要約 酒造好適米品種「総の舞」の高品質生産のためには、収穫時期が遅れると精米時の砕米が増加するので、収穫適期は出穂後38日から41日を目安として、帯緑色籾歩合15%前後の時とする。浸漬時の割れ米率を少なく...
タンパク質含有率が低く、精米特性に優れる水稲酒米新品種「越淡麗(こしたんれい)」の育成
要約 「越淡麗」は「五百万石」より出穂、成熟期とも15日程度遅い晩生の酒米品種である。大粒で玄米タンパク質含有率が低く、精米特性に優れ、40%以上の高度な精白に耐える。 キーワード 水稲品種、越淡麗、酒米...
要約 酒米品種の選抜において、酒造適性として重要な吸水性は玄米千粒重、心白発現率、心白率および最高粘度を、消化性はアミロース含有率を調査することによって、選抜初期段階で簡易に評価できる。 キーワード ...
要約 岩手県水稲奨励・準奨励品種(H15年度現在)について、DNAマーカーを利用した混入米のDNA鑑定技術を確立した。 キーワード 混入米、DNA鑑定、DNAマーカー 背景・ねらい 近年、食を巡る消費者の安全・安心に対...
要約 水稲「むさしの酒6号」は、外観品質が良く、酒造適性に優れ、普通植栽培で多収の酒造好適米である。 キーワード イネ、酒造好適米、むさしの酒6号
背景・ねらい 本県の清酒製造量は全国でも有数であるが...
心白発現の良好な酒造好適米水稲新品種候補「山形酒86号」の育成
要約 「山形酒86号」は熟期が中生の晩、障害型耐冷性が“極強”、心白発現が安定して良好な酒造好適米である。「出羽燦々」に比較し、収量性はやや低いものの玄米品質は明らかに優り、醸造特性は並である。 キーワ...
丸亀扇状地型平野における浅層地下水の灌漑水としての反復利用の実態
要約 「吟の夢」では速効性の高度化成肥料を用いた基肥、穂肥体系とし、基肥は窒素成分(/10a)で5kg、穂肥は3kg施用する。これより、m2当たり籾数が24,000粒以下に制御され、玄米千粒重が24g以上でタンパク質含有...
要約 長稈の酒造好適米品種「祝」において、打ち込み式代かき同時土中点播栽培技術を導入する場合は、点播間隔を広くすることにより移植栽培並みの耐倒伏性が得られる。 キーワード イネ、祝、長稈品種、湛水直播...
要約 造好適米早生品種「風鳴子」は4月中旬に移植を行う。施肥法は、基肥、穂肥施肥体系とし、10a当たり窒素施用量として基肥は6kg、穂肥は3kgとする。穂肥施用時期は、出穂約20日前とする。 キーワード イネ、...
要約 酒造好適米「ひたち錦」の高品質生産のためには、基肥窒素量はコシヒカリの3割減とする。移植後60日目の草丈が63cm以下である場合には、出穂前20日に窒素成分で0.2kg/a追肥し、63cmを超える場合には追肥は...
要約 酒造用好適米「ちくし酒57号」は、成熟期が「山田錦」より2日~3日程度早い“中生の中”である。「山田錦」と比較して、耐倒伏性は優れ、葉いもち圃場抵抗性は“やや強”とやや優れる。収量性、玄米品質は同程度...
要約 酒造用一般米(かけ米)「ちくし58号」は、成熟期が「ヒノヒカリ」より2日~3日程度早い“中生の早”である。耐倒伏性は“強”である。「レイホウ」と比較して、収量性は優れ、玄米品質はやや優れる。千粒重はや...
要約 水稲「佐賀27号」は熟期が「レイホウ」より1日程度早い“晩生の早”である。穂数は少ない中間型で、短稈で耐倒伏性に優れ、草姿、熟色とも良い。食味は「ヒノヒカリ」より優れる。収量性は「ヒノヒカリ」より...
要約 酒造好適米品種「総の舞」の栽培において、心白発現率が高く、粗タンパク含有率が低い高品質米を生産するには千粒重を25.5~26.0gとすることが必要で、平方メートル当たり籾数は25,000~28,000粒が適正であ...
要約 「むらさきの舞」のアントシアニン色素の主成分はcyanidin-3-glucosideであり、60%程度のエタノールでよく抽出される。5℃以下であれば6か月以上の保存が可能である。 キーワード 紫黒米、アントシアニン...
要約 高知県の早期栽培向き酒造好適米品種「風鳴子」を育成し、奨励品種に採用された。「風鳴子」は「一本〆」とほぼ同熟期で大粒、いもち病に強い。収量は同程度で、外観品質は良く、酒造適性及び醸造した酒の特...
要約 水稲「秋田酒こまち」は中生の酒造好適米品種である。本品種は栽培特性が優れると同時に、高品質で醸造特性も優れており、吟醸酒用原料米として、秋田県で奨励品種に採用を予定している。 キーワード 秋田酒...
要約 幼穂形成期の生育量に応じた穂肥施用による適正籾数(24千粒/m 2)への誘導と、晩植による高温登熟回避によって、「五百万石」の高品質生産が可能となる。 キーワード 早生酒米、五百万石、適正籾数、高温登...
要約 酒米のとう精過程で生じるぬかはデンプン粒が損傷しており、加工利用が難しい。このぬかの有効利活用として、中ぬかは食感が良好で消費者に好評なクッキーへの利用が可能である。 キーワード 酒米、ぬか、中...
酒造好適米用水稲新品種「総の舞」の育成と奨励品種採用(予定)
要約 酒造好適米用品種「総の舞」は、早期栽培での熟期が中生で、耐倒伏性、いもち病抵抗性及び耐冷性が強い。玄米千粒重は26gで粒厚が厚く、多収である。心白発現率は70~90%で、心白はやや小さく、酒造適性に...