が低下し、収量が増加する。湿害を受けて低収量...
要約 飼料イネ品種「モーれつ」は塩濃度の高い土壌(EC値983μS/cm)で栽培しても、他の九州での主要な飼料イネ品種と比較して初期生育が抑制される程度が少ない。 キーワード 飼料イネ、耐塩性、塩害 背景・ねら...
強稈・極多収の稲発酵粗飼料用・飼料米兼用水稲新品種「モグモグあおば」
要約 「モグモグあおば」は暖地では中生の晩に属する粳種である。地上部乾物重が多く、強稈で耐倒伏性が強いため稲発酵粗飼料用品種として暖地平坦部で利用できる。また、粗玄米重も多いため、飼料米用としても利...
エリアンサスは乾物生産性が高くセルロ-ス系資源作物として有望である
要約 エリアンサスは、年間乾物収量5トン/10ア-ル程度の高い乾物生産性を示し、永続的に生産性を維持し、構成成分の灰分割合は6.5パ-セント少ないのでセルロ-ス系資源作物として有望である。機械収穫には既存...
早生で幅広い作期に適する暖地向き稲発酵粗飼料用水稲新品種「まきみずほ」
要約 水稲新品種「まきみずほ」は暖地で早生の晩に属する粳種である。稲発酵粗飼料用として全重が多く強稈であり、普通期栽培では暖地の主食用基幹品種「ヒノヒカリ」より早く収穫でき、晩植栽培でも地上部乾物収...
要約 飼料用稲栽培は専用品種の湛水直播栽培とそれに適した施肥などの技術導入により、主食用品種の移植栽培より収量増加が可能である。また、収量増加に伴う経費負担を上回る収益向上が見込める。 キーワード 飼...
イタリアンライグラスと大豆を組み合わせた高蛋白質粗飼料の無農薬栽培体系
要約 秋播き性のイタリアンライグラスを春播きし、収穫後の再生草をリビングマルチとして大豆を栽培すれば、農薬なしで粗蛋白質含量13~20%の飼料が乾物で約1000kg/10a得られる。本体系の雑草抑制力は強く、無...
要約 黒毛和種の育成期において輸入濃厚飼料の25%をコーンサイレージ及び圧ぺんモミで代替できる。 キーワード 圧ぺんモミ、コーンサイレージ、国産飼料、飼料自給率 背景・ねらい 飼料中の穀類はほぼ輸入に頼っ...
長野県における稲発酵粗飼料用イネの安定生産のための収穫期拡大技術
要約 長野県の高標高地では「ふくおこし」と「クサホナミ」の連続収穫体系、平坦地では「ふくおこし」後の「クサホナミ」の収穫体系とする作付体系が適する。「ふくおこし」の収穫開始適期判断には、帯緑色籾歩合...
要約 「飼料用稲「クサノホシ」を、苗立数50本/m2を超えないことを目標に、播種量2.0~2.4 kg/10aの条件で4月下旬に乾田条播直播すると、倒伏させずに移植栽培と同等以上の収量を安定して得ることができる。 キ...
要約 水稲新品種「北陸193号」は寒冷地南部での出穂期が晩生の晩に属する粳種である。玄米収量が多く、バイオエタノール用、飼料用等の新規需要米としての利用が期待できる。 キーワード イネ、バイオエタノール...
豆腐粕・野菜屑・廃シラップ等を利用した乳酸菌(L.plantarum)の高濃度培養
要約 豆腐粕と野菜屑を培地原料に使用し、廃シラップを糖源として加え、小麦ふすまで水分調整した食品廃棄物由来の固形培地で乳酸菌(L.plantarum)生菌を培地1gあたり10億個以上に増殖させることができる。 キー...
飼料用稲の生産と利用による集落営農連携型耕畜連携営農モデルの策定
要約 集落営農組織が中心となり、自ら飼料用稲を栽培し、他からの受託を含め15ha程度の収穫作業を担う営農モデルである。集落営農推進の政策と現場ニーズに合致し、生産面・経営管理面での優位性も発揮できる。畜...