要約 ‘はくさい中間母本農7号’は、小胞子からの植物体再分化能が高く、しかも再分化個体には高頻度で半数体倍加個体が含まれる。本系統を片親に用いた交雑後代を小胞子培養することにより、短期間に...
要約 地中点滴装置を用いて、窒素施肥量を低減したかん水施肥を行うことにより、ハクサイの結球重量は慣行施肥栽培と同等であるが、心腐れ症を軽減することができる。軽減の程度には品種間差異が認められ、耐性の...
要約 〔要約〕F1抵抗性品種‘うたげ70’、‘隆徳’及び罹病性品種を判別品種に用いることにより、既存のWilliams法およびECD法では判別できなかったハクサイ根こぶ病菌の病原性差異を明らかにできる。 キーワード ...
要約 セル成型苗の重量変化に基づいて自動的に潅水を開始できる、台ばかりを利用した簡便なスイッチを開発した。市販の自走式頭上噴霧装置に取り付けることにより、育苗ベンチ毎に設定の異なる潅水を行ない、良質...
要約 根こぶ病抵抗性や芯腐れ症耐性の異なるはくさい5品種を圃場で栽培し、それらの特性と根の長さ、太さ、分布との間の関連性を調べたが、関連性はなかった。品種の違いよりも土壌硬度などの栽培条件の違いが、...
水田裏作ハクサイでの根こぶ病罹病性品種の菌密度に応じた防除対策
要約 水田裏作のハクサイ根こぶ病対策は、石灰窒素施用を基本に、菌密度が6×103 個/g土以下では育苗用土に炭酸カルシウム9%を添加した苗の利用が、6×104 ~6×105 個/g土は薬剤処理と石灰資材の局所施用をさらに追...
要約 〔要約〕ハクサイおよびキャベツで小胞子(未成熟花粉)からの植物体再生能が高く、半数体倍加(DH)系統の作出が容易な品種をみいだした。これら植物体再生能が高い品種と低い品種との雑種第一代(F1)にお...
要約 畝内条施肥機を用いて,秋冬はくさいの施肥法を全面全層から畝内条施肥へ,速効性肥料を肥効調節型肥料に代えることにより,全量基肥施肥による栽培が可能である。この方法により,窒素の利用率が向上するため,...
枠試験での食菌性トビムシによるアブラナ科野菜の苗立枯れ症抑制効果
要約 苗立枯れ症の原因となる糸状菌Rhizoctonia solani を混和した枠土壌に、食菌性トビムシの一種Folsomia hidakana を導入することにより、ハクサイ、キャベツの苗立枯れ症を抑制することができる。 背景・ねら...
細胞融合による山形セイサイとハクサイの体細胞雑種「山園B1号」の育成
要約 「山園B1号」は山形セイサイとハクサイの細胞融合により作出した体細胞雑種である。本系統は、春まき栽培において、山形セイサイに比べ、晩抽性を示して、多収量であり、形態は山形セイサイに近い中間型を示...
割繊維不織布利用によるハクサイ春まきトンネル栽培の換気作業省力化
要約 割繊維不繊布を被覆資材に用いることにより、トンネルの開閉作業を行わずに5月上旬収穫のハクサイ春まきトンネル栽培が可能となる。 背景・ねらい 宮城県内のハクサイの春まきトンネル栽培では、被覆資材に...
要約 ハクサイ品種T741は、黄芯で品質に優れ、ハクサイ黄化病に対して耐病性を有し、本病の少~中発生条件の圃場では、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ黄化病は、本県のハクサイ安定生産を図...
要約 中緯度地帯に属する我が国で予想される10%程度のオゾン層破壊に伴って生じる紫外線増加が、キャベツ、ハクサイ、ダイコン等アブラナ科露地野菜の生育・収量に及ぼす影響は極めて小さいと考えられる。 背...
要約 レタスでは、黒紙マルチは5月中旬から8月上旬まで、標準紙マルチは6月上旬から8月上旬まで利用できる。はくさいでは、標準紙マルチおよび黒紙マルチが6月上旬から8月上旬まで利用できる。だいこんでは、黒紙...
セルトレイ底面給液によるハクサイ根こぶ病菌密度の簡易生物検定法
要約 ハクサイ根こぶ病菌による汚染土壌の菌密度を推定するため、従来の生物検定法を改善したセルトレイ底面給液法を考案した。この方法は検定場所が少面積となり、管理作業も省力化でき、抵抗性品種簡易選抜や病...
葉ダイコン散播によるアブラナ科野菜根こぶ病菌の休眠胞子密度低減効果
要約 葉ダイコンCR-1を散播し、鋤込むことにより、土壌中のアブラナ科野菜根こぶ病菌休眠胞子密度を無作付の5~30%に減少させることができる。これは葉ダイコンによる根こぶ病菌の根毛感染の誘引が一因である。 ...
要約 ‘つけな中間母本農2号’は安定した晩抽性を示す中間母本であり、低温条件のみでは花芽誘導されにくい。後代系統の栽培実験と遺伝解析を通じて、この抽台性の遺伝子座に連鎖するRAPDマーカーを見いだし...
葉ダイコン散播によるアブラナ科野菜根こぶ病菌の休眠胞子密度低減効果
要約 葉ダイコンCR-1を散播し、鋤込むことにより、土壌中のアブラナ科野菜根こぶ病菌休眠胞子密度を無作付の5~30%に減少させることができる。これは葉ダイコンによる根こぶ病菌の根毛感染の誘引が一因で...
要約 分離細菌をハクサイ種子にコーティングして発芽させ、根こぶ病菌の根毛感染率を1.0%以下に抑える拮抗細菌は、根こぶ形成も抑制する効果が高く、根こぶ形成を待たずに拮抗細菌を選抜できる。 背景・ねらい ...
異科野菜の組み合わせによる土地利用型機械移植栽培における輪作体系の改善
要約 奈良県中山間地域の開発造成畑における、秋どりハクサイを中心とした機械移植体系の組立にあたり、アブラナ科野菜の連作障害軽減のため、夏キャベツにかわり初夏どりレタスを組み合わせた輪作が効果的である...