産業用無人ヘリコプターを利用した水稲湛水土壌中直播栽培の作業体系
要約 湛水土壌中直播栽培における播種、除草剤散布、防除等の作業に産業用無人ヘリプターを利用して省力化を図る。産業用無人ヘリコプターの作業能率は、播種作業で1.3時間/ha、1kg剤散布作業は0.3時間/haである...
要約 近赤外分光法による水稲葉中の簡易窒素定量法を検討した結果、立毛中の水稲生葉の両面にセロハンテープを貼付するテープ処理採葉法によって、安定したスペクトルが得られた。また、同法を用いた推定値と実測...
要約 「上育糯417号」は北海道で中生の早に属し、良質・多収かつ耐冷性を具備した糯種である。本系統を普及することにより「はくちょうもち」の作付け偏重を是正し、中生種地帯における道産糯米の品質向上と安...
要約 遺伝資源の利用と栽培技術の改良により、催芽種子を直接嫌気的な湛水土壌中に播種する技術を創出し、苗立ちを安定化させると同時に倒伏と雑草害を軽減させる技術を熱帯において開発した。 背景・ねらい 熱帯...
要約 高温条件下におけるスーダングラス品種間の耐湿性は、品種「トルーダン」が最も強い。また、夏播栽培は8月以降の圃場の休閑期を利用し、短期間に比較的高い収量が得られる効率的な栽培法である。 背景・ねら...
要約 水稲「関東166号」は、「関東141号」と「コシヒカリ」の交配により育成された、良食味系統である。出穂期はほぼ「日本晴」並の中生の晩に属する。「コシヒカリ」並に良食味で、「日本晴」より多収で縞葉枯...
要約 「東山162号」は白目大粒の良質で、ダイズモザイクウイルス病抵抗性品種である。成熟期は、「ナカセンナリ」並の中晩生種に属する。耐倒伏性に優れ、子実収量は「ナカセンナリ」及び「タマホマレ」を上回...
要約 水稲「関東168号」は「コシヒカリ」のMNU処理突然変異によって育成された、低アミロース系統である。「コシヒカリ」並の早生に属し、アミロース含量・千粒重・収量以外の諸特性は「コシヒカリ」と同一であ...
要約 水稲「関東糯164号」は超多収品種の「タカナリ」の放射線突然変異処理により育成された、インド型の短稈・穂重型の超多収糯系統である。出穂期は「タカナリ」並みで、「日本晴」より早い、中生に属する。一...
要約 水稲「関東糯182号」は、中国の紫黒糯の2次選抜によって育成された、インド型の紫黒糯系統である。「ホシユタカ」並みの晩生に属し、糠層にアントシアン色素が集積して、玄米は黒色を呈する。赤飯、赤餅、...
要約 多肥条件において、半矮性インド型水稲品種「タカナリ」は高温多照の1994年には粗玄米重990g/m2という超多収性を示した。本品種は面積当たり全籾数が多く、さらに登熟期間の乾物増加量が大きいことが超多収...
要約 窒素施用量が増すほど、また施用時期が遅いほど、水稲米粒中のスクロース含有率は低下し、全窒素(タンパク質)含有率は上昇した。しかし、全タンパク質中に占めるプロラミンの割合は窒素栄養条件によって...
要約 ノンパラメトリックDVR法を用いて、宮城県農業センターにおけるササニシキの生育ステージを解析し、幼穂形成期を高い精度で予測可能な直線回帰モデルを作成した。DVR積算の起算日を5葉期に置くことで、植傷...
要約 水稲作10ha経営の作業管理の留意点は、(1)ほ場の団地的確保、(2)距離、団地面積、地力、水利等のほ場条件をふまえた転作地設定と作物・水稲品種作付け、(3)収量の安定確保と作業効率の向上を目標とした稲作...
要約 「ササニシキ」、「ひとめぼれ」の玄米と幼穂形成期から穂揃期までの稲体(葉身、茎稈別)中の窒素濃度を迅速に測定するため、近赤外分光分析計利用による波長検索、重回帰分析を検討した結果、実用可能な精度...
要約 水稲品種「はえぬき」をもちいて、9葉期(7月1日)から10葉期(7月10日)における茎数・葉色の推移をパターン化し、より精度の高い簡易診断法を作成した。 背景・ねらい 水稲品種「はえぬき」の高品質(整粒歩合 ...
要約 水稲湛水土壌中直播栽培の倒伏軽減技術確立のため、「品種」「基肥量」「播種量」「倒伏軽減剤」「中干し」及び「芽干し」の要因について検討した。その結果、倒伏に影響する要因としては、「品種」及び「中...
シンプレックス法を用いた水稲障害不稔歩合推定モデルの平成5年不稔発生へのあてはめ
要約 平成5年の冷害年に得られた水稲の障害不稔のデータを基に、発育指数と低温感受性の関係について検討し、障害不稔推定モデルを作成した。このモデルにより、比較的高い精度で不稔歩合の推定が可能である。 背...
要約 福島県で新たに採用した「まいひめ」、「ふくひびき」の栽培試験でaあたり 100kgを収穫した。この時の両品種の平方メートルあたりの籾数が 4.9万~5.3万粒、登熟歩合が 85%以上であった。 背景・ねらい 福島...
要約 水稲品種「かけはし」について、品質(整粒歩合80%以上・登熟歩合80%以上)・収量の安定化のための生育・栄養診断基準及び栽培法を策定した。 背景・ねらい 水稲品種「かけはし」は岩手県中北部の標高がおよそ...